歯科医院で働く新人はこれ見とけば大丈夫!「歯科業界用語」を総まとめ

歯科医院で働く新人はこれ見とけば大丈夫!「歯科業界用語」を総まとめ

1D編集部
2022年8月26日
歯科医院に初めて勤務する歯科医師・研修歯科医、新卒歯科衛生士、歯科助手の方々は、歯科医院で飛び交っている数々のカタカナ用語に戸惑っているかもしれない。歯科医院は専門的なカタカナ用語も多く、また慣習によって当たり前になっている業界用語も多い。

この記事では、そうしたカタカナ用語・業界用語をまとめてみた。新人の歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の方はぜひ参考にしていただきたい。


新人が知っておくべき歯科用語【病名・治療篇】

新人が知っておくべき歯科用語、まずは【病名・治療】篇をお届けしよう。


パフォる(ぱふぉる)】の意味・読み方・例文・歯科用語

パフォる」とは「Paforation(パーフォレーション穿孔)する」の略で、根管治療の際、本来の根管根尖)とは異なる位置に穴が開いてしまっている状態を示す。Tranceportation(トランスポーテーション)と表現する場合もある。

例文:「あの患者さんパフォっちゃってて大変だったよ」

【プルってる(ぷるってる)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「プルってる」とは「Pulpitis(パルピティス:歯髄炎)になる」の略で、読んで字のごとく歯髄炎の状態を表す。

例文:「プルってるので抜髄の準備をお願いします」

【ペルってる(ぺるってる)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「ペルってる」とは、「Periodontitis(ペリオドンティティス:根尖性歯周炎)になる」の略で、Pulと同じように根尖性歯周炎の状態を表す。

例文:「プルってたんだけどペルっちゃったかもしれないね」

【C(しー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「C」とは、う蝕(むし歯)のことである。う蝕は英語でCaries(カリエス)と言い、この頭文字を取って「C」と呼ばれている。

例文:「Cが深いから露髄しないように注意しよう」

【P(ぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「P」とは、歯周病のことである。歯周病は英語でPerio(ペリオ)と言い、この頭文字を取って「P」と呼ばれている。

例文:「あの患者さんは重度のPだから、しっかりブラッシング指導しないとね」

【ペリオ(ぺりお)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「ペリオ」とは、歯周病のこと全般を指す略語である。歯周病学を意味する英単語 Periodontology の前半部分に由来していると思われる。

例文:「あの先生の専門はペリオだから、やっぱり歯周病について詳しいね」

P処(ぴーしょ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

P処」とは、歯周疾患処置のことである。前述のように歯周病は「P」と言い、Pに対する処置のことを「P処」と呼ぶ。

例文:「P処が終わったら補綴処置に入ろう」

【エンド(えんど)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「エンド」とは、歯内治療根管治療のこと全般を指す略語である。エンドは、根管治療を意味する英単語 Endodontics の前半部分から由来する。

例文:「次の水曜日、エンドの勉強会があるので早めに帰ります」

【ペリコ(ぺりこ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「ペリコ」とは、Perico智歯周囲炎)のことで、智歯(親知らず)が原因となって歯周組織炎症を起こしている状態。

例文:「先週ペリコになっちゃってめちゃくちゃ痛かったよ」

Dul(ドゥル)】の意味・読み方・例文・歯科用語

Dul」とは、Decubitus ulcer(口腔褥瘡性潰瘍義歯不適合)の略で、主に義歯が合わず粘膜痛みがある時に使う。

例文:「何回も義歯調整してるんだけどDulが治らない」

【WSD(だぶりゅーえすでぃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「WSD」とは、Wedge Shaped Defect(くさび状欠損)の略で、う蝕咬合性外傷などによりできた歯頚部の欠損のことである。

例文:「まずはWSDの充填から始めてみよう」

P急発(ぴーきゅうはつ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

P急発」とは、歯周炎急性発作のことで、日常臨床で遭遇しやすい症状のひとつである。

例文:「これはP急発だね。抗菌薬を処方した方が良さそうだ」

【Fistel(ふぃすてる)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「Fistel」とは、瘻孔(ろうこう)のことで、歯周炎根尖性歯周炎が原因となり歯肉排膿路ができた状態を呼ぶ。

例文:「Fistelができてるから、原因特定のためにポイント造影しよう」

【麻抜(まばつ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「麻抜」とは、麻酔抜髄法の略で、歯髄炎を起こした歯に対し麻酔をした上で歯髄除去し消炎する治療法である。

例文:「(デンタルを見て)この深さのCは麻抜になるかな」

【根治(こんち)】【RCT(あーるしーてぃー)】【感根処(かんこんしょ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「根治」「RCT」「感根処」とは、感染根管治療の略で、根尖性歯周炎を起こした歯に対し歯内療法を行うことである。歯科で「RCT」といえば感染根管治療を差すが、医科や統計学では「Randomized Controlled Trial:ランダム化比較試験」のことを差すので注意。

例文:「根治は長引けば長引くほど治癒が難しくなる」

【表麻(ひょうま)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「表麻」とは、表面麻酔の略で、麻酔注射針が刺さる痛みを緩和するために使う。

