歯科用語集

2022年04月20日

インピーダンス測定検査

「インピーダンス測定検査」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

インピーダンス測定検査とは?

インピーダンス測定検査とは、電気抵抗値(インピーダンス値)を測定することにより、う蝕による歯の実質欠損の深さ、露髄の有無、歯根破折の有無などを診査する検査法のことを指します。インピーダンス測定検査はカリエスメーター®などを用いて、う蝕の電気抵抗値を測定する検査です。

一般用語におけるインピーダンス

一般的にインピーダンスとは、「交流電気回路における電圧と電流の比を表した複素数」のことです。直流回路では電圧と電流の比は電気抵抗(レジスタンス)といわれます(単位はΩ(オーム))。電気抵抗とインピーダンスは回路が直流と交流で違うため正確にはイコールではありません。

インピーダンス測定検査の用途

インピーダンス測定検査は、う蝕の診断(深さの判定)、露髄の有無、穿孔の有無、歯根破折の有無、根管長の測定などが判定できます。

保存修復学分野での利用

インピーダンス測定検査は、保存修復学分野において、う蝕の診断、深さの測定、露髄の有無の判定などに利用されています。インピーダンス測定検査には、主にカリエスメーター®︎やエンドドンティックメーター®︎などが用いられます。

インピーダンス測定検査の測定値の指標

インピーダンス測定検査の検査結果については、下記の指標に基づいて読み取ります。
  • インピーダンス測定検査で600kΩ以上:健全エナメル質〜エナメル質初期う蝕
  • インピーダンス測定検査で250kΩ〜600kΩ:エナメル質う蝕
  • インピーダンス測定検査で250kΩ以下:象牙質う蝕
  • インピーダンス測定検査で15kΩ以下:露髄

歯内療法学分野での利用

インピーダンス測定検査は、歯内療法において根管長を測定する際に用いられます。根管長測定とは、電気的根管長測定器のよって根管長を測る方法です。

電気的根管長測定器は、口腔粘膜と根管内に挿入した測定電極の先端との間のインピーダンス値を測定することにより、根管の長さを把握する装置です。

なお、電気的根管長測定器にはルートZX®︎(モリタ)、ジャスティ3.5®︎(ヨシダ)などがあります。
この記事は無料の会員限定です
会員登録して読む(無料)
ログインして読む