歯科用語集
2025年10月28日

失活歯

「失活歯」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

失活歯とは、歯髄が死んでしまった歯のことを指す。歯髄は神経や血管が含まれており、歯の健康に重要な役割を果たしている。失活歯は、外的な刺激や感染、虫歯の進行などによって歯髄が壊死することにより発生する。語源は「失活」であり、活力を失った状態を示す。失活歯は、根管治療が必要となることが多く、適切な処置が求められる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において失活歯は、歯科医師が診断する際の重要な要素である。失活歯の判断基準には、歯髄の反応、痛みの有無、レントゲン検査による根尖病変の確認などが含まれる。失活歯は、感染が広がるリスクがあるため、早期の診断と治療が重要である。根管治療を行うことで、歯を保存することが可能となるが、治療の成功率は歯の状態や感染の程度に依存する。

関連用語・類義語との違い

失活歯に関連する用語には「根管治療」や「歯髄炎」がある。根管治療は失活歯の治療法であり、感染した歯髄を除去し、根管を清掃・充填する手技である。一方、歯髄炎は歯髄が炎症を起こしている状態であり、失活歯とは異なる。失活歯はすでに歯髄が死んでいる状態であるため、治療方法やアプローチが異なることを理解しておく必要がある。

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関連ニュース

失活歯の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

失活歯の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

失活歯とは何か失活歯とは、歯髄が死んでしまった状態を指す。通常、歯髄は血液供給を受けており、神経や栄養素を歯に供給している。しかし、外的な刺激や感染、外傷などによって歯髄が損傷を受けると、失活が生じる。失活歯は、痛みを伴わない場合も多いが、放置すると感染が進行し、周囲の組織に影響を及ぼす可能性がある。失活歯の診断方法失活歯の診断には、臨床的な評価と画像診断が重要である。まず、患者の症状を確認し、痛みの有無や歯の変色、腫れなどを観察する。次に、パルペーションや叩打痛のテストを行い、歯髄の状態を評価する。さらに、レントゲン撮影を行い、根尖病変や骨吸収の有無を確認することが必要である。これらの診査を通じて、失活歯の診断が確定される。失活歯の処置方法失活歯の処置には、根管治療が一般的である。根管治療は、感染した歯髄を除去し、根管内を清掃・消毒した後、適切な材料で根管を充填する手技である。これにより、歯の保存が可能となる。根管治療の手順は、まず麻酔を行い、次に歯冠部からアクセスを行う。感染した歯髄を除去した後、根管の形態を整え、消毒を行い、最終的に根管充填を行う。失活歯の症例と術式の選択失活歯に対する処置は、症例によって異なる。例えば、根尖病変が認められる場合、根管治療に加えて外科的処置が必要となることもある。また、失活歯が多根歯の場合、各根管の処置を行う必要があるため、術式の選択が重要である。症例に応じた適切な判断が、治療の成功に繋がる。失活歯の処置におけるメリットとデメリット失活歯の根管治療には、歯を保存できるという大きなメリットがある。適切な処置を行うことで、歯の機能を維持し、周囲の歯に悪影響を及ぼすリスクを減少させることができる。一方で、根管治療は技術的に難易度が高く、失敗するリスクも存在する。また、治療後の歯の強度が低下する可能性があるため、適切なフォローアップが求められる。失活歯の処置における注意点失活歯の処置を行う際には、いくつかの注意点がある。まず、感染の広がりを防ぐために、早期の診断と処置が重要である。また、根管治療後の再感染を防ぐために、適切な充填材料の選択や、治療後の定期的なフォローアップが必要である。さらに、患者への説明を十分に行い、治療に対する理解を深めてもらうことも重要である。まとめ失活歯は、適切な診断と処置を行うことで、歯を保存することが可能である。歯科医師や歯科衛生士は、失活歯の症例に対する理解を深め、適切な術式を選択することが求められる。今後も、最新の知識を取り入れ、臨床に役立てていくことが重要である。
1D編集部
2024年6月1日
【新事実】Bluetooth、失活歯が語源だった

