歯科用語集
2025年10月28日

セルフエッチングシステム

「セルフエッチングシステム」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

セルフエッチングシステムとは、歯科において使用される接着剤の一種であり、エナメル質や象牙質の表面を化学的にエッチング(腐食)することによって、接着力を高める技術である。このシステムは、従来のエッチング法と異なり、酸を含む接着剤を直接歯に塗布することで、エッチングと接着を同時に行うことができる。語源としては、「セルフ」は自己、「エッチング」は腐食を意味し、自己エッチングのプロセスを示している。分類としては、全エッチング、部分エッチング、セルフエッチングの3つに分けられる。


臨床における位置づけ・判断基準

セルフエッチングシステムは、特にコンポジットレジンやセラミックの接着において重要な役割を果たす。臨床現場では、接着強度や耐久性を考慮し、使用する材料や患者の口腔内の状態に応じて選択されるべきである。判断基準としては、接着する歯の種類や状態、使用する材料の特性、患者のアレルギー歴などが挙げられる。また、保険点数に関しては、セルフエッチングシステムを用いた治療が保険適用となる場合もあるため、事前に確認することが重要である。


関連用語・類義語との違い

セルフエッチングシステムに関連する用語としては、全エッチング法や部分エッチング法がある。全エッチング法は、エナメル質と象牙質の両方をエッチングする方法であり、接着力が高いが、手間がかかる。一方、部分エッチング法は、エナメル質のみをエッチングする方法で、特定の状況下で有効である。セルフエッチングシステムは、これらの方法に比べて手軽であり、エッチングと接着を同時に行えるため、臨床での利便性が高い。言い換えとしては、「自己エッチング接着剤」とも呼ばれることがある。


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臼歯の2級窩洞を、保険の限られた時間でコンポジットレジン修復する。時間を詰めたいとき、まず急ぎたくなるのは充填そのものかもしれない。1Dの「25分間」ミニセミナー「「保険 × 高速」でCR修復を行うテクを伝授します」で、講師が時間のかかる場所として挙げたのは、別のところだった。雰囲気でレジンを盛っていくと、時間を取られるのは形態修正と咬合調整だという。だから講師は、充填の前に歯の形をよく見て、咬頭そのものより咬頭と咬頭の間の溝をつくるイメージで積んでいく。本稿では、スライドと自動字幕で確認できた範囲で、講師の主張・経験と編集部の解釈を分けて整理する。時間がかかるのは、詰めた後だったスライドに映る講義のタイトルは「GPのための保険適応CRテクニック」。講師は冒頭で、どこがポイントで時間を短縮できるのかを考えたいと話す。講義の中で講師が繰り返すのは、手を速く動かすことではなく、迷わない形に持っていくことだ。前歯でも臼歯でも、できるだけ単純な窩洞に持っていき、その道筋に沿って充填すれば時間を短縮できる、と講師は言う。そのうえで講師がはっきり指摘するのが、時間を食う工程だ。自分の雰囲気でレジンを盛っていくと、何に時間がかかるかというと形態修正と咬合調整だ、と講師は話す。逆に、もともとの歯の形に沿って積めば、咬合調整はごくわずかな時間で済む。ここを短くすれば、臼歯の修復はさらに短時間になるはずだ、というのが講師の見立てだ。編集部の解釈としては、講師の言う「高速」は充填操作の速さではなく、後戻りの工程を減らすことに重心がある。以下では、その前提となる接着の話から、充填の組み立て方、残る課題までを順に見る。接着が、窩洞の形を変えた講師が最初に振り返るのは、歯質への接着がもたらした変化だ。金属修復のために2級窩洞を形成する場合、外形はう蝕の大きさや対合関係などで決まり、そこに予防拡大、つまり外形線を自浄域まで広げる考え方が入ってくる。講師はスライドの図で、隣接面側の拡大が必要になる窩洞を示す。一方、コンポジットレジン修復なら、う蝕を除去し、窩洞の外形をなめらかな曲線に整えれば窩洞形成は終わる、と講師は説明する。