歯科用語集
2025年10月28日

くさび状欠損

「くさび状欠損」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

くさび状欠損とは、歯のエナメル質や象牙質が、くさびの形状をした欠損として現れる状態を指す。この欠損は主に歯の頸部に見られ、特に下顎の前歯に多く発生する。語源は、形状がくさびに似ていることから名付けられた。分類としては、外因性要因(例えば、ブラッシング圧の過剰や酸性飲食物の摂取)によるものと、内因性要因(例えば、歯の発育異常)に分けられる。くさび状欠損は、歯の機能や審美性に影響を与えるため、早期の診断と適切な治療が求められる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において、くさび状欠損は歯科医師が注意深く観察すべき病態である。判断基準としては、欠損の大きさ、進行度、患者の症状(痛みや知覚過敏の有無)などが挙げられる。特に、欠損が進行すると、歯の強度が低下し、最終的には歯の喪失につながる可能性があるため、早期の介入が重要である。治療方法としては、コンポジットレジンやセラミックによる修復が一般的であり、保険点数も設定されているため、適切な保険請求が可能である。

関連用語・類義語との違い

くさび状欠損に関連する用語としては、エナメル質欠損や象牙質欠損がある。これらは、くさび状欠損とは異なり、欠損の形状や発生部位が異なる。エナメル質欠損は、主にエナメル質の表面に見られる欠損であり、外的要因によるものが多い。一方、象牙質欠損は、エナメル質を越えて象牙質にまで及ぶ欠損を指し、より深刻な状態である。くさび状欠損は、特に頸部に特有の形状を持つため、他の欠損形態との鑑別が重要である。

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冷蔵庫から出したばかりのボンドを、そのまま歯面に塗っていないだろうか。1Dの「25分間」ミニセミナー「コンポジットレジン修復を完全攻略するために必要な知識」で、講師がスライドに映したのは、接着材とコンポジットレジンの添付文書だった。編集部でスライドの接着材の添付文書の原典を確認したところ、「2〜8℃の冷蔵庫で保管」「冷蔵庫から取り出した後、室温で15分以上経過してから使用すること」と書かれていた。冷やしておくことと、冷えたまま使うことは別の話だ。本稿では、スライドと自動字幕で確認できた範囲で、材料の保管から8つの適応症例、8つのステップまでを、講師の主張・経験と編集部の解釈を分けて整理する。冷蔵庫から出した直後の材料は、本来の状態ではない講師はまず、接着修復に関わる材料は保管される温度が非常に重要だと話す。スライドには、講師が自費診療で使うコンポジットレジンの添付文書が映り、保管方法として高温・多湿・直射日光を避けること、使用方法として冷蔵庫から取り出した直後はペーストが幾分硬くなっているので一定の温度で一定時間置いてから使うことが示される(このレジンの数値は、編集部で添付文書の原典を確認できていないため載せない)。講師の説明によれば、冷たい場所で保管したほうが劣化は防げる。しかし出した直後に使うと、温度が低いためにペーストの性状が本来のものと違ってしまう。さらに講師は、温度が低いとコンポジットレジンの重合率も上がりにくいと述べる。フロアブルレジンにもほぼ同じ注意が書かれており、接着材も同様だという。スライドに映った接着材について、編集部でPMDA(医薬品医療機器総合機構)に掲載された添付文書を確認した。保管は「2〜8℃の冷蔵庫」、直射日光やデンタルライトなどの強い光が当たる場所に置かないこと、そして冷蔵庫から取り出した後は室温で15分以上たってから使うこと。理由として、室温に戻る前に使うと採取時に必要以上に液が落ちたり、使用時に液が湧き出したりすることがある、と書かれている。冷えたまま使うと、量も扱いも狂いうる、ということだ。保管場所を「つくる」という発想講師は、自院の控室の一角にワインセラーを置き、その中にコンポジットレジン修復の関連材料を保管していると紹介する。スライドの写真には、棚に並んだ接着関連の材料が写っている。冷蔵庫か常温かの二択ではなく、材料のための保管環境を院内に用意しておく、という考え方だ。講師は、修復に関わる材料を大切に扱うには保管環境が重要なので、そのためのスペースを十分にとっていると話す。ただし、保管の温度は材料ごとに違う。前の章で見たとおり、スライドに映った接着材の添付文書は2〜8℃の冷蔵保管を求めている。編集部が別途確認した、ある歯科充填用コンポジットレジンの添付文書では、保管は2〜25℃の暗所とされ、冷蔵した場合は必ず室温に戻してから採取するよう書かれていた。