【新事実】Bluetooth、失活歯が語源だった

今や当たり前のように使っているBluetooth。ワイヤレスイヤホンでスマホの音楽を聴いたり、ワイヤレスキーボードとPCをつないでタイピングをする際に、電子機器同士で音声情報や文字情報といったデジタルデータを近距離で送受信するために用いられる技術だ。ところでこのBluetooth、直訳すると「青い歯」となり、ネーミングが独特だと感じた方も多いのではないだろうか。「青歯王」の存在Bluetoothは、スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソン社を中心に開発された技術で、同社の技術者によって命名された。ではなぜBluetoothと名付けたのか?その由来は10世紀のデンマークの王様 ハーラル・ブロタン・ゴームソンにある。ハーラル王の口腔内には失活歯があり、それが青く見えたことから「青歯王」と呼ばれていた。ハーラル王の功績として、デンマークとノルウェーを統一したことが知られており、彼にあやかってこの技術が近距離無線通信の統一規格になることを願い、Bluetoothと名付けられた。我々が当たり前に使っているBluetoothの名前の由来は、実は北欧の歴史にあったのだ。語源を知ると、結構面白い。ちなみに、似たようなIT用語に「Wi-Fi」がある。Wi-Fiの語源はご存知だろうか?実はWi-Fiというネーミングは、開発当時流行していた「Hi-Fiオーディオ」(Hi-Fi = High Fidelity)という家庭用の高品質のオーディオを参考にしたと言われている。身の回りの用語の語源を調べてみると、結構タメになる情報が得られるかもしれない。
Kasuchan
2022年9月5日
歯科医院で働く新人はこれ見とけば大丈夫!「歯科業界用語」を総まとめ