金属修復では除去しなければならない、支えのないエナメル質も残せる。外開きの箱形の形態も要らない。講師はこれを、歯科医師にとっても患者にとっても大きな恩恵だと位置づける。スライドには「接着システムの変遷」として、第1世代から第8世代までの流れが道のように描かれ、最後にユニバーサルアドヒーシブが置かれている。講師はトータルエッチングに始まり、プライマーの開発、エッチ&リンス、セルフエッチングを経てユニバーサルアドヒーシブへ進化してきたと整理し、いまはこれらを使い分けられる時代だと話す。窩洞を単純にする考え方は前歯でも同じだ。講師は前歯の破折症例で、模型上のモックアップからシリコーンガイドをつくり、口蓋側の壁(バックウォール)を先につくる手順を示す。バックウォールができれば、あとは象牙質の色を調整するペーストを置き、その上にエナメル質のペーストを置いて積み上げていくだけで、想定した形ができあがる、と講師は言う。若いころのけがで折れた前歯の修復が外れた症例では、外れた修復物をもとにシリコーンガイドをつくってバックウォールを再現し、隣在歯との接触はセクショナルマトリックスとウェッジでつくってから仕上げている。この症例は講師の経験として紹介されたもので、その後の経過年数は本稿では扱わない。エナメル質と象牙質は、同じようにはくっつかない講師は、エナメル質を対象にした接着では、リン酸エッチングがゴールデンスタンダードだと話す。スライドには「リン酸エッチングの効果」として、表層の除去(清掃作用)、粗造面の形成、接着面積の増加、表面自由エネルギーの向上(ぬれ性)、レジンタッグの形成(投錨効果)が並ぶ(除去される厚みの数値もスライドにあるが、編集部で原典を確認していないため載せない)。講師はさらに、エナメル質の最表層は構造のはっきりしない層でエッチングパターンができにくいため、最表層を一層だけ削ってからエッチングする操作があると説明する。削る量はごくわずかでよい、というのが講師の説明だ。象牙質はより複雑だ。講師によれば、象牙質は有機質と水分に富み、内部に象牙細管があって、その中には組織液が入っている。細管はエナメル質に近いところでは細く数も少ないが、歯髄に近づくほど数が増え、径も太くなる。う蝕による変化の影響も受ける。こうした一様でない象牙質に均一に接着させるのは難しい技術だったが、2ステップのセルフエッチングシステムで培われた機能性モノマーの技術が、いまの高い接着耐久性につながっている、と講師は言う。臨床の手順として講師が勧めるのは、エナメル質だけを選択的にリン酸エッチングするセレクティブエッチングだ。小さな窩洞ではする場合としない場合があるが、2級窩洞や大きな1級窩洞では勧める、と講師は話す。そのとき象牙質にはできるだけリン酸エッチング材が付かないよう注意する。ユニバーサルアドヒーシブについては、機能性モノマーが鍵で、水の含有量は製品によって大きく違い、重合方式が異なる製品もあるため、組成と性質をよく知って使う必要がある、とも付け加える。咬頭ではなく、咬頭と咬頭の間の溝をつくる講義の中心は、臼歯の充填の組み立て方だ。講師がコンポジットレジンを選ぶ理由として挙げるのは、操作性に加えて、不透明性と透明性のバランス、そして研磨性だ。研磨性は非常に重要だと講師は強調する。講師が示す1級複雑窩洞の症例では、セレクティブエッチング、水洗・乾燥、アドヒーシブの塗布の後にライニングを行い、まず頬側にレジンペーストを置いて頬側の面を立ち上げる。こうして1級複雑窩洞を1級単純窩洞の形に変える。そのうえで、咬頭を1つずつ、レジンを入れて形を整え、光を当てる、を繰り返して充填を終える。このとき講師が勧めるのは、咬頭をつくるというより、咬頭と咬頭の間に溝をつくっていくイメージだ。もう1つのポイントは、咬頭の内斜面に沿わせること。隆線をつくるのではなく、隆線と隆線の間に溝をつくり、溝を中心に考える、と講師は繰り返す。それによって、もともとあった形に戻す「原形態の回復」が可能になるという。もとの形はもうないのだから戻せない、と言われればそうだとしか言えない、と講師も認める。