また浸潤麻酔のことを「浸麻(しんま)」、伝達麻酔のことを「伝麻(でんま)」、局所麻酔のことを「局麻(きょくま)」と呼ぶ。

例文:「田中さんに表麻して浸麻しておいてください」

咬調(こうちょう)】の意味・読み方・例文・歯科用語

咬調」とは、咬合調整の略で、咬合性外傷歯周病補綴物の調整のためにかみ合わせを調整することを差す。

例文:「コンタクトは問題ないからあとは咬調してセットだね」

【F-Op, フラップオペ(ふらっぷおぺ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「F-Op」「フラップオペ」とは、フラップ手術のことで、歯周基本治療で改善しない歯に対しフラップ(歯肉弁)を開いて目視下で根面の歯石を除去する治療法を呼ぶ。

例文:「縁下歯石が残ってるからF-Opで取り切る」

【EXT(えきすと)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「EXT(エキスト)」とは、抜歯のことで英語のExtractからExtと呼ばれるようになった。

例文:「3番ユニットにエキストの準備をお願いします」

【SP(えすぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「SP」とは、抜歯後の消毒・洗浄のことで Spulung(ドイツ語)が由来とされている。

例文:「今日抜歯(ばっし)したので明日SPで、1週間後に抜糸(ばついと)で」

Hys(ひす)】の意味・読み方・例文・歯科用語

Hys(ヒス)」とは、「象牙質知覚過敏症」のこと。

例文:「ヒスがあるので、あまり強く磨かないように指導しておいて」

【PZ(ぴーぜっと)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「PZ」とは、Preparation von Zahnという英語とドイツ語の造語で、支台歯形成を意味する。生活歯の形成は生PZ失活歯の形成は失PZと呼ぶ。

例文:「生PZの形成は露髄しないように慎重に」

【KP(けーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「KP」とは、窩洞形成のことで、主にう蝕除去後のインレー窩洞形成のことを呼ぶ。Cabity Preparetionの略とされているが「CP」としてしまうとクロラムフェニコールと混同してしまうため頭文字をKとした、など諸説ある。

例文:「次回の予約はKP、印象でお願いします」

【imp(いんぷ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「imp」とは、Impression(印象採得)の略で、修復補綴物の製作に先立って行われる型取りのことである。

例文:「自費のクラウンなのでシリコンimpでお願いします」

【BT, バイト(ばいと)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「BT」「バイト」とは、治療中に行う手技のひとつである「咬合採得」のこと。英語で「噛む」ことは「Bite(バイト)」と呼ぶことに由来する。アルバイトのことではないので混乱しないよう注意しよう。

例文:「バイトを取りたいのでワックスとお湯を準備してください」

【Set(せっと)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「Set」とは、装着の意味で、修復補綴物の装着のことを呼ぶ。

例文:「クラウンのsetはレジンセメントが一般的になった」

【Brx(ブラキシズム)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「Brx」とは、Bruxism(ブラキシズム)の略で、歯ぎしりの総称として使われる。タッピング(カチカチ噛む)・クレンチング(食いしばる)・グラインディング(歯ぎしり)などの癖がある。

例文:「Brxがある患者さんにはマウスピースの使用を勧めた方がいい」

【HRT(エイチアールティー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「HRT」とは、Horizontal Retinal Teeth(半埋伏歯)のことで、一般的には半埋伏智歯のことを差す。

例文:「右下のHRT、あのExtは難しそうだね」

レ充(れじゅう)】の意味・読み方・例文・歯科用語

レ充」とは、レジン充填の略で、窩洞形成後のCR充填のことを差す。

例文:「Ⅰ級窩洞だからインレーじゃなくてレ充でいいね」

【SRP(えすあーるぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「SRP」とは、スケーリング・ルートプレーニングのことである。Scaling Root Planingの頭文字を取って略している。

例文:「SRPしたんですがあまり改善が見られません」

【BOP(びーおーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「BOP」とは、Bleeding On Probing(プロービング時の出血)の略で、歯周病の活動度の指標として用いられる。

例文:「右上7番、BOP(+(プラス))です」

【メンテ(めんて)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「メンテ」とは、メインテナンスの略で、一通り治療が終わった後定期的に検査し口腔内の状態を良好に保つために行われるケアのことである。

例文:「今日で治療は終了ですので、メンテに移行しましょう」

【不適(ふてき)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「不適」とは、不適合の略で、インレーやクラウンなどの技工物が合わないことを差す。