編集部の解釈としては、ワインセラーという道具そのものより、「材料ごとの添付文書を読み、その条件に合わせて置き場所と使う前の待ち時間を決める」ことが講師の話の中心だろう。講師のワインセラーの設定温度や価格は、本稿では扱わない。メンテナンスの合間に見つかる、小さなう蝕講師がこの分野に力を入れるようになったきっかけとして語るのは、大学院時代の経験だ。かつてはエナメル質が失われた部分に、保持形態を付けて金属の修復物をはめ込み、歯にあまり接着しないセメントで留める治療が主流だった。いまは接着材とコンポジットレジンの性能が上がり、健康な歯を傷めずに、失われた部分を人工のエナメル質のように接着で補える時代になった、と講師は言う。講師の診療所は、メンテナンスを診療の中心に据えている。スライドに示された自院の患者実態調査では、検査・クリーニングから歯周病治療・予防・メンテナンスへと歯科衛生士の担当で進む患者(Group A)が55%、途中でコンポジットレジン修復や根管治療など小規模な治療を挟んでメンテナンスに戻る患者(Group B)が28%、矯正・インプラント・義歯などの治療を経てメンテナンスに戻る患者(Group C)が17%だった。講師は、メンテナンスの合間に見つかったう蝕を、できるだけ削らずに小さい範囲のうちにコンポジットレジンで修復していくスタイルだと説明する。これは講師の医院の数字であり、一般的な割合を示すものではない。8つの症例と、比べる相手講師が自院でコンポジットレジン修復の適応として挙げるのは8つのケースだ。スライドでは、臼歯部1級修復(う蝕治療)、臼歯部2級修復(う蝕治療)、臼歯部2級修復(審美改善)、前歯部4級修復・破折歯への修復、離開歯列への修復、ダイレクトベニア修復、ダイレクトクラウン修復、ダイレクトブリッジ修復が並ぶ。ダイレクトクラウンは残根の上からコンポジットレジンの直接修復だけで歯冠の形を作り直す症例、ダイレクトブリッジは主に前歯部で歯が欠損したときの回復手段だと講師は説明する。講師によれば、ケース1・2は保険診療の範囲で行う直接修復で、患者への説明が特に難しくなることはない。一方、ケース3以降を自費診療の選択肢として示すときは、他の治療法との比較が避けられない。メタルインレーからのやり替えならポーセレンインレーなどの間接修復、ベニアなら間接法のラミネートベニア、欠損に対するダイレクトブリッジならインプラントや通常のブリッジ、義歯が比較の相手になる、と講師は整理する。前歯部では、規模の大きい修復でも歯質への接着に信頼がおけるので、直接修復で対応できるものが最近は多くなっているというのが講師の考えだ。8つのステップと、削らない場面の前準備修復の流れは、修復前準備、窩洞形成、修復補助、接着操作、積層充填、光照射、形態修正・研磨、維持管理・補修の8ステップとしてスライドにまとめられる。修復補助には防湿、歯肉排除、止血、隔壁の設置などが入る。講師は、接着操作でも積層充填でも各段階で光を当てるので、一連の流れの中で光照射の重要性は大きいと話す。最後の維持管理では、修復物が壊れないよう患者に協力してもらう必要があるとして、ナイトガードの装着や清掃指導を挙げ、破損に備えて充填時のシリコーンガイドを保管しておくこと、補修用の接着操作の準備をしておくことにも触れる。修復前準備で講師が強調するのは、削らない場面だ。くさび状欠損のしみる症状を抑えるためにレジンを充填する場合のように、ダイヤモンドポイントで表面を削る必要がないときは、プラークや着色、バイオフィルムをしっかり除去しなければならない。スライドの症例では、頬側面全体に着色があった歯を、パウダー式の歯面清掃器で清掃し、エナメル質へのセレクティブエッチング、接着操作の後にフロアブルレジンを充填している。講師は、隣接面にかかるような部位ではパウダー式が有効だと考えている。充填用のシリコーンガイドの作り方もスライドで示される。パテタイプのシリコーン印象材のベースとキャタリストを等量とり(上顎前歯用で直径1.5cm程度)、素手かニトリル・プラスチックの手袋で混和し、混和開始から1分ほどで上顎前歯の口蓋側に圧接、硬化まで3分程度は押さえて保持し、細部が再現されているかを確認する。講師は、浮き上がらないよう指で圧をかけ続けることに気を配っていると話す。本稿で扱わないこと講師の名前と医院名、材料・器材の商品名と価格、接着材の銘柄ごとの使用頻度、一般的な冷蔵庫やワインセラーの温度は扱っていない。講師が自費診療で使うコンポジットレジンの保管・使用温度の数値は、添付文書の原典を確認できていないため載せていない。自動字幕で聞き取りが不確かだった用語も採っていない。各ケースの症例解説、ステップごとの器材の使い分け、患者への説明の仕方は、YouTubeで公開されている前半部分には含まれていない。本稿は講義内容の整理であり、個々の材料の取り扱いは、それぞれの添付文書に従ってほしい。元動画を見るコンポジットレジン修復を完全攻略するために必要な知識(2024年3月21日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