歯科医院で働く新人はこれ見とけば大丈夫!「歯科業界用語」を総まとめ

歯科医院に初めて勤務する歯科医師・研修歯科医、新卒歯科衛生士、歯科助手の方々は、歯科医院で飛び交っている数々のカタカナ用語に戸惑っているかもしれない。歯科医院は専門的なカタカナ用語も多く、また慣習によって当たり前になっている業界用語も多い。この記事では、そうしたカタカナ用語・業界用語をまとめてみた。新人の歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の方はぜひ参考にしていただきたい。新人が知っておくべき歯科用語【病名・治療篇】新人が知っておくべき歯科用語、まずは【病名・治療】篇をお届けしよう。【パフォる(ぱふぉる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「パフォる」とは「Paforation(パーフォレーション:穿孔)する」の略で、根管治療の際、本来の根管(根尖)とは異なる位置に穴が開いてしまっている状態を示す。Tranceportation(トランスポーテーション)と表現する場合もある。例文:「あの患者さんパフォっちゃってて大変だったよ」【プルってる(ぷるってる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「プルってる」とは「Pulpitis(パルピティス:歯髄炎)になる」の略で、読んで字のごとく歯髄炎の状態を表す。例文:「プルってるので抜髄の準備をお願いします」【ペルってる(ぺるってる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「ペルってる」とは、「Periodontitis(ペリオドンティティス:根尖性歯周炎)になる」の略で、Pulと同じように根尖性歯周炎の状態を表す。例文:「プルってたんだけどペルっちゃったかもしれないね」【C(しー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「C」とは、う蝕(むし歯)のことである。う蝕は英語でCaries(カリエス)と言い、この頭文字を取って「C」と呼ばれている。例文:「Cが深いから露髄しないように注意しよう」【P(ぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「P」とは、歯周病のことである。歯周病は英語でPerio(ペリオ)と言い、この頭文字を取って「P」と呼ばれている。例文:「あの患者さんは重度のPだから、しっかりブラッシング指導しないとね」【ペリオ(ぺりお)】の意味・読み方・例文・歯科用語「ペリオ」とは、歯周病のこと全般を指す略語である。歯周病学を意味する英単語 Periodontology の前半部分に由来していると思われる。例文:「あの先生の専門はペリオだから、やっぱり歯周病について詳しいね」【P処(ぴーしょ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「P処」とは、歯周疾患処置のことである。前述のように歯周病は「P」と言い、Pに対する処置のことを「P処」と呼ぶ。例文:「P処が終わったら補綴処置に入ろう」【エンド(えんど)】の意味・読み方・例文・歯科用語「エンド」とは、歯内治療・根管治療のこと全般を指す略語である。エンドは、根管治療を意味する英単語 Endodontics の前半部分から由来する。例文:「次の水曜日、エンドの勉強会があるので早めに帰ります」【ペリコ(ぺりこ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「ペリコ」とは、Perico(智歯周囲炎)のことで、智歯(親知らず)が原因となって歯周組織が炎症を起こしている状態。例文:「先週ペリコになっちゃってめちゃくちゃ痛かったよ」【Dul(ドゥル)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Dul」とは、Decubitus ulcer(口腔褥瘡性潰瘍、義歯不適合)の略で、主に義歯が合わず粘膜に痛みがある時に使う。例文:「何回も義歯調整してるんだけどDulが治らない」【WSD(だぶりゅーえすでぃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「WSD」とは、Wedge Shaped Defect(くさび状欠損)の略で、う蝕や咬合性外傷などによりできた歯頚部の欠損のことである。例文:「まずはWSDの充填から始めてみよう」【P急発(ぴーきゅうはつ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「P急発」とは、歯周炎の急性発作のことで、日常臨床で遭遇しやすい症状のひとつである。例文:「これはP急発だね。抗菌薬を処方した方が良さそうだ」【Fistel(ふぃすてる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Fistel」とは、瘻孔(ろうこう)のことで、歯周炎や根尖性歯周炎が原因となり歯肉に排膿路ができた状態を呼ぶ。例文:「Fistelができてるから、原因特定のためにポイント造影しよう」【麻抜(まばつ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「麻抜」とは、麻酔抜髄法の略で、歯髄炎を起こした歯に対し麻酔をした上で歯髄を除去し消炎する治療法である。例文:「(デンタルを見て)この深さのCは麻抜になるかな」【根治(こんち)】【RCT(あーるしーてぃー)】【感根処(かんこんしょ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「根治」「RCT」「感根処」とは、感染根管治療の略で、根尖性歯周炎を起こした歯に対し歯内療法を行うことである。歯科で「RCT」といえば感染根管治療を差すが、医科や統計学では「Randomized Controlled Trial:ランダム化比較試験」のことを差すので注意。例文:「根治は長引けば長引くほど治癒が難しくなる」【表麻(ひょうま)】の意味・読み方・例文・歯科用語「表麻」とは、表面麻酔の略で、麻酔の注射針が刺さる痛みを緩和するために使う。また浸潤麻酔のことを「浸麻(しんま)」、伝達麻酔のことを「伝麻(でんま)」、局所麻酔のことを「局麻(きょくま)」と呼ぶ。例文:「田中さんに表麻して浸麻しておいてください」【咬調(こうちょう)】の意味・読み方・例文・歯科用語「咬調」とは、咬合調整の略で、咬合性外傷や歯周病、補綴物の調整のためにかみ合わせを調整することを差す。