そのうえで講師は、2つの手がかりを挙げる。1つは、その歯の一般的・標準的な解剖学的形態をイメージすること。もう1つは、咬頭の内面はそれぞれの歯が持っているので、それに沿わせることだ。充填の前にじっと見ていると歯の形がだんだん見えてくるので、その形に合わせて内斜面に沿わせて積んでいけばよい、と講師は言う。冒頭で触れた形態修正と咬合調整の時間は、ここで決まる。重合収縮と摩耗は、まだ残る課題講師は、接着が進んでもまだ解決できていないのが重合収縮だと話す。接着していない自由な状態なら、光を当てるとレジンは中心に向かって収縮しようとする。しかし窩洞の中に接着の弱いところがあると、強いところに引かれ、弱いところにはギャップができる。エナメル質にしっかり付いた側へペーストが寄っていくこともある。光の方向に向かって収縮するという話は、伝説的なところもある、と講師は付け加える。エナメル質に強く付いた場合には、逆にエナメル質側に亀裂が入ることもある。講師は、レジンを含浸させる処置で亀裂を埋めれば問題はないと言われている、と伝聞として紹介する。重合収縮は、エナメル質の微小な亀裂、辺縁の微小漏洩、歯髄への刺激の原因にもなりうる。これを減らすために行われている方法として、講師はフロアブルレジンによるライニングと、斜めに積んでいく積層充填を挙げる。もう1つの課題として講師が示すのが摩耗だ。直接咬み合う部分が減っていくことに加え、食物などでフィラーが脱落して全体が減っていく。大きなフィラーがあると、そのフィラーだけが抜けて摩耗が大きくなる。そこで細かいフィラーを使い、操作性と光の拡散性を補うためにクラスターを組み合わせる、といった工夫が進み、細かいフィラーを高密度に充填できるようになって、摩耗にも良好な予後が期待できるようになってきている、と講師は話す。講師は最後に、臼歯部の修復の長期経過を示し、研磨面がほとんど変わっていないことに注目してほしいと述べる。ただし、対合歯としっかり咬み合っていることや、患者の咀嚼のパターンも関係するだろう、と講師自身が留保している。本稿で扱わないこと講師の名前と所属、講師が使うコンポジットレジンや接着材の製品名、象牙細管の密度や直径などスライドや字幕に出てくる数値のうち編集部で原典を確認していないもの、症例の経過年数、患者の留学先での治療の話は扱っていない。接着システムの各世代が登場した年代も、自動字幕の聞き取りが不確かなため載せていない。間接修復で使うコンタクトキュア(タッチキュア)の話も講義に含まれるが、本稿は直接修復に絞った。自動字幕で聞き取りが不確かだった部分も採っていない。本稿は講義内容の整理であり、材料の扱いは各製品の添付文書に従ってほしい。元動画を見る「保険 × 高速」でCR修復を行うテクを伝授します(2024年3月22日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
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コンポジットレジン修復を速く終えたいとき、まず短くしようとするのはどこだろうか。1Dの「25分間」ミニセミナー「「保険 × 高速」でCR修復を行うテクを伝授します」で、講師が時間のかかる場所として挙げたのは、レジンを盛る作業そのものではなかった。雰囲気でレジンを盛っていくと、時間を取られるのは形態修正と咬合調整だ、と講師は言う。そこを短くすれば臼歯部の修復はさらに短時間になるはずだ、というのが講義の軸になっている。本稿では、スライドと自動字幕で確認できた範囲で、講師の主張・経験と編集部の解釈を分けて整理する。削る量を決めていたのは、修復物の都合だった講師が最初に示すのは、接着が臨床にもたらした最も大きな利点だ。従来の2級窩洞の形成では、う蝕の大きさや対合関係に加えて、外形線を自浄域に置く「予防拡大」が外形を決める要素の1つになり、隣接面の部分を広げる必要があった。コンポジットレジン修復であれば、う蝕の部分を除去し、窩洞の外形全体を滑らかな曲線に整えれば形成は終わる、と講師は説明する。