1D編集部
3日前
くさび状欠損の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

くさび状欠損の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

くさび状欠損の定義と臨床的意義くさび状欠損とは、歯の頸部において、特に切歯や小臼歯に見られる特異な形状の欠損である。この欠損は、主に歯の咬合力や外的な力によって生じることが多く、歯の構造的な弱点を示す。臨床的には、くさび状欠損は歯の感受性を高め、将来的なう蝕や歯周病のリスクを増加させる可能性があるため、早期の診断と適切な処置が求められる。くさび状欠損の症状と診断方法くさび状欠損の主な症状には、歯の表面に見られる凹みや欠損、歯の感受性の増加が含まれる。診断は、視診および触診を通じて行われ、必要に応じてX線検査が実施される。特に、歯周ポケットの深さや歯の動揺度を評価することが重要である。診断の際には、他の歯科疾患との鑑別も考慮しなければならない。くさび状欠損の処置と術式くさび状欠損の処置には、主に修復治療が行われる。具体的には、コンポジットレジンやセラミックを用いた修復が一般的である。これにより、欠損部位の機能を回復し、審美性を向上させることが可能である。術式としては、まず欠損部位の清掃を行い、その後、適切な材料を用いて修復を行う。修復後は、咬合の調整を行い、患者の快適さを確保することが重要である。くさび状欠損の症例と治療のコツくさび状欠損の症例は多岐にわたるが、特に咬合力が強い患者や、歯ぎしりをする習慣がある患者に多く見られる。治療のコツとしては、欠損の進行を防ぐために、患者への指導が重要である。具体的には、咬合の調整や、必要に応じてマウスガードの使用を提案することが効果的である。また、定期的なフォローアップを行い、再発を防ぐための管理が求められる。くさび状欠損のメリット・デメリットと注意点くさび状欠損の修復には、いくつかのメリットとデメリットが存在する。メリットとしては、修復によって歯の機能を回復し、審美性を向上させることが挙げられる。一方、デメリットとしては、修復材料の劣化や再発のリスクがあるため、定期的なメンテナンスが必要である。また、治療にあたっては、患者の生活習慣や咬合状態を十分に考慮し、個別のアプローチを行うことが重要である。くさび状欠損の導入と今後の展望くさび状欠損に対する理解と治療法は、今後も進化していくと考えられる。新しい材料や技術の導入により、より効果的な修復が可能になるだろう。また、予防的なアプローチとして、患者教育や生活習慣の改善が重要視されるようになる。歯科医師や歯科衛生士は、最新の情報を常にアップデートし、患者に最適な治療を提供することが求められる。
1D編集部
2024年6月1日
歯科医院で働く新人はこれ見とけば大丈夫!「歯科業界用語」を総まとめ

歯科医院で働く新人はこれ見とけば大丈夫!「歯科業界用語」を総まとめ

歯科医院に初めて勤務する歯科医師・研修歯科医、新卒歯科衛生士、歯科助手の方々は、歯科医院で飛び交っている数々のカタカナ用語に戸惑っているかもしれない。歯科医院は専門的なカタカナ用語も多く、また慣習によって当たり前になっている業界用語も多い。この記事では、そうしたカタカナ用語・業界用語をまとめてみた。新人の歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の方はぜひ参考にしていただきたい。新人が知っておくべき歯科用語【病名・治療篇】新人が知っておくべき歯科用語、まずは【病名・治療】篇をお届けしよう。【パフォる(ぱふぉる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「パフォる」とは「Paforation(パーフォレーション:穿孔)する」の略で、根管治療の際、本来の根管(根尖)とは異なる位置に穴が開いてしまっている状態を示す。Tranceportation(トランスポーテーション)と表現する場合もある。例文:「あの患者さんパフォっちゃってて大変だったよ」【プルってる(ぷるってる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「プルってる」とは「Pulpitis(パルピティス:歯髄炎)になる」の略で、読んで字のごとく歯髄炎の状態を表す。例文:「プルってるので抜髄の準備をお願いします」【ペルってる(ぺるってる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「ペルってる」とは、「Periodontitis(ペリオドンティティス:根尖性歯周炎)になる」の略で、Pulと同じように根尖性歯周炎の状態を表す。