例文:「コンタクトは問題ないからあとは咬調してセットだね」【F-Op, フラップオペ(ふらっぷおぺ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「F-Op」「フラップオペ」とは、フラップ手術のことで、歯周基本治療で改善しない歯に対しフラップ(歯肉弁)を開いて目視下で根面の歯石を除去する治療法を呼ぶ。例文:「縁下歯石が残ってるからF-Opで取り切る」【EXT(えきすと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「EXT(エキスト)」とは、抜歯のことで英語のExtractからExtと呼ばれるようになった。例文:「3番ユニットにエキストの準備をお願いします」【SP(えすぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「SP」とは、抜歯後の消毒・洗浄のことで Spulung(ドイツ語)が由来とされている。例文:「今日抜歯(ばっし)したので明日SPで、1週間後に抜糸(ばついと)で」【Hys(ひす)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Hys(ヒス)」とは、「象牙質知覚過敏症」のこと。例文:「ヒスがあるので、あまり強く磨かないように指導しておいて」【PZ(ぴーぜっと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「PZ」とは、Preparation von Zahnという英語とドイツ語の造語で、支台歯形成を意味する。生活歯の形成は生PZ、失活歯の形成は失PZと呼ぶ。例文:「生PZの形成は露髄しないように慎重に」【KP(けーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「KP」とは、窩洞形成のことで、主にう蝕除去後のインレー窩洞形成のことを呼ぶ。Cabity Preparetionの略とされているが「CP」としてしまうとクロラムフェニコールと混同してしまうため頭文字をKとした、など諸説ある。例文:「次回の予約はKP、印象でお願いします」【imp(いんぷ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「imp」とは、Impression(印象採得)の略で、修復・補綴物の製作に先立って行われる型取りのことである。例文:「自費のクラウンなのでシリコンimpでお願いします」【BT, バイト(ばいと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「BT」「バイト」とは、治療中に行う手技のひとつである「咬合採得」のこと。英語で「噛む」ことは「Bite(バイト)」と呼ぶことに由来する。アルバイトのことではないので混乱しないよう注意しよう。例文:「バイトを取りたいのでワックスとお湯を準備してください」【Set(せっと)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Set」とは、装着の意味で、修復・補綴物の装着のことを呼ぶ。例文:「クラウンのsetはレジンセメントが一般的になった」【Brx(ブラキシズム)】の意味・読み方・例文・歯科用語「Brx」とは、Bruxism(ブラキシズム)の略で、歯ぎしりの総称として使われる。タッピング(カチカチ噛む)・クレンチング(食いしばる)・グラインディング(歯ぎしり)などの癖がある。例文:「Brxがある患者さんにはマウスピースの使用を勧めた方がいい」【HRT(エイチアールティー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「HRT」とは、Horizontal Retinal Teeth(半埋伏歯)のことで、一般的には半埋伏智歯のことを差す。例文:「右下のHRT、あのExtは難しそうだね」【レ充(れじゅう)】の意味・読み方・例文・歯科用語「レ充」とは、レジン充填の略で、窩洞形成後のCR充填のことを差す。例文:「Ⅰ級窩洞だからインレーじゃなくてレ充でいいね」【SRP(えすあーるぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「SRP」とは、スケーリング・ルートプレーニングのことである。Scaling Root Planingの頭文字を取って略している。例文:「SRPしたんですがあまり改善が見られません」【BOP(びーおーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「BOP」とは、Bleeding On Probing(プロービング時の出血)の略で、歯周病の活動度の指標として用いられる。例文:「右上7番、BOP(+(プラス))です」【メンテ(めんて)】の意味・読み方・例文・歯科用語「メンテ」とは、メインテナンスの略で、一通り治療が終わった後定期的に検査し口腔内の状態を良好に保つために行われるケアのことである。例文:「今日で治療は終了ですので、メンテに移行しましょう」【不適(ふてき)】の意味・読み方・例文・歯科用語「不適」とは、不適合の略で、インレーやクラウンなどの技工物が合わないことを差す。例文:「マージン不適のため再製作お願いします」【メタボン(めたぼん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「メタボン」とは、メタルボンドの略である。正確には、陶材焼付鋳造冠や金属焼付ポーセレンなどと呼ばれる自費治療のクラウンのことである。例文:「メタボンの調整は専用のポイントを使う必要がある」【デンチャー(でんちゃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「デンチャー」とは、義歯(入れ歯)のことである。全部床義歯のことを「フルデンチャー」やその頭文字を取って「FD」、部分床義歯のことを「パーシャルデンチャー」やその頭文字を取って「PD」と略したりする。例文:「将来はデンチャーを学びたいので補綴科に入ろうと思います」【GP(じーぴー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「GP」とは、歯科業界においてはいくつかの意味を持っています。1つ目の「GP」の意味とは、Gingival Preparationの頭文字を取ったもの。つまり「歯肉切除術」のことを言う。歯肉切除術は歯周ポケットを含む歯肉を切除することで健康な歯肉を獲得する歯周外科治療のひとつ。歯周ポケットを含む歯肉を切除することで健康な歯肉形態を獲得する歯周外科治療である(1D歯科用語集)。2つ目の「GP」の意味は、「ガッタパーチャポイント」のこと。ガッタパーチャポイントは根管充填の際に根管内に充填される材料である。