例文:「マージン不適のため再製作お願いします」

メタボン(めたぼん)】の意味・読み方・例文・歯科用語

メタボン」とは、メタルボンドの略である。正確には、陶材焼付鋳造冠や金属焼付ポーセレンなどと呼ばれる自費治療のクラウンのことである。

例文:「メタボンの調整は専用のポイントを使う必要がある」

デンチャー(でんちゃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

デンチャー」とは、義歯(入れ歯)のことである。

全部床義歯のことを「フルデンチャー」やその頭文字を取って「FD」、部分床義歯のことを「パーシャルデンチャー」やその頭文字を取って「PD」と略したりする。

例文:「将来はデンチャーを学びたいので補綴科に入ろうと思います」

【GP(じーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

「GP」とは、歯科業界においてはいくつかの意味を持っています。

1つ目の「GP」の意味とは、Gingival Preparationの頭文字を取ったもの。つまり「歯肉切除術」のことを言う。歯肉切除術歯周ポケットを含む歯肉切除することで健康な歯肉を獲得する歯周外科治療のひとつ。歯周ポケットを含む歯肉切除することで健康な歯肉形態を獲得する歯周外科治療である(1D歯科用語集)。

2つ目の「GP」の意味は、「ガッタパーチャポイント」のこと。ガッタパーチャポイント根管充填の際に根管内に充填される材料である。英語ではGuttapercha Pointと書き、その頭文字を取ってGPと呼ばれることもある。

3つ目の「GP」の意味は「一般開業医」、英語にするとGeneral Practitionerを指している。一般開業医・GPとは、要するに「街の歯医者さん」のことである。深い専門があるというわけではなく、地域の患者さんに対して広い分野の歯科医療を提供できる歯科医師を意味する。

例文:「Cが縁下まで進んでるから、GPしてから充填しよう」
例文:「再根治なんだけど、GPが硬くなっててなかなか取れないよ」
例文:「将来はGPになって地域の歯科医療に貢献したいです」

PR
放映予定の1D歯科動画

    新人が知っておくべき歯科用語【材料・器材篇】

    新人が知っておくべき歯科用語、次に【材料・器材】篇をお届けしよう。

    デンタル(でんたる)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    デンタル」とは、デンタルエックス線写真のことで、口内法撮影のことを差す。

    雑談ではオールデンタル(全国歯学部体育大会)のことを略してデンタルと呼ぶ時もある。

    例文:「このデンタル誰が撮ったの?全然写ってないじゃん」

    【パントモ、パノラマ(ぱんとも、ぱのらま)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「パントモ」「パノラマ」とは、「オルソパントモグラフィ」「パノラマエックス線写真」の略で、口外法撮影のことを差す。

    例文:「田中先生にパントモを撮影しておくよう伝えておいて」

    マイクロ(まいくろ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    マイクロ」とは、マイクロスコープ(顕微鏡)の略で、歯内療法歯周治療で用いられる機器のことである。肉眼では確認できない細部まで目視できるのでより精密な治療ができる。

    例文:「マイクロがある歯科医院に転職したいです」

    【カルシ(かるし)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「カルシ」とは、「カルシペックス(商品名)」という水酸化カルシウム製剤の略称で、根管貼薬に用いられる。

    例文:「貼薬するのでカルシ持ってきてください」

    【カルボ(かるぼ)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「カルボ」とは、カルボキシレートセメントの略で、元来は合着・裏装の用途として製造されていたが仮封に用いられることが多い材料である。

    例文:「キャビトンとカルボで二重仮封してください」

    シェード(しぇーど)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    シェード」とは、クラウンなどの歯冠色やホワイトニングでの歯の色や明るさの指標のことで、シェードガイドと呼ばれるモデルと比べて判断する。

    例文:「シェードA3が日本人の平均です」

    【J(じぇー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「J(ジェー)」とは、ポビドンヨードのことで「J ヨード液」という販売名から略して呼ばれるようになった。歯科では術野の消毒や根管貼薬に用いられる。

    例文:「排膿が多いからJ貼薬して仮封はオープンにしよう」

    【CR(しーあーる)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「CR」とは、コンポジットレジンの略で、主にう蝕に対する修復治療などで窩洞に充填する材料として用いられる。一般的には光重合型の物を差す。

    例文:「充填するのでCRの準備してください」

    【TeC(てっく)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「TeC(テック)」とは、「テンポラリークラウン(Temporary Crown)」の頭文字を取った略語で、要するに「仮歯」のことである。

    例文:「この辺にTec飛んでこなかった?」

    【T-fix(てぃーふぃっくす)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「T-fix」とは、暫間固定のことで動揺歯に対しレジンなどを用いて歯を固定することで改善を見込む治療法のことを差す。

    例文:「Pで5番が動揺してるので456でT-fixしましょう」

    マルモ(まるも)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    マルモ」とは、歯の石膏模型(スタディーモデル)のことである。「模型」の頭文字の「模」をマルで囲んでいたことから、マルモと呼ばれるようになった。

    例文:「次の症例検討で使うからマルモとっておいて」

    新人が知っておくべき歯科用語【保険・カルテ用語篇】

    新人が知っておくべき歯科用語、【保険・カルテ用語】篇をお届けしよう。

    歯清(しせい)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    歯清」とは、機械的歯面清掃の略で、歯磨剤を用いたポリッシングのことをいう。

    例文:「歯清は2ヶ月に1回算定できます」

    SPT(えすぴーてぃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    SPT」とは、Supportive Periodontal Therapy(歯周病安定期治療)の略で、