例文:「プルってたんだけどペルっちゃったかもしれないね」【C(しー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「C」とは、う蝕(むし歯)のことである。う蝕は英語でCaries(カリエス)と言い、この頭文字を取って「C」と呼ばれている。例文:「Cが深いから露髄しないように注意しよう」【P(ぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「P」とは、歯周病のことである。歯周病は英語でPerio(ペリオ)と言い、この頭文字を取って「P」と呼ばれている。例文:「あの患者さんは重度のPだから、しっかりブラッシング指導しないとね」【ペリオ(ぺりお)】の意味・読み方・例文・歯科用語「ペリオ」とは、歯周病のこと全般を指す略語である。歯周病学を意味する英単語 Periodontology の前半部分に由来していると思われる。例文:「あの先生の専門はペリオだから、やっぱり歯周病について詳しいね」【P処(ぴーしょ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「P処」とは、歯周疾患処置のことである。前述のように歯周病は「P」と言い、Pに対する処置のことを「P処」と呼ぶ。例文:「P処が終わったら補綴処置に入ろう」【エンド(えんど)】の意味・読み方・例文・歯科用語「エンド」とは、歯内治療・根管治療のこと全般を指す略語である。エンドは、根管治療を意味する英単語 Endodontics の前半部分から由来する。例文:「次の水曜日、エンドの勉強会があるので早めに帰ります」【ペリコ(ぺりこ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「ペリコ」とは、Perico(智歯周囲炎)のことで、智歯(親知らず)が原因となって歯周組織が炎症を起こしている状態。例文:「先週ペリコになっちゃってめちゃくちゃ痛かったよ」【Dul(ドゥル)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Dul」とは、Decubitus ulcer(口腔褥瘡性潰瘍、義歯不適合)の略で、主に義歯が合わず粘膜に痛みがある時に使う。例文:「何回も義歯調整してるんだけどDulが治らない」【WSD(だぶりゅーえすでぃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「WSD」とは、Wedge Shaped Defect(くさび状欠損)の略で、う蝕や咬合性外傷などによりできた歯頚部の欠損のことである。例文:「まずはWSDの充填から始めてみよう」【P急発(ぴーきゅうはつ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「P急発」とは、歯周炎の急性発作のことで、日常臨床で遭遇しやすい症状のひとつである。例文:「これはP急発だね。抗菌薬を処方した方が良さそうだ」【Fistel(ふぃすてる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Fistel」とは、瘻孔(ろうこう)のことで、歯周炎や根尖性歯周炎が原因となり歯肉に排膿路ができた状態を呼ぶ。例文:「Fistelができてるから、原因特定のためにポイント造影しよう」【麻抜(まばつ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「麻抜」とは、麻酔抜髄法の略で、歯髄炎を起こした歯に対し麻酔をした上で歯髄を除去し消炎する治療法である。例文:「(デンタルを見て)この深さのCは麻抜になるかな」【根治(こんち)】【RCT(あーるしーてぃー)】【感根処(かんこんしょ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「根治」「RCT」「感根処」とは、感染根管治療の略で、根尖性歯周炎を起こした歯に対し歯内療法を行うことである。歯科で「RCT」といえば感染根管治療を差すが、医科や統計学では「Randomized Controlled Trial:ランダム化比較試験」のことを差すので注意。例文:「根治は長引けば長引くほど治癒が難しくなる」【表麻(ひょうま)】の意味・読み方・例文・歯科用語「表麻」とは、表面麻酔の略で、麻酔の注射針が刺さる痛みを緩和するために使う。また浸潤麻酔のことを「浸麻(しんま)」、伝達麻酔のことを「伝麻(でんま)」、局所麻酔のことを「局麻(きょくま)」と呼ぶ。例文:「田中さんに表麻して浸麻しておいてください」【咬調(こうちょう)】の意味・読み方・例文・歯科用語「咬調」とは、咬合調整の略で、咬合性外傷や歯周病、補綴物の調整のためにかみ合わせを調整することを差す。