英語ではGuttapercha Pointと書き、その頭文字を取ってGPと呼ばれることもある。3つ目の「GP」の意味は「一般開業医」、英語にするとGeneral Practitionerを指している。一般開業医・GPとは、要するに「街の歯医者さん」のことである。深い専門があるというわけではなく、地域の患者さんに対して広い分野の歯科医療を提供できる歯科医師を意味する。例文:「Cが縁下まで進んでるから、GPしてから充填しよう」例文:「再根治なんだけど、GPが硬くなっててなかなか取れないよ」例文:「将来はGPになって地域の歯科医療に貢献したいです」新人が知っておくべき歯科用語【材料・器材篇】新人が知っておくべき歯科用語、次に【材料・器材】篇をお届けしよう。【デンタル(でんたる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「デンタル」とは、デンタルエックス線写真のことで、口内法撮影のことを差す。雑談ではオールデンタル(全国歯学部体育大会)のことを略してデンタルと呼ぶ時もある。例文:「このデンタル誰が撮ったの?全然写ってないじゃん」【パントモ、パノラマ(ぱんとも、ぱのらま)】の意味・読み方・例文・歯科用語「パントモ」「パノラマ」とは、「オルソパントモグラフィ」「パノラマエックス線写真」の略で、口外法撮影のことを差す。例文:「田中先生にパントモを撮影しておくよう伝えておいて」【マイクロ(まいくろ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「マイクロ」とは、マイクロスコープ(顕微鏡)の略で、歯内療法や歯周治療で用いられる機器のことである。肉眼では確認できない細部まで目視できるのでより精密な治療ができる。例文:「マイクロがある歯科医院に転職したいです」【カルシ(かるし)】の意味・読み方・例文・歯科用語「カルシ」とは、「カルシペックス(商品名)」という水酸化カルシウム製剤の略称で、根管貼薬に用いられる。例文:「貼薬するのでカルシ持ってきてください」【カルボ(かるぼ)】の意味・読み方・例文・歯科用語「カルボ」とは、カルボキシレートセメントの略で、元来は合着・裏装の用途として製造されていたが仮封に用いられることが多い材料である。例文:「キャビトンとカルボで二重仮封してください」【シェード(しぇーど)】の意味・読み方・例文・歯科用語「シェード」とは、クラウンなどの歯冠色やホワイトニングでの歯の色や明るさの指標のことで、シェードガイドと呼ばれるモデルと比べて判断する。例文:「シェードA3が日本人の平均です」【J(じぇー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「J(ジェー)」とは、ポビドンヨードのことで「J ヨード液」という販売名から略して呼ばれるようになった。歯科では術野の消毒や根管貼薬に用いられる。例文:「排膿が多いからJ貼薬して仮封はオープンにしよう」【CR(しーあーる)】の意味・読み方・例文・歯科用語「CR」とは、コンポジットレジンの略で、主にう蝕に対する修復治療などで窩洞に充填する材料として用いられる。一般的には光重合型の物を差す。例文:「充填するのでCRの準備してください」【TeC(てっく)】の意味・読み方・例文・歯科用語「TeC(テック)」とは、「テンポラリークラウン(Temporary Crown)」の頭文字を取った略語で、要するに「仮歯」のことである。例文:「この辺にTec飛んでこなかった?」【T-fix(てぃーふぃっくす)】の意味・読み方・例文・歯科用語「T-fix」とは、暫間固定のことで動揺歯に対しレジンなどを用いて歯を固定することで改善を見込む治療法のことを差す。例文:「Pで5番が動揺してるので456でT-fixしましょう」【マルモ(まるも)】の意味・読み方・例文・歯科用語「マルモ」とは、歯の石膏模型(スタディーモデル)のことである。「模型」の頭文字の「模」をマルで囲んでいたことから、マルモと呼ばれるようになった。例文:「次の症例検討で使うからマルモとっておいて」新人が知っておくべき歯科用語【保険・カルテ用語篇】新人が知っておくべき歯科用語、【保険・カルテ用語】篇をお届けしよう。【歯清(しせい)】の意味・読み方・例文・歯科用語「歯清」とは、機械的歯面清掃の略で、歯磨剤を用いたポリッシングのことをいう。例文:「歯清は2ヶ月に1回算定できます」【SPT(えすぴーてぃー)】の意味・読み方・例文・歯科用語「SPT」とは、Supportive Periodontal Therapy(歯周病安定期治療)の略で、例文:「BOP(ー)でも4mm以上のポケットが残っている場合はSPTでメインテナンスしていきましょう」【歯管(しかん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「歯管」とは、歯科疾患管理料の略で、継続的管理を必要とする歯科疾患がある患者に対して、セルフケアに加えて病状が改善した歯科疾患などの再発防止および重症化の予防を評価したものを差す。例文:「歯管の紙を渡すの忘れないようにしてね」【補管(ほかん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「補管」とは、補綴物維持管理料の略で、クラウンやブリッジに対し2年間の保証期間をつける代わりに維持・管理料として100〜440点算定する制度のことである。例文:「そのクラウンは補管期間中だから無料でやり直しだね」【か強診(かきょうしん)】の意味・読み方・例文・歯科用語「か強診」とは、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の略で、虫歯や歯周病などあらゆる歯科疾患の重症化を予防し、定期的なメンテナンスを行えると厚生労働省が認可した歯科医院のことを呼ぶ。 本来予防歯科は保険では認められていないが、様々な基準をクリアした歯科医院のみを対象に予防を含む保険適応の範囲が拡大される。例文:「当院はか強診に認定されています」【実地指(じっちし)】の意味・読み方・例文・歯科用語「実地指」とは、歯科衛生士実地指導料の略で、歯科疾患がある患者に対して歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が直接15分以上の実地・指導を行い、指導内容を記載した文書を提供した際に算定する。例文:「実地指の紙は必ず記入してください」新人は覚えることがたくさんいかがだっただろうか。歯科医院で働く新人は、覚えることが山ほどあって大変である。この記事が皆さんの仕事の一助になれば幸いだ。歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる
1D編集部
2022年8月26日
【1D的セミナーログ】歯内療法の基本と、エンドを引き起こす咬合