    例文:「BOP(ー)でも4mm以上のポケットが残っている場合はSPTメインテナンスしていきましょう」

    歯管(しかん)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    歯管」とは、歯科疾患管理料の略で、継続的管理を必要とする歯科疾患がある患者に対して、セルフケアに加えて病状が改善した歯科疾患などの再発防止および重症化の予防を評価したものを差す。

    例文:「歯管の紙を渡すの忘れないようにしてね」

    補管(ほかん)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    補管」とは、補綴物維持管理料の略で、クラウンブリッジに対し2年間の保証期間をつける代わりに維持・管理料として100〜440点算定する制度のことである。

    例文:「そのクラウン補管期間中だから無料でやり直しだね」

    【か強診(かきょうしん)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    「か強診」とは、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の略で、虫歯や歯周病などあらゆる歯科疾患の重症化を予防し、定期的なメンテナンスを行えると厚生労働省が認可した歯科医院のことを呼ぶ。 本来予防歯科は保険では認められていないが、様々な基準をクリアした歯科医院のみを対象に予防を含む保険適応の範囲が拡大される。

    例文:「当院はか強診に認定されています」

    実地指(じっちし)】の意味・読み方・例文・歯科用語

    実地指」とは、歯科衛生士実地指導料の略で、歯科疾患がある患者に対して歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が直接15分以上の実地・指導を行い、指導内容を記載した文書を提供した際に算定する。

    例文:「実地指の紙は必ず記入してください」

    新人は覚えることがたくさん

    いかがだっただろうか。歯科医院で働く新人は、覚えることが山ほどあって大変である。この記事が皆さんの仕事の一助になれば幸いだ。

    歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!

    日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。

    下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!

    1D編集部
    著者/監修者
    1D編集部

    1D編集部は、臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士で構成されています。歯科業界の最新ニュースから歯科医療の臨床・学術情報、歯科医療者のためのライフスタイル記事まで、歯科医療の専門家の視点で、ただしく・おもしろいコンテンツをお届けします。

    1Dプレミアム
    1Dプレミアム

    関連ニュース

    「もっと速く診療して」で済ませる院長へ――削るべき時間は、患者の口の外にもある

    「もっと速く診療して」で済ませる院長へ――削るべき時間は、患者の口の外にもある

    予約枠を短くしたい。でも、治療の質は落としたくない。そのとき、スタッフや勤務医に「もう少し速く」と求めるだけになっていないでしょうか。1Dの診療時間短縮をめぐる対談が、最初に具体策として挙げるのは、処置のスピードではありません。準備と片付けです。治療に使えるはずの時間を、器具を探す、物を取りに行く、次の診療を整える作業が圧迫していないか。時短を考える場所を、患者の口の外へ広げる話です。対談ではさらに、紙の資料や模型の管理、学習による手順の改善へ議論が進みます。速く動く人を増やすだけではなく、今の腕と人数でも無駄なく診療を進められる仕組みをどう作るか。その視点で三つの話を読み解きます。準備で使った時間の帳尻を、処置で合わせていないか対談では、同じ処置でも術者の経験や技量によって所要時間が異なることを確認したうえで、医院の仕組みとしてできる改善へ話を移します。上手な人の速さだけを基準にしても、全員が明日から同じように診療できるわけではないからです。そこで挙がるのが、器材の準備、片付け、収納、院内の動線。診療の前後に繰り返す動きです。対談には、カルテ棚の扉を何度も開け閉めしているなら、その動作まで見直すという、かなり細かな例も登場します。もちろん、棚の扉を外すことを、すべての医院へ勧める話として受け取る必要はありません。注目したいのは、一回では気にならない動作でも、一日の診療で何度も繰り返されているという着眼点です。準備が遅れた分だけ処置を急ぎ、片付けが終わらない分だけ次の患者を待たせる。そんな運営では、予約枠だけ短くしても、現場にかかる圧力が増えます。対談も、準備や片付けが治療時間を圧迫する問題を指摘し、雑な治療とチェアタイムの短縮を明確に分けています。時短の目的は、必要な工程を省くことではありません。治療に必要な時間を確保したうえで、診療を枠内に収めること。そのためには、術者の手元だけでなく、診療が始まる前と終わった後にも目を向ける必要があります。紙に書く速さだけでは、デジタル化を評価できない二つ目の論点はデジタル化です。対談では、慣れている紙のほうが、最初は速い場合もあると認めています。紙ならすぐ書ける。新しいシステムは操作を覚えなければならない。この使い始めの負担を無視していないのが、話の出発点です。ただし、紙の運用には、書いた後の仕事もあります。しまう、探す、取り出す、戻す。入力だけを比べて「紙のほうが速い」と結論づければ、それ以外の時間は見えないままです。動画ではカルテなどの資料に加え、矯正歯科医院での模型管理の例が紹介されます。スキャンしたデータと3Dプリンターを使うことで、物理的な模型の保管スペースや出し入れの負担を小さくしていたという訪問時の経験です。この例から読み取れるのは、機器を入れたこと自体ではなく、探したり管理したりする仕事が変わったことです。導入するなら、自院のどの作業がなくなり、どの作業が残るのかまで見る必要があります。なお、動画内の個別事例は、資料を一律に廃棄してよいという意味ではありません。デジタル化を進めたのに、紙と同じ手順を画面の上で繰り返しているだけなら、想定ほど時間は減らないかもしれません。何を買うかと同時に、何をしなくてよくなるかを説明できるか。これが、この対談を自院の導入判断へつなげる問いです。「一手間かかるから省く」が、遠回りになることもある三つ目は学習です。対談では、処置の順番や器具の使い方を知っているかどうかで所要時間が変わる、と話しています。単に急ぐのではなく、手順を学んで練習し、使えるようにすることが時短につながるという考え方です。印象的なのが、ラバーダムについての登壇者の経験です。装着に手間がかかるという見方に対し、その準備を行うことで、その後の処置を進めやすくなり、全体では速くなる場合があると説明しています。これは、あらゆる症例で同じ短縮効果が得られるという主張として扱うべきではありません。ここで残したいのは、「一工程を省けば、その分だけ速くなる」とは限らないという視点です。必要な準備や手順が、後の迷いややり直しを減らすこともあります。準備を短くする話と、準備に手間をかける話は、一見すると逆に聞こえます。しかし、診療全体で考えれば矛盾しません。減らしたいのは無駄な探索や移動であり、残したいのは治療を確実に進めるための工程です。工程数の少なさだけでは、時短の良し悪しは決まりません。予約枠を縮める前に、一枠の中身を分けて見る自院で最初にできることとして、編集部から提案したいのは、一つの予約枠を「準備」「処置」「片付け」に分けて見ることです。処置中にも、材料待ちや資料探しで手が止まっていないかを確認します。たとえば毎回同じ物を取りに行っているなら、まず収納や準備を見直せます。探しているのが資料なら、管理の仕方が論点になる。手順の迷いなら、学ぶ内容が具体的になります。どこで時間を使っているかによって、次に手を入れる場所は変わります。準備と片付け、デジタル化、学習。動画で挙がる三つの方法は、いずれも「もっと急いで」という指示より先に検討できることです。予約表の数字を縮める前に、現場で繰り返されている仕事の中身を変える。それが、治療時間を圧迫しない時短の出発点になります。元動画を見る本記事は1D公式チャンネル「歯科医院の売上を2倍にする診療時間短縮戦略」の対談をもとに構成しました。YouTubeで元動画を開く
    1D編集部
    2日前
    分院長は、募集すれば来ると思っていませんか?――2院目の前に答えるべき採用の話