さらに講師は、従来の修復では除去しなければならなかった部分のエナメル質を残せること、外開きの箱形の形成も不要になることを挙げる。接着によって、削る量の基準が「修復物を保持するため」から「う蝕を取り除くため」へと移った、ということだ。講師はこれを、歯科医師にとっても患者にとっても大きな福音だと表現する。時間を縮めるのは「単純な窩洞」と「先に作る壁」では、どうすれば修復の時間が縮むのか。講師が繰り返すのは、複雑な窩洞をできるだけ単純な窩洞に持っていくという考え方だ。前歯でも臼歯でもこれを考えるべきで、その道筋に沿ってレジンを充填していけば時間の短縮が可能になる、と講師は言う。前歯の破折症例で講師が示す手順は、こうだ。印象を採って模型上でワックスアップをし、シリコンガイドを作る。エナメル質だけを選択的にエッチングし、水洗・乾燥の後に接着材を塗布する。このときエナメル質はエッチングされているので、エッチングパターンを壊さないようにそっと塗るという。そしてシリコンガイドを使って舌側の壁(バックウォール)を作る。この壁ができれば、あとは色調をコントロールするペーストとエナメル質用のペーストを積み上げていくだけで、想定した形ができあがる、と講師は話す。講師が紹介するもう1つの破折症例は、高校生のころにスキーで歯を折り、20年以上もっていた修復物が昼食中に外れたという患者だ。外れた修復物をもとにシリコンガイドを作り、バックウォールを作った後、隣在歯との間に隔壁とくさびを入れて接触点を作り、隔壁を外して唇側にペーストを盛り、形態修正と研磨で終える。講師の経験として語られる症例で、その後も外れずに経過している、という。臼歯部でも考え方は同じだ。講師は1級の複雑窩洞の症例で、まず頬側にペーストを置いて壁を作り、複雑窩洞を1級の単純窩洞に変える。そこから咬頭を1つずつ、レジンを入れて光を当てる作業を繰り返していく。2級窩洞や大きな1級窩洞では、エナメル質だけを選択的にエッチングすることを勧める、とも述べている。咬頭を作るのではなく、咬頭と咬頭の間の溝を作るこの講義で講師が最も具体的に語るのが、充填のときの形のイメージだ。目標は咬頭を作ることよりも、咬頭と咬頭の間の溝を作っていくこと。そしてもう1つが、それぞれの咬頭の内斜面に沿わせることだという。講師は、これによって元あった形に戻す「原形態の回復」が可能になり、これが保存修復における形態付与の大きな原則だと説明する。元の形はもうないのだから元には戻せない、と言われれば、そうですねと言うしかない、と講師は認める。それでも、たとえば下顎第一大臼歯なら標準的な解剖学的形態をイメージすること、そして咬頭の内面はそれぞれの歯に残っているので、そこに沿わせること。そうすれば咬合調整はごくわずかな時間で済む、と講師は話す。充填の前に歯をじっと見ていると形がだんだん見えてくるので、その形に合わせて内斜面に沿わせていく、という助言も添えている。編集部の解釈としては、ここが講義タイトルの「高速」の中身だろう。手を速く動かすことでも工程を省くことでもなく、最初から元の形に近いものを盛ることで、後の削り直しを減らす。時間を縮める場所を、充填の後工程に見ている点が、この講義の特徴といえる。速さの前提にある接着の仕組み講師は、こうした手順を支える接着の仕組みにも時間を割く。接着システムは、1970年代のトータルエッチングから始まり、3ステップ・2ステップのエッチアンドリンス、セルフエッチング、シングルステップを経て、現在多く使われるユニバーサルアドヒーシブへと進化してきた、と講師は整理する。エナメル質については、リン酸エッチングがゴールデンスタンダードだという。スライドには「リン酸エッチングの効果」として、表層から10μmを除去(清掃作用)、粗造面の形成、接着面積の増加、表面自由エネルギーの向上(ぬれ性)、レジンタッグの形成(投錨効果)の5つが示される。講師はさらに、エナメル質の最表層は構造の異なる層でエッチングパターンができにくいため、最表層を一層削除してからエッチングする操作がある、と説明する(講師はこの層の厚みにも触れるが、スライドで確認できなかったため本稿では数値を載せない)。象牙質は有機質と水分に富み、象牙細管の中にも組織液があり、深さによって構造が一様ではない。