歯科用語集
2025年10月28日

特異度

「特異度」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

特異度とは、診断テストにおいて、真の陰性を正しく判定する能力を示す指標である。具体的には、特異度は「真陰性数」を「真陰性数」と「偽陽性数」の合計で割った値で表される。特異度が高いほど、病気でない人を正確に識別できることを意味する。語源は、英語の「specificity」に由来し、特定の条件下での反応性を示すことから名付けられた。特異度は、特に感染症や腫瘍の診断において重要な指標として用いられる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床現場において特異度は、診断テストの有用性を評価する際の重要な判断基準となる。特異度が高いテストは、偽陽性のリスクを低減し、患者に不必要な治療や心理的負担をかけることを防ぐ。特に、歯科においては、特異度の高い検査が必要な場合が多く、例えば、口腔内の病変の診断において、特異度が高い検査を選択することで、正確な診断が可能となる。したがって、特異度は診断精度を高めるための重要な要素である。

関連用語・類義語との違い

特異度に関連する用語としては、感度が挙げられる。感度は、真の陽性を正しく判定する能力を示す指標であり、特異度と対になる概念である。特異度が高いテストは、感度が低い場合があるため、両者のバランスを考慮することが重要である。また、特異度は、陽性予測値や陰性予測値とも関連しており、これらの指標を総合的に評価することで、診断の信頼性を向上させることができる。

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