例文:「コンタクトは問題ないからあとは咬調してセットだね」【F-Op, フラップオペ(ふらっぷおぺ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「F-Op」「フラップオペ」とは、フラップ手術のことで、歯周基本治療で改善しない歯に対しフラップ(歯肉弁)を開いて目視下で根面の歯石を除去する治療法を呼ぶ。例文:「縁下歯石が残ってるからF-Opで取り切る」【EXT(えきすと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「EXT(エキスト)」とは、抜歯のことで英語のExtractからExtと呼ばれるようになった。例文:「3番ユニットにエキストの準備をお願いします」【SP(えすぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「SP」とは、抜歯後の消毒・洗浄のことで Spulung(ドイツ語)が由来とされている。例文:「今日抜歯(ばっし)したので明日SPで、1週間後に抜糸(ばついと)で」【Hys(ひす)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Hys(ヒス)」とは、「象牙質知覚過敏症」のこと。例文:「ヒスがあるので、あまり強く磨かないように指導しておいて」【PZ(ぴーぜっと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「PZ」とは、Preparation von Zahnという英語とドイツ語の造語で、支台歯形成を意味する。生活歯の形成は生PZ、失活歯の形成は失PZと呼ぶ。例文:「生PZの形成は露髄しないように慎重に」【KP(けーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「KP」とは、窩洞形成のことで、主にう蝕除去後のインレー窩洞形成のことを呼ぶ。Cabity Preparetionの略とされているが「CP」としてしまうとクロラムフェニコールと混同してしまうため頭文字をKとした、など諸説ある。例文:「次回の予約はKP、印象でお願いします」【imp(いんぷ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「imp」とは、Impression(印象採得)の略で、修復・補綴物の製作に先立って行われる型取りのことである。例文:「自費のクラウンなのでシリコンimpでお願いします」【BT, バイト(ばいと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「BT」「バイト」とは、治療中に行う手技のひとつである「咬合採得」のこと。英語で「噛む」ことは「Bite(バイト)」と呼ぶことに由来する。アルバイトのことではないので混乱しないよう注意しよう。例文:「バイトを取りたいのでワックスとお湯を準備してください」【Set(せっと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Set」とは、装着の意味で、修復・補綴物の装着のことを呼ぶ。例文:「クラウンのsetはレジンセメントが一般的になった」【Brx(ブラキシズム)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Brx」とは、Bruxism(ブラキシズム)の略で、歯ぎしりの総称として使われる。タッピング(カチカチ噛む)・クレンチング(食いしばる)・グラインディング(歯ぎしり)などの癖がある。例文:「Brxがある患者さんにはマウスピースの使用を勧めた方がいい」【HRT(エイチアールティー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「HRT」とは、Horizontal Retinal Teeth(半埋伏歯)のことで、一般的には半埋伏智歯のことを差す。例文:「右下のHRT、あのExtは難しそうだね」【レ充(れじゅう)】の意味・読み方・例文・歯科用語「レ充」とは、レジン充填の略で、窩洞形成後のCR充填のことを差す。例文:「Ⅰ級窩洞だからインレーじゃなくてレ充でいいね」【SRP(えすあーるぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「SRP」とは、スケーリング・ルートプレーニングのことである。Scaling Root Planingの頭文字を取って略している。