う蝕による変化も加わるため、一様に接着させるのは難しかったが、セルフエッチングシステムで培われた技術が高い接着耐久性につながっている、と講師は言う。ユニバーサルアドヒーシブは製品によって含まれる水の量や成分、重合方式が異なるため、組成と性質をよく理解して使う必要がある、という指摘も添えられる。間接修復では、ユニバーサルアドヒーシブをプライマーとして使い、レジンセメントと接触したところから重合が進む機能が、脱離しにくさにつながる重要な点だと講師は述べている。まだ解決していない、重合収縮と摩耗講師は、コンポジットレジン修復の弱点にも触れる。まだ解決できていないのが重合収縮だという。接着していない状態で光を当てると、レジンは中心に向かって縮もうとする。窩洞の中に接着の弱いところがあれば、強いところに引かれて弱いところにギャップができる。エナメル質にはしっかり付いていても、今度はエナメル質の側に亀裂が入ることもある、と講師は説明する。こうした問題を減らすために行われているのが、フロアブルレジンによるライニングや、斜めに積み重ねていく積層充填だという。もう1つは摩耗だ。講師は、直接咬み合う部分だけでなく、食物などによって表面のフィラーが取れて減っていくことを示し、大きなフィラーが脱落すると摩耗が大きくなると説明する。細かいフィラーを高密度に充填する技術が進み、摩耗の問題にも良好な予後が期待できるようになってきた、というのが講師の見立てだ。講義の終盤では、約10年経過した臼歯部の症例を示し、研磨性が良好だったことに注目してほしいと述べる。ただし講師自身が、これは対合歯がしっかり咬合していることや、その患者の咀嚼のパターンも関わっていると思う、と留保している。本稿で扱わないこと講師の名前と所属、症例に使われた製品名、講師が挙げたエナメル質最表層の厚みや象牙細管の比較、レジンセメントの厚みなど、スライドで確認できなかった数値は扱っていない。自動字幕で聞き取りが不確かだった部分も採っていない。動画のタイトルにある保険診療での具体的な算定や材料の選び方は、YouTubeで公開されている前半部分では詳しく語られていない。本稿は講義内容の整理であり、個々の症例での術式の選択は、各自の判断と最新の製品情報に基づいて行ってほしい。元動画を見る「保険 × 高速」でCR修復を行うテクを伝授します(2024年3月22日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
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セルフエッチングシステムの理解と臨床応用。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と術式のポイント

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セルフエッチングシステムの定義と基本概念セルフエッチングシステムとは、歯科において接着剤を使用する際に、エッチング(酸処理)とプライミング(接着促進)のプロセスを一体化した材料である。従来のエッチング法では、歯質を酸で処理し、その後にプライマーを塗布する必要があったが、セルフエッチングシステムではこれらの工程が簡略化されている。これにより、処置の手順が短縮され、臨床での効率が向上する。特に、歯科医師や歯科衛生士にとって、迅速かつ効果的な接着が求められる場面での利用が期待される。セルフエッチングシステムのメリットとデメリットセルフエッチングシステムの主なメリットは、手順の簡略化と時間の短縮である。従来の方法に比べて、エッチングとプライミングを同時に行うため、処置時間が短縮され、患者への負担も軽減される。また、エナメル質や象牙質に対するダメージが少ないため、歯質を保護する効果も期待できる。一方で、デメリットとしては、接着強度が従来のエッチング法に比べて劣る場合があることや、特定の症例においては適応が限られることが挙げられる。これらの点を考慮し、適切な判断が求められる。