    分院長は、募集すれば来ると思っていませんか?――2院目の前に答えるべき採用の話

    1院目が軌道に乗った。次の物件も見つかりそうだ。あとは分院長を採用すれば、2院目を出せる――。その「あとは」が、いちばん難しいのかもしれません。1Dの分院展開をめぐる対談では、患者が来ない、歯科医師を採用できない、歯科衛生士を採用できない、という三つのリスクが挙がります。なかでも議論が熱を帯びるのが、分院長の採用です。診療を任せられ、医院も運営できる歯科医師。その人には、そもそも自分で開業する選択肢があるからです。医院を増やしたい側の都合だけで、人は集まらない。対談が突きつけるのは、出店計画の前提そのものです。その人は、なぜ自分で開業せずに分院長になるのか勤務医を一人増やすことと、分院を任せる人を見つけることは同じではありません。診療の腕があれば、それだけで理事長不在の医院が回るとは限らない。患者との関係、スタッフとの連携、日々の運営まで、任せたい範囲は広がります。ところが、そうした役割を担える人ほど、独立も選べる。対談では、分院長として活躍できる能力を持つ歯科医師を採る難しさが、この開業という選択肢との比較で語られています。ここを「給与を少し上げればよい」という話だけで済ませると、採用後にも同じ問題が残ります。入職時は条件に納得していても、経験を積んだ後に独立を選ぶかもしれないからです。対談でも、採用する難しさに続いて、高い給与を用意しなければ辞めてしまうという懸念が挙がります。もちろん、開業すれば必ず収入が増えるわけではありません。ここで読むべきなのは収入の優劣ではなく、候補者にも比較する相手と選択肢がある、という構図です。理事長が「この条件なら十分だろう」と考えることと、候補者が「ここで分院長を続けたい」と思うことには、距離があります。対談には、勤務医との関係づくりや、知人を通じた採用の話も出てきます。募集を出して待つだけでは人が見つからない。その切実さを示すエピソードです。ただし、会食や待遇の派手さをそのまま真似すれば採れる、という成功法則ではありません。院長が替わったら、患者との関係まで途切れてしまう分院長の問題は、採れた時点で終わりません。対談では、分院長を務めた経験のある登壇者が、在任中にメンテナンスへつなげようとしていた患者の流れが、後任の時期には続かなくなったと聞いた、という話をしています。退任後の状況は伝聞であり、この話だけで患者減少の原因を断定することはできません。それでも、分院運営の弱点を考える材料にはなります。理事長や一人の院長が頑張って築いた診療の流れは、担当が替わった後も維持できるのか、という問題です。患者が来なくなったとき、立地や広告を疑うのは自然です。しかし、院長の交代を境に運営が変わっていれば、新患を増やす施策だけでは埋められない穴があるかもしれません。次回の受診を誰が案内するのか。メンテナンスへの移行を、院内でどう共有するのか。これらは、エピソードを自院の運営へ置き換えるための編集部の問いです。一人の院長が分かっていれば回る医院と、その人が離れても回る医院。分院展開では、この差が表面に出ます。採用した院長の力量に期待するだけでは、交代のたびに運営を組み立て直すことになります。衛生士を採れなければ、診療計画も机上のままになるもう一つ、対談が繰り返し扱うのが歯科衛生士の採用です。登壇者の関わる医院では、長く勤める衛生士に残ってもらうため、給与や休みの条件を改善している一方、新たな採用は難しいという経験が紹介されます。さらに具体的なのが、衛生士の予約がメンテナンスで埋まると、歯科医師の診療補助を頼めず、院長が一人で対応することになるという話です。ユニットがあり、診療したい患者がいても、その時間に誰が何を担当できるかで、現場の動きは変わります。出店計画に「衛生士を採用する」と一行書くのは簡単です。しかし、採用できなかった場合に、理事長が補うのか、分院長が抱えるのか、予約の取り方を変えるのか。そのしわ寄せまで考えると、人員計画は物件や設備に付随する話ではなくなります。2院目の計画に、理事長が穴を埋め続ける余地はあるか対談は、目的のある分院展開そのものを否定していません。一方で、ただ規模を大きくしたいという発想には、冒頭から疑問を投げかけています。この記事の論点を出店計画へ戻すなら、先に具体化したいのは三つです。誰に何を任せるのか。その人がここで働く理由は何か。採用できない、あるいは辞めたときに、診療をどう続けるのか。候補者の名前も、任せる範囲も、欠員時の対応も曖昧なままでは、「2院目を持つ」という計画の中に、理事長が埋める仕事が隠れています。医院を増やした結果、自分の手間だけが増える展開を避けるには、物件の契約より先に、任せる相手と運営の引き継ぎを詰める必要があります。分院を出す判断と、分院を回せる判断は別です。次の一院を考えるなら、まず「あとは採用するだけ」の中身から見直してみてください。元動画を見る本記事は1D公式チャンネル「【歯科医院】分院展開後のトラブルを回避するには」の対談をもとに構成しました。YouTubeで元動画を開く
    1D編集部
    2026年9月12日
    そのバズ、通える患者に届いていますか?――歯科医院が再生数を追う前に考えること