例文:「SRPしたんですがあまり改善が見られません」【BOP(びーおーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「BOP」とは、Bleeding On Probing(プロービング時の出血)の略で、歯周病の活動度の指標として用いられる。例文:「右上7番、BOP(+(プラス))です」【メンテ(めんて)】の意味・読み方・例文・歯科用語「メンテ」とは、メインテナンスの略で、一通り治療が終わった後定期的に検査し口腔内の状態を良好に保つために行われるケアのことである。例文:「今日で治療は終了ですので、メンテに移行しましょう」【不適(ふてき)】の意味・読み方・例文・歯科用語「不適」とは、不適合の略で、インレーやクラウンなどの技工物が合わないことを差す。例文:「マージン不適のため再製作お願いします」【メタボン(めたぼん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「メタボン」とは、メタルボンドの略である。正確には、陶材焼付鋳造冠や金属焼付ポーセレンなどと呼ばれる自費治療のクラウンのことである。例文:「メタボンの調整は専用のポイントを使う必要がある」【デンチャー(でんちゃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「デンチャー」とは、義歯(入れ歯)のことである。全部床義歯のことを「フルデンチャー」やその頭文字を取って「FD」、部分床義歯のことを「パーシャルデンチャー」やその頭文字を取って「PD」と略したりする。例文:「将来はデンチャーを学びたいので補綴科に入ろうと思います」【GP(じーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「GP」とは、歯科業界においてはいくつかの意味を持っています。1つ目の「GP」の意味とは、Gingival Preparationの頭文字を取ったもの。つまり「歯肉切除術」のことを言う。歯肉切除術は歯周ポケットを含む歯肉を切除することで健康な歯肉を獲得する歯周外科治療のひとつ。歯周ポケットを含む歯肉を切除することで健康な歯肉形態を獲得する歯周外科治療である(1D歯科用語集)。2つ目の「GP」の意味は、「ガッタパーチャポイント」のこと。ガッタパーチャポイントは根管充填の際に根管内に充填される材料である。英語ではGuttapercha Pointと書き、その頭文字を取ってGPと呼ばれることもある。3つ目の「GP」の意味は「一般開業医」、英語にするとGeneral Practitionerを指している。一般開業医・GPとは、要するに「街の歯医者さん」のことである。深い専門があるというわけではなく、地域の患者さんに対して広い分野の歯科医療を提供できる歯科医師を意味する。例文:「Cが縁下まで進んでるから、GPしてから充填しよう」例文:「再根治なんだけど、GPが硬くなっててなかなか取れないよ」例文:「将来はGPになって地域の歯科医療に貢献したいです」新人が知っておくべき歯科用語【材料・器材篇】新人が知っておくべき歯科用語、次に【材料・器材】篇をお届けしよう。【デンタル(でんたる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「デンタル」とは、デンタルエックス線写真のことで、口内法撮影のことを差す。雑談ではオールデンタル(全国歯学部体育大会)のことを略してデンタルと呼ぶ時もある。例文:「このデンタル誰が撮ったの?全然写ってないじゃん」【パントモ、パノラマ(ぱんとも、ぱのらま)】の意味・読み方・例文・歯科用語「パントモ」「パノラマ」とは、「オルソパントモグラフィ」「パノラマエックス線写真」の略で、口外法撮影のことを差す。例文:「田中先生にパントモを撮影しておくよう伝えておいて」【マイクロ(まいくろ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「マイクロ」とは、マイクロスコープ(顕微鏡)の略で、歯内療法や歯周治療で用いられる機器のことである。肉眼では確認できない細部まで目視できるのでより精密な治療ができる。例文:「マイクロがある歯科医院に転職したいです」【カルシ(かるし)】の意味・読み方・例文・歯科用語「カルシ」とは、「カルシペックス(商品名)」という水酸化カルシウム製剤の略称で、根管貼薬に用いられる。例文:「貼薬するのでカルシ持ってきてください」【カルボ(かるぼ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「カルボ」とは、カルボキシレートセメントの略で、元来は合着・裏装の用途として製造されていたが仮封に用いられることが多い材料である。例文:「キャビトンとカルボで二重仮封してください」【シェード(しぇーど)】の意味・読み方・例文・歯科用語「シェード」とは、クラウンなどの歯冠色やホワイトニングでの歯の色や明るさの指標のことで、シェードガイドと呼ばれるモデルと比べて判断する。