セルフエッチングシステムの使用手順とコツセルフエッチングシステムを使用する際の基本的な手順は以下の通りである。まず、歯面を清掃し、乾燥させる。次に、セルフエッチング剤を歯面に塗布し、所定の時間放置する。その後、洗浄し、乾燥させた後に接着剤を塗布する。最後に、光照射を行い、硬化させる。この際、接着剤の塗布量や硬化時間に注意を払い、均一に処理することが重要である。また、使用する材料によっては、特定の条件下での適応が求められるため、製品の説明書をよく確認することが推奨される。セルフエッチングシステムの臨床症例と判断ポイントセルフエッチングシステムは、特に小規模な修復や、根管治療後の補綴物の接着において有効である。例えば、う蝕の処置後にコンポジットレジンを用いる場合、セルフエッチングシステムを利用することで、迅速かつ効果的な接着が可能となる。また、接着強度や耐久性を考慮し、症例ごとに適切な材料を選択することが重要である。臨床では、患者の口腔内の状態や、使用する材料の特性を踏まえた判断が求められる。セルフエッチングシステムの今後の展望と導入の注意点セルフエッチングシステムは、今後の歯科治療においてますます重要な役割を果たすと考えられる。新しい材料や技術の進展により、接着強度や耐久性が向上することが期待される。しかし、導入に際しては、従来のエッチング法との違いや、特定の症例における適応を十分に理解することが必要である。また、患者への説明や、治療計画における位置付けを明確にすることで、より良い治療結果を得ることができるだろう。
1D編集部
2024年6月1日
次の歯科国試で出そうなところをリストアップしてみた【前編】

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都市伝説は無視して淡々と頑張ろう!前回の歯科国試突破論では、歯科医師国家試験に関する不思議な不思議な都市伝説を取り上げてみました。よくわからない都市伝説を信用しないでくださいね。真偽不明の都市伝説をさも真実であるかのように流布(「るふ」と読む)する人って、受験生のことなんか何にも考えてないわけですよ(笑)受験生のことを考えているフリをしてるけど、実はそうではない人っているわけです(腹黒な人って意外と多いということです)。お気をつけあそばせ。さてさて!今回の歯科国試突破論では、113回国試で出題されそうな内容を取り上げてコメントしてみます。読むだけでも勉強になるような内容にしてみましたので、軽く読んで頂く感じでもよいかもしれません!SDGsSDGsは看護師国家試験で出題されたため、歯科医師国家試験での出題可能性が十分考えられるところです。ちなみにSDGsは「エスディージーズ」と読みます。SDGsとは「Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標」の略称です。SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴールから構成されています(更に細かい目標として169個の目標があります)。なんとなく発展途上国向けと考えてしまうかもしれませんが、SDGsは発展途上国だけではなく、先進国自身も取り組むuniversalな目標であることも知っておきましょう。スパルタ動画セミナー31回目で看護師国家試験のSDGsに関する問題を取り上げています。是非参考にしてください!CRの接着システムとセレクティブエッチング(参考問題:112B76)CRの接着システムの理解を問うためには、セレクティブエッチングに関する問題はとても良い問題になります。丸暗記では解答しづらく、流れがわかっていないと解けない問題が作れるからです。セレクティブエッチングに関する問題としては108B19、112B76があります。108B19はエナメル質をリン酸エッチングしている画像が提示されて、状況を読み取らせる問題だったわけですが(下記参照)、受験生の理解が甘いところです。108B19の問題文に「1ボトルセルフエッチングシステムを用いて」とあり、さらに画像を見るとエナメル質のみをエッチングしていることから、セレクティブエッチングを実施していることを読み取る必要がありました。