    そのバズ、通える患者に届いていますか?――歯科医院が再生数を追う前に考えること

    動画の再生数は伸びた。フォロワーも増えた。ところが、新患の予約は思ったほど増えない。投稿をもっと面白くすればよいのでしょうか。それとも、そもそも見てほしい相手に届いていないのでしょうか。1Dの集患をめぐる対談では、地域の歯科医院が全国的にバズっても、来院にはつながりにくい場合があると指摘しています。話題になったかどうかと、その医院に通う人へ届いたかどうかは、違う話だからです。このずれはSNSだけに起きるものではありません。価格を下げて新患を増やす広告にも、出したままの看板にも、見栄えのよい数字や手応えを成果と取り違える落とし穴があります。全国に届く投稿が、近所の患者に届くとは限らない対談で挙がるのは、地方の一般歯科医院がSNSで全国的に話題になった場合と、都心で広い地域から患者を迎える審美・矯正の診療を打ち出す場合の違いです。同じ再生数でも、その後に起こり得る来院行動は同じではありません。日常の歯科診療を受ける医院を探している人にとって、通える場所にあることは大きな条件です。遠方で面白い動画を出している医院を知ったからといって、そこへ予約するとは限らない。一方、特定の治療を求めて遠方へ足を運ぶ人が対象なら、広く認知されることに意味が出てきます。つまり、動画内で否定されているのはSNSそのものではなく、誰に来てほしいのかを決めないままバズを目標にすることです。運用は大切でも、バズる必要があるとは限らない。この区別を飛ばして「再生数が足りない」と考えると、次の投稿も同じ方向へ進んでしまいます。対談には、1D自身のショート動画が大きく再生されたものの、届けたい歯科医師以外の視聴者が増え、期待する意味での成果にはつながらなかったという振り返りもあります。再生された事実はあっても、本来の相手が見ているとは限らない。自分たちの発信にも起きたずれとして語られている点が、この話の厳しさです。今月の新患が増えても、価格競争で消耗することはある二つ目の論点は、価格を前面に出す広告です。対談は、安価に提供することを一律に否定していません。規模や仕入れの工夫で価格を抑えられる場合もあり、患者にとって安く受けられる利点もある。そのうえで問題にしているのが、安さだけで選ばれ続けようとする競争です。価格が来院の決め手なら、さらに安い医院が出てきたとき、その患者がそちらを選ぶ可能性もあります。目の前の新患数は増えていても、その後の関係まで含めると、期待した成果になっていないかもしれない。対談では、この違いをLTV、つまり一度の来院だけでなく継続した関係で見る考え方として説明しています。「今月、何人来たか」は必要な数字です。ただ、それだけで広告の良し悪しを決めると、来院後に何が起きたかが抜け落ちます。ここから導けるのは、値下げが悪いという結論ではありません。価格以外に、患者がその医院を選び続ける理由を示せているか、という問いです。初回の反応だけを追うと、次の月も同じ価格訴求を強めることになりかねません。その繰り返しを続けられるのか。対談は、新患数が増えたという成功らしい結果にも、立ち止まって見る余地があると示しています。「なんとなく増えた」で、看板代を払い続けていないか三つ目は看板やチラシです。ここでも、アナログ媒体だから時代遅れだ、という話ではありません。問題は、出した後の効果が見えにくいまま、何となく継続されてしまうことです。対談で紹介される具体策は、QRコードのリンクに、どの看板やチラシから来たかを区別できる情報を付ける方法です。駅前の看板と別の場所の看板を同じURLにしてしまえば、どちらを見てアクセスしたのか分かりません。媒体ごとに入口を分ければ、少なくとも読み取られた後のアクセスを見分けられます。ただし、QRコードの読み取り件数が、そのまま来院数になるわけではありません。また、看板を見て後から医院名を検索する人も、QR経由の数字には入りません。これは計測を使う際に押さえたい限界です。数字が取れる部分と、取れない部分を分けて考える必要があります。対談でも、ホームページを見てもらうことが目的なのか、認知なのか、どこをゴールに置くかが話題になります。看板を出す前に何を期待するかを決めなければ、出した後に評価する物差しもありません。再生数ではなく、その次の行動まで説明できるか三つの施策に共通するのは、途中の反応だけで成果を判断しないことです。