【1D的セミナーログ】歯内療法の基本と、エンドを引き起こす咬合

先日、1Dでは日本歯内療法学会指導医である金丸順策先生をお招きし、『30分で完了する根管形成〜歯内療法の基本とエンドを引き起こす咬合〜』と題したWebセミナーを行った。当日は多くの歯科医師の方々が参加し、質問も多く盛況となった。本記事では、そのセミナーの内容をかいつまんで解説する。歯内療法治療を制するには? 歯科治療とは細菌のコントロールと力のコントロールである。 細菌と咬合を制することで歯科治療を制することができる。これが、金丸先生が考える歯科治療の本質である。これを歯内療法治療において実現させていくためには、どのようなことをすれば良いのだろうか。重要なのは「診査・診断にこだわること」であると金丸先生は指摘する。99%の準備によって、1%の成功を得るという考え方だ。「木を見て森を見る」診査の必要性歯内療法治療というと、デンタル撮影を行ったのちに早期に歯を削去してしまいがちだが、それでは十分に原因がわからないまま、「なんとなくの治療」を提供してしまっていることになる。術前診査は視診→打診→エックス線→Coldテストと、歯髄電気診による歯髄診査→咬合診査→印象採得・フェイスボウトランスファーおよび模型上診査を必ず流れで行うべきであると金丸先生は語る。歯髄診査について、電気診だけだと10%の生活歯を失活歯と捉えてしまう誤診を引き起こす可能性があるため、パルパーなどのcoldテストを併用する必要がある。ここまで詳細な診査を1本の歯のためにやる必要があるのだろうか。それは「木を見て森を見る」 ということである。つまり言い換えれば、「1本の歯を見て口腔内全体を見ることが重要である」とセミナーでは強調されていた。1本の歯の長期的予後のためには、正確な歯内療法・正確で良い補綴物・健全な歯周組織に合わせて咬合を考えることが重要なのである。 治療における3原則とは?次に治療のパートに入る。実際の治療の中で多くの歯科医師は、上顎第二大臼歯の近心頬側根の治療が一番難しいと考えているだろう。金丸先生が大事にされている歯内療法の原則によりそれを解決することができるかもしれない。それは最短距離の歯内療法のための根管形成の3原則、肉眼治療・近心操作・直線操作 である。手技としては、肉眼的に直視的に術野を見るために近心頬側を多めに削り落とし、アクセスホールは咬頭頂を含んでしっかりボックスで開けて行くことだ。これを行うことで格段に歯内療法のスピード、安全性を向上させることができるだろう。正しい診断のために歯科医師として重要なこと歯内療法というと、治療の側面にフォーカスされてしまいがちだがそれは必ずしも正しいとは言えない。正しい診断あってこその正しい治療なのだ。セミナーでは最後に、金丸先生が考える「正しい診断のために歯科医師として重要なこと」が紹介されて締め括られた。その言葉とは、「知識・興味・直感力・好奇心・忍耐力」である。明日からも、この言葉を意識して診療に当たりたいものである。
金丸 順策
2022年6月18日
CAD/CAM冠、すべての大臼歯で臨床成績が悪くないことが明らかに

