象牙質う蝕

「象牙質う蝕」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

象牙質う蝕とは?

象牙質う蝕とは、象牙質にまで達しているが歯髄には達していないう蝕のことである。進行度によるう蝕の分類(C0〜C4)のなかでは、象牙質う蝕はC2に該当する。



象牙質う蝕の層

象牙質う蝕の病巣部は、その脱灰の程度からFurrnerによって次のように分類されている。
  • 多菌層
  • 寡菌層
  • 先駆菌層
  • 混濁層
  • 透明層
  • 生活反応層

多菌層:象牙質う蝕

象牙質う蝕の多菌層とは、象牙質う蝕の病巣における最表層で、象牙細管のなかに多数の細菌が認められる層である。

寡菌層:象牙質う蝕

象牙質う蝕の寡菌層とは、象牙質の脱灰と象牙細管への細菌の侵入が認められる層である。

先駆菌層:象牙質う蝕

象牙質う蝕の先駆菌層とは、象牙細管への細菌の侵入がわずかに認められる層である。象牙質の基質変化は認められない。

混濁層:象牙質う蝕

象牙質う蝕の混濁層とは、細菌の侵入はなく、標本にするとわずかに混濁したように観察される状態の層である。

透明層:象牙質う蝕

象牙質う蝕の透明層とは、象牙細管の石灰化が進行し、健康な象牙質よりも透明に観察される状態の層である。

生活反応層:象牙質う蝕

象牙質う蝕の生活反応層とは、正常な象牙質と象牙質う蝕の透明層との中間に位置している層のことである。




「象牙質う蝕」の文献・書籍など

【読み】

ぞうげしつうしょく

【文献・書籍】

『保存修復学 第6版』, 千田彰ら, 医歯薬出版株式会社, 2013.

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

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