SNSなら見た人が誰なのか。価格訴求なら来院後にも選ばれるのか。看板なら何を目的に出し、どこまで確かめられるのか。自院のSNSに戻すなら、全国に面白がられる投稿を作る前に、来てほしい人が診療内容や医院の場所を理解し、受診を検討できる発信になっているかを見直せます。これは対談の問題提起を運用へ置き換えた編集部の整理です。再生数が多いこと自体は、失敗ではありません。ただ、その先を説明できないなら、次に増やすべきものが再生数なのかは分からない。バズった画面を眺めるだけでは、医院の予約表との距離は埋まりません。元動画を見る本記事は1D公式チャンネル「【歯科医師】患者獲得に失敗しているクリニックの原因」の対談をもとに構成しました。YouTubeで元動画を開く
    1D編集部
    2026年9月12日
    実際の診療をそのまま見学。「下顎埋伏智歯抜歯」のリアルな臨床を無料公開

    実際の診療をそのまま見学。「下顎埋伏智歯抜歯」のリアルな臨床を無料公開

    埋伏智歯抜歯は、多くの歯科医師が日常臨床で遭遇する処置の一つです。しかし、麻酔の進め方切開ラインの設計骨削除や歯冠分割の判断アシスタントとの連携術中の細かな手の動きこうした「実際の現場でしか分からないポイント」を学ぶ機会は意外と多くありません。今回は1Dプレミアムで人気の治療見学シリーズ「ちりょけん」から、『【治療見学】埋伏智歯抜歯(下顎右側第三大臼歯)』を期間限定で無料公開します。【動画】埋伏智歯抜歯(下顎右側第三大臼歯)クリックでいますぐ視聴できます。 編集された講義ではなく、「本当の診療」が見られる一般的なセミナー動画では、重要な場面だけが編集されていることが少なくありません。一方、この「ちりょけん」は診療室で実際に行われた治療をノーカットで収録。術前の患者説明から、浸潤麻酔下歯槽神経伝達麻酔切開・剥離骨削除歯冠・歯根分割抜歯縫合まで、一連の流れをそのまま確認できます。「なぜ今その操作をしたのか」「どのタイミングで器具を持ち替えるのか」そんな細かな判断まで、リアルな診療を通して学べます。4つの視点で治療を理解できるこのシリーズ最大の特徴は、視点を切り替えながら見学できることです。収録されているのは歯科医師目線アシスタント目線見学者目線(全景)マイクロスコープ映像の4アングル。術者の手元だけではなく、術野全体ポジショニングアシスタントワーク器具の受け渡しまで立体的に理解できます。普段セミナーでは見えない"診療室全体の動き"まで学べるのは、このシリーズならではです。実際に4つの視点に着目しながらご覧ください  今回の執刀医 今回は、竹ノ塚ヨシダ歯科口腔外科 院長 日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医・専門医・指導医 吉田和正先生による下顎右側埋伏智歯抜歯を収録。豊富な臨床経験を持つ口腔外科専門医が、日常診療で実際に行っている手技を、そのまま見学できます。こんな先生におすすめ✔ 下顎埋伏智歯抜歯を基礎から見直したい✔ 麻酔や抜歯をもっとスムーズに行いたい✔ 切開・剥離・分割抜歯の実際を見たい✔ 経験豊富な口腔外科専門医の手技を見学したい✔ リアルな診療現場から学びたい「診療を見学する」ように学べるのが、1Dプレミアム 今回無料公開している動画は、1Dプレミアムで配信している人気シリーズ「ちりょけん」の一部です。1Dプレミアムでは、このほかにも外科処置根管治療補綴インプラント歯周治療小児歯科矯正など、幅広い分野の実際の治療を見学できる動画を多数配信しています。「講義だけでは分からない、実際の臨床を見たい。」そんな先生におすすめのコンテンツです。もっと臨床を見たい方へ今回ご紹介した動画以外にも、1Dプレミアムでは1,000本以上のセミナー・治療見学動画を配信しています。診療後の30分や週末の空き時間に、第一線で活躍する講師陣のリアルな臨床から学ぶことができます。気になる方は、ぜひ1Dプレミアムもチェックしてみてください。本記事から入会すると、実質初月無料分のAmazonギフト券12,000円分を贈呈しています。まずは試してみたい方も、お気軽に始められる特典となりますので是非ご利用ください。
    1D編集部
    2026年7月28日
    【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