例文:「シェードA3が日本人の平均です」【J(じぇー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「J(ジェー)」とは、ポビドンヨードのことで「J ヨード液」という販売名から略して呼ばれるようになった。歯科では術野の消毒や根管貼薬に用いられる。例文:「排膿が多いからJ貼薬して仮封はオープンにしよう」【CR(しーあーる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「CR」とは、コンポジットレジンの略で、主にう蝕に対する修復治療などで窩洞に充填する材料として用いられる。一般的には光重合型の物を差す。例文:「充填するのでCRの準備してください」【TeC(てっく)】の意味・読み方・例文・歯科用語「TeC(テック)」とは、「テンポラリークラウン(Temporary Crown)」の頭文字を取った略語で、要するに「仮歯」のことである。例文:「この辺にTec飛んでこなかった?」【T-fix(てぃーふぃっくす)】の意味・読み方・例文・歯科用語「T-fix」とは、暫間固定のことで動揺歯に対しレジンなどを用いて歯を固定することで改善を見込む治療法のことを差す。例文:「Pで5番が動揺してるので456でT-fixしましょう」【マルモ(まるも)】の意味・読み方・例文・歯科用語「マルモ」とは、歯の石膏模型(スタディーモデル)のことである。「模型」の頭文字の「模」をマルで囲んでいたことから、マルモと呼ばれるようになった。例文:「次の症例検討で使うからマルモとっておいて」新人が知っておくべき歯科用語【保険・カルテ用語篇】新人が知っておくべき歯科用語、【保険・カルテ用語】篇をお届けしよう。【歯清(しせい)】の意味・読み方・例文・歯科用語「歯清」とは、機械的歯面清掃の略で、歯磨剤を用いたポリッシングのことをいう。例文:「歯清は2ヶ月に1回算定できます」【SPT(えすぴーてぃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「SPT」とは、Supportive Periodontal Therapy(歯周病安定期治療)の略で、例文:「BOP(ー)でも4mm以上のポケットが残っている場合はSPTでメインテナンスしていきましょう」【歯管(しかん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「歯管」とは、歯科疾患管理料の略で、継続的管理を必要とする歯科疾患がある患者に対して、セルフケアに加えて病状が改善した歯科疾患などの再発防止および重症化の予防を評価したものを差す。例文:「歯管の紙を渡すの忘れないようにしてね」【補管(ほかん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「補管」とは、補綴物維持管理料の略で、クラウンやブリッジに対し2年間の保証期間をつける代わりに維持・管理料として100〜440点算定する制度のことである。例文:「そのクラウンは補管期間中だから無料でやり直しだね」【か強診(かきょうしん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「か強診」とは、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の略で、虫歯や歯周病などあらゆる歯科疾患の重症化を予防し、定期的なメンテナンスを行えると厚生労働省が認可した歯科医院のことを呼ぶ。 本来予防歯科は保険では認められていないが、様々な基準をクリアした歯科医院のみを対象に予防を含む保険適応の範囲が拡大される。例文:「当院はか強診に認定されています」【実地指(じっちし)】の意味・読み方・例文・歯科用語「実地指」とは、歯科衛生士実地指導料の略で、歯科疾患がある患者に対して歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が直接15分以上の実地・指導を行い、指導内容を記載した文書を提供した際に算定する。例文:「実地指の紙は必ず記入してください」新人は覚えることがたくさんいかがだっただろうか。歯科医院で働く新人は、覚えることが山ほどあって大変である。この記事が皆さんの仕事の一助になれば幸いだ。歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる
1D編集部
2022年8月26日

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レジン修復 (238)

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