歯医者になったら毎日やる可能性もあるCR修復です。受験生のうちに絶対に理解してきちんと説明できるようにしておいてください。なお、111B62(下記参照)では、「酸性モノマーによる歯面処理」というCR接着のドーナツの真ん中が出題されています。この111B62はセレクティブエッチングの大前提となる話です。そもそも111B62がわからないとセレクティブエッチングの話に進むことができません。説明できない方はこの機会にプロセスを理解しておいてください。保険のCAD/CAM冠の製作過程(参考問題:109B15、111A90)歯科医療を大きく変化させる可能性があるCAD/CAMですが、部分的に医療保険が適用されています。現在保険適用されているのはコンポジットレジンをCAD/CAMで加工したクラウンです(この話を知らない受験生もいるようですので気を付けてくださいね)。つまり問題文に「コンポジットレジンをCAD/CAMで加工したクラウン」とか「CAD/CAMによるコンポジットレジンクラウン」と書かれていたらそれは保険のCAD/CAM冠のことです。口腔内スキャナーは2019年11月の時点では保険に導入されていませんので、口腔内でリアルに印象採得を行い、石膏模型を作成し、その模型をスキャンする方法で作成することになります。この流れが出題されたのが111A90です。MTAセメントなかなかストレートに出題されないMTAセメントですが、さすがにそろそろ出そうな感じがします。MTAセメントの組成は①ケイ酸カルシウム②造影剤(酸化ビスマスやジルコニア)③硫酸カルシウム(つまり石膏です。石膏が含まれている理由は水で硬化するようにするためです。MTAセメントは水硬性セメントの一種ですよ)。あと、MTAセメントは歯質接着性がありませんので、注意してください。意識していないと、なんとなく間違ってしまいそうです。MTAセメントを使う場面は①穿孔部の封鎖②直接覆髄③逆根管充填です。MTAセメントは水硬性セメントではありますが、仮封には使いません。MTAセメントは高価ですので、仮封なんかに使ってはいけません!(笑)一応注意しておきます。MTAセメントについては、スパルタ動画セミナー5回目でも解説しています!象牙質知覚過敏症に用いる薬剤(111B48、111C86)知覚過敏の処置でフッ化ナトリウム(フッ化物)を選択できない方がいます。知覚過敏にはフッ化物塗布も有効です。下記の111C86を確認してください。 高度に顎堤吸収している総義歯症例(112C55)112回国試では高度に顎堤が吸収している総義歯症例が比較問題として出題されていました。112C55です。写真Bの症例は、ウルトラスーパー難症例ですね…。ちなみにdentalkokushi的にはこの症例、全く自信がありません(泣)このような症例はいくら調整しても疼痛が消失しないことが予想されますので、軟質裏層材の使用を考慮にいれるべき、、、という問題でした。トームス線維、トームス突起、トームスの顆粒層この3つを区別できない受験生が意外と多いです。きちんと区別して説明できるようにしましょう。こういうところが基本なんです。(浪人生が弱いのはこのような基本的な部分です。現役生に負けてしまう要因のひとつです。)トームス突起はエナメル芽細胞に存在しますが、トームス突起はエナメル小柱の形成に関与しますよね。エナメル芽細胞には2種類あって、トームス突起を持つエナメル芽細胞とトームス突起を持たないエナメル芽細胞の2種類があるのです。トームス突起を持たないエナメル芽細胞からは無小柱エナメル質が形成される点に注意しましょう。単語の羅列だけで、意味を説明できない方が多いように感じるところですので念のため説明しておきました。※『次の歯科国試で出そうなところをリストアップしてみた』後編はこちら歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる
dentalkokushi
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