    【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

    厚生労働省は、令和8年度(2026年度)診療報酬改定に向けた大臣折衝の結果および、中医協での検討資料を公表。今回の改定は、長引く物価高騰と医療現場での賃上げ要求に応えるため、過去に例を見ない複雑な改定率の設定と、補正予算を組み合わせた「重層的な支援」が特徴となる。本記事では歯科医師が注目すべき、改定のポイントと経営への影響をまとめる。1. 歯科改定率はプラス0.31%、全体では3.09%の大幅増令和8年度および9年度の2年度平均の診療報酬改定率は、全体でプラス3.09%(R8年度:+2.41%、R9年度:+3.77%)と決定した 。この内訳には賃上げ分や物価対応分が含まれている、それらを除いた各科固有の改定率において、歯科はプラス0.31%(医科:+0.28%、調剤:+0.08%)と、他科を上回る設定となっている。2. 物価高騰・賃上げへの具体的な評価方法今回の改定では、物価上昇への対応が「特別な項目」として設定される点が大きな変更点である。賃上げへの対応(+1.70%分):看護補助者や事務職員を含む幅広い職種のベア(令和8・9年度にそれぞれ3.2%)を実現するための措置が講じられる。物価上昇への段階的対応: 令和8年度以降の物価上昇分については、従来の初・再診料とは別に、「物価上昇に関する評価(特別な項目)」を新設し、段階的に引き上げる案が示されている 。経営環境悪化への緊急対応(+0.44%分): 令和6年度改定以降の経営悪化分については、令和8年度の初・再診料等の評価に含める形で対応される 。3. 【注目】令和7年度補正予算による「32万円」の現金給付診療報酬改定に先立ち、令和7年度補正予算において、医療機関への直接的な支援が行われる。歯科診療所(無床)1施設あたり合計32.0万円の支援額が設定された 。賃金分:15.0万円物価分:17.0万円この支援は、診療報酬による評価が本格化するまでの間の経営を支えるための「基礎的支援」として位置づけられている 。4. 入院・外来および患者負担への影響入院料の再編:病院や有床診療所における入院料についても、物価上昇分を反映させるための新たな評価体系が検討されている。患者負担の増:入院時の食費基準額が1食あたり40円、光熱水費基準額が1日あたり60円引き上げられる方針である。今後の展望:経済動向による「再調整」の可能性今回の改定率は、今後の経済・物価動向を注視する形となっており、実際の物価が想定を超えて変動した場合には、令和9年度にさらなる調整を行う「特例的な対応」の可能性も残されている。歯科医院経営においては、これらの新設される項目や補正予算による支援を確実に享受しつつ、スタッフの賃上げ原資をどう確保していくかが、次期改定の最大の焦点となる。資料出典:厚生労働省「中医協 総-1 8.1.9 物価対応について(その1)」 重要なのは制度を知って、どこを目指すのかただ制度を知るだけでなく、「自院がどこを目指すのか」を明確にすることが重要だ。1Dプレミアムでは、経営・開業ジャンルのセミナーが豊富にある。自院の運営について悩んでいる方は是非チェックしていただきたい。本記事閲覧者へ視聴おすすめセミナー・それぞれのコンセプト、それぞれの考え方を深掘り、歯科医院経営の成功法則を導き出すインタビュー<The 1 Dentist>・理想的な収益システムを学ぶ<売上も利益も最大化させる最強施設基準セット>1Dプレミアムでは経営者の実例を知り、制度を活かした運営ノウハウがまとまっている。月額9,800~(税込)の有料サービスではあるが、12,000円キャッシュバックを本記事経由で提供しているためまずはリスクゼロで試していただきたい。
    1D編集部
    2026年1月17日

    おすすめセミナー

    関連用語

    掲載情報について

    1D(ワンディー)は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。

    トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。

    本サイトは、歯科医療関係者(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等)を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

    また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。

    1D - 歯科医師/歯科技師/歯科衛生士のセミナー視聴サービスなら
    © 2026 1D inc.