CAD/CAM冠、すべての大臼歯で臨床成績が悪くないことが明らかに

東北大学歯学部の研究チームは、CAD/CAM冠を大臼歯に装着した場合の臨床成績を調査し、最長4年間にわたって経過を観察した結果、生じたトラブルの多くは懸念されていた「冠の破折」ではなく「冠の脱離」であり、そのほとんどは再装着によってそのまま使用可能だったことを明らかにした。すべての大臼歯にCAD/CAM冠が適用できる?現在、第二大臼歯に対するCAD/CAM冠の治療に関しては、金属アレルギーと診断されない限りは、健康保険が適用されていない。しかし今回の研究によって、健康保険が適用されている第一大臼歯に対するCAD/CAM冠の治療と臨床成績が同等だったことから、すべての大臼歯にCAD/CAM冠が適用できる可能性が示唆された。特にこの数ヶ月、金銀パラジウム合金の価格高騰によって、歯科医療の現場は疲弊していた。今回の研究はCAD/CAM冠の適応症の拡大を示唆するものであり、金銀パラジウム合金の価格高騰による医療費増加といった問題を解決する糸口となることが期待される。研究の成果は2022年4月7日付で、学術誌PLOS ONEに掲載されている。「逆ザヤ」問題の解消や医療費抑制にも金銀パラジウム合金の価格高騰は、現在の歯科業界を右往左往させるテーマのひとつである。歯科用金属の仕入れ価格が診療報酬を上回る「逆ザヤ」が、歯科医院の経営においては大きな問題となっていた。金属の代替材料という意味でも、安定した供給が可能で、高強度かつ歯のシェードに近いハイブリッド型コンポジットレジンが注目されてきた。特にCAD/CAMの新技術を組み合わせ、ハイブリッド型コンポジットレジンの材料からコンピュータ制御により削り出しクラウンを作製する技術は、近年急速に成熟しつつある。第二大臼歯への適応はエビデンスが少なかったしかし、比較的新しい技術であるCAD/CAMで製作したクラウンを、大臼歯に適応して良いのかどうかについては、慎重に議論されてきた歴史がある。特に、強い咬合力が加わる第二大臼歯に積極的に用いて良いのかどうかを医学的に判断するエビデンスは、これまで蓄積されてこなかった。そこで研究チームは、東北大学病院および研究に協力した歯科医院で装着された大臼歯CAD/CAM冠を対象に、クラウンの脱離、破折、歯の破折などのトラブルについて調査を行い、どの部位の大臼歯であっても臨床的なトラブル発生リスクに有意差がないことを報告した。第一大臼歯の臨床成績と有意差なし今回調査の対象となったのは、362ものCAM/CAM冠。最長4年にわたって後ろ向きコホート研究を行った。その結果、362装置のうち106装置(29.3%)に何らかの臨床的トラブルが生じており、発生したトラブルのうち79装置(74.5%)がクラウンの脱離であった。ただし、脱離したクラウンのほとんどは再装着が可能な状態であり、再装着を許容するのであれば、その生存率は93.1%、Kaplan-Meier法で算出した累積生存率は3年で86.5%であった。この結果を研究チームが統計学的に解析すると、トラブルの発生についてクラウンの装着部位(上顎か下顎か、第一大臼歯か第二大臼歯か、最後方歯かどうか)による有意差は認められなかった。また、生活歯への適用は失活歯と比較してリスクが高い可能性や、接着性レジンセメント以外のセメントの使用がトラブル発生に関連する可能性が今回の後ろ向きコホート研究によって示唆されたという。保険適用範囲の拡大につながるか?CAM/CAM冠が、第二大臼歯(あるいは最後方歯)を含むすべての大臼歯に適用できる可能性が明らかになったことが、今回の研究の大きな意義だろう。研究結果は、今後CAM/CAM冠の保険適用の範囲がすべての大臼歯に拡大されることを前向きに支持するものだ。今回の研究は、ひいては金属価格の高騰にともなう歯科医院の経営の圧迫や、審美性の改善や金属アレルギーへの対処などの諸問題の解決につながることが期待される。参考文献Miyu Inomata, Akio Harada, Shin Kasahara, Taro Kusama, Akane Ozaki, Yusuke Katsuda, Hiroshi Egusa, Potential complications of CAD/CAM-produced resin composite crowns on molars: A retrospective cohort study over four years, PLOS ONE, DOI: 10.1371/journal.pone.0266358.東北大学『健康保険適用の白い被せ物はすべての奥歯に適用できる可能性を報告―歯科用金属の価格高騰対策として期待―』東北大学プレスリリース, 2022年4月8日(URL).
1D編集部
2022年4月17日

関連用語

レジン修復 (238)

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