歯科用語集
2025年10月28日

グラスアイオノマー

「グラスアイオノマー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

グラスアイオノマー(Glass Ionomer)は、歯科用材料の一種であり、主に歯の修復や充填に使用される。グラスアイオノマーは、酸と塩基の反応によって形成されるポリマーで、フッ化物を含むことが特徴である。この材料は、1970年代に初めて開発され、以降、歯科治療において重要な役割を果たしている。語源は、ガラス(Glass)とイオノマー(Ionomer)から成り立っており、ガラス粉末と酸の反応によって得られることを示している。


臨床における位置づけ・判断基準

グラスアイオノマーは、特に小児歯科や高齢者歯科において広く使用されている。これは、フッ化物の放出特性により、二次虫歯の予防効果が期待できるためである。また、接着性があり、歯質との親和性が高いため、歯の修復において優れた選択肢となる。判断基準としては、虫歯の進行度、患者の年齢、口腔衛生状態などが考慮される。さらに、保険点数においても、グラスアイオノマーの使用は適用されることが多く、経済的な負担を軽減する要因となる。

関連用語・類義語との違い

グラスアイオノマーに関連する用語として、コンポジットレジンやアマルガムが挙げられる。コンポジットレジンは、審美性に優れた材料であり、主に前歯の修復に使用されるが、グラスアイオノマーに比べて接着性が劣る場合がある。一方、アマルガムは耐久性が高いが、審美性に欠けるため、使用が制限されることが多い。グラスアイオノマーは、これらの材料と比較して、フッ化物の放出による予防効果があるため、特定の臨床状況において優れた選択肢となる。

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関連用語

レジン修復 (238)

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