歯髄電気診

「歯髄電気診」とは?歯科用語を解説
2020年02月20日

歯髄電気診とは?

歯髄電気診とは、歯髄の生死を判定する診査法である。歯髄電気診では、歯表面に電極を当て電気的刺激を段階的に与え、患者の痛みの有無により歯髄の生死を判断することができる。
歯髄の生死を判定する方法には、歯髄電気診の他にも温度診や切削診などがある。深いう蝕・窩洞の場合は歯髄の生死を確認する目的で、歯髄電気診を行うべきである。
どの程度の電圧レベルで痛みを感じるかは患者により異なるため、歯髄電気診では反対側同名歯を対象歯として比較をする。



歯髄電気診の禁忌

歯髄電気診では電流を流すため、心臓ペースメーカーを装着している患者には禁忌である(最近ではペースメーカーも歯髄電気診では影響を受けないものが製造されているので必ず禁忌というわけではない)。

歯髄電気診の術式・注意点

診療で歯髄電気診を行う場合には、下記の点に注意する必要がある。
  • 歯髄電気診の術前には歯をきちんと乾燥させる
  • 歯髄電気診は根未完成歯では閾値が上昇する
  • 歯髄電気診では金属の部分では閾値が低下する
  • 歯髄電気診ではコンポジットレジンやセメントの部分では閾値が上昇する

歯髄電気診による歯髄炎の鑑別

歯髄炎電気診は歯髄の生死を判定する診査法であり、歯髄電気診によって歯髄炎の鑑別を行うことは困難である。しかし、歯髄電気診でも歯髄炎の傾向を把握することができる場合もある。

【歯髄電気診の閾値が低いケース】
  • 歯髄充血の可能性が高い
  • 急性単純性歯髄炎の可能性が高い

【歯髄電気診の閾値が高い】
  • 慢性歯髄炎の可能性が高い
  • 急性化膿性歯髄炎の可能性が高い
  • 壊疽性歯髄炎の可能性が高い



「歯髄電気診」の文献・書籍など

【読み】

しずいでんきしん

【文献・書籍】