歯科用語集
2025年10月28日

血圧計

「血圧計」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

血圧計とは、血圧を測定するための医療機器である。血圧は心臓が血液を全身に送り出す際に血管内にかかる圧力を示し、通常は収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)の2つの値で表される。血圧計の語源は、ラテン語の「sanguis(血液)」と「pressura(圧力)」に由来している。血圧計は、アネロイド式やデジタル式などの種類があり、臨床現場では患者の健康状態を把握するために広く使用されている。


臨床における位置づけ・判断基準

血圧計は、歯科診療においても重要な役割を果たす。特に、心血管疾患のリスクがある患者に対しては、治療前に血圧を測定することが推奨されている。高血圧や低血圧の患者に対しては、治療方針や麻酔の選択に影響を与えるため、正確な測定が求められる。判断基準としては、一般的に収縮期血圧が140 mmHg以上、または拡張期血圧が90 mmHg以上の場合は高血圧とされ、これに基づいて適切な対応を行う必要がある。

関連用語・類義語との違い

血圧計に関連する用語としては、血圧、心拍数、心血管疾患などが挙げられる。血圧は、血圧計によって測定される値そのものであり、心拍数は心臓の拍動の回数を示す指標である。心血管疾患は、血圧の異常が関与する病態を指し、血圧計はそのリスク評価において重要な役割を果たす。血圧計の他の呼び方としては、血圧測定器や血圧モニターなどがあるが、これらは同じ機能を持つ機器を指す。

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血圧計の活用と歯科臨床における重要性。診断と処置に役立つ知識

血圧計の活用と歯科臨床における重要性。診断と処置に役立つ知識

血圧計の定義とその重要性血圧計は、血圧を測定するための医療機器であり、患者の健康状態を把握するために欠かせないツールである。特に歯科臨床においては、全身的な健康状態を考慮することが重要であり、血圧の測定はその一環として行われる。高血圧や低血圧は、歯科治療におけるリスク要因となるため、事前に血圧を測定することが推奨される。血圧計の種類と使い方血圧計には、アナログ式とデジタル式の2種類が存在する。アナログ式は聴診器を用いて音を聞きながら測定する方法で、デジタル式は自動的に測定を行う。歯科医院では、デジタル式血圧計が一般的に使用されており、簡便さと迅速な結果が得られるメリットがある。測定手順としては、患者をリラックスさせ、適切な位置に血圧計を装着し、測定を行うことが重要である。血圧測定のメリットとデメリット血圧測定のメリットは、患者の全身状態を把握できる点である。特に、心疾患や脳卒中のリスクがある患者に対しては、事前に血圧を確認することで、適切な処置や術式を選択することが可能となる。一方で、デメリットとしては、測定値が一時的なストレスや不安によって変動することがあるため、複数回の測定が推奨される点が挙げられる。血圧測定における注意点血圧測定を行う際には、いくつかの注意点がある。まず、患者がリラックスした状態で測定を行うことが重要であり、測定前に数分間の安静を促すことが望ましい。また、測定時には腕の位置や血圧計の装着位置にも注意が必要である。これらの点を考慮することで、より正確な測定結果を得ることができる。血圧測定結果の解釈と臨床への応用血圧測定結果は、患者の健康状態を示す重要な指標である。正常範囲内であれば、特に問題はないが、高血圧や低血圧が確認された場合には、適切な対応が求められる。例えば、高血圧の患者に対しては、治療計画を見直す必要があるかもしれない。歯科医師は、血圧測定結果をもとに、患者の全身状態を考慮した上で、適切な処置や術式を選択することが求められる。血圧計の導入と歯科医院での活用方法血圧計の導入は、歯科医院における全身管理の一環として非常に重要である。導入に際しては、医療機器の選定やスタッフへの教育が必要であり、適切な使用方法を理解させることが求められる。また、定期的なメンテナンスや校正も重要であり、正確な測定が行えるようにすることが必要である。まとめ:血圧計の重要性と今後の展望血圧計は、歯科臨床において患者の全身状態を把握するための重要なツールである。適切な使用方法や注意点を理解し、臨床における活用方法を模索することで、より安全で効果的な治療が可能となる。今後、血圧測定の重要性がさらに認識され、歯科医療の質向上に寄与することが期待される。
1D編集部
2024年6月1日
バイタルサインの重要性と歯科臨床における活用法:診断・処置に役立つ知識

バイタルサインの重要性と歯科臨床における活用法:診断・処置に役立つ知識

バイタルサインの定義とその重要性バイタルサインとは、患者の健康状態を示す基本的な生理的指標であり、主に心拍数、呼吸数、血圧、体温の4つが含まれる。これらの指標は、患者の全体的な健康状態を把握するために不可欠であり、特に歯科臨床においても重要な役割を果たす。バイタルサインを定期的に測定することで、患者の状態の変化を早期に察知し、適切な処置や術式を選択するための判断材料となる。また、特に全身疾患を有する患者に対しては、バイタルサインの変化が治療方針に大きな影響を与えるため、注意深い観察が求められる。バイタルサインの測定手順と注意点バイタルサインの測定は、正確なデータを得るために適切な手順を踏むことが重要である。まず、心拍数は脈拍を触診することで測定し、通常は60〜100拍/分が正常範囲とされる。次に、呼吸数は患者の呼吸を観察し、1分間あたりの回数をカウントする。血圧は、血圧計を用いて測定し、正常値は120/80 mmHgとされるが、患者の年齢や健康状態によって異なるため、個別に判断する必要がある。体温は、口腔、腋下、直腸などで測定し、通常は36.5〜37.5℃が正常範囲である。測定時には、患者の安静を保ち、ストレスや運動の影響を排除することが重要である。バイタルサインと歯科治療の関連性歯科治療において、バイタルサインは特に全身麻酔や鎮静法を用いる際に重要である。これらの処置を行う前に、患者のバイタルサインを確認することで、リスクを最小限に抑えることができる。例えば、心拍数や血圧が異常値を示す場合、手術の延期や別の治療法の選択を検討する必要がある。また、糖尿病や高血圧などの既往歴を持つ患者においては、バイタルサインの変化が治療の成功に直結するため、特に注意が必要である。バイタルサインを活用した症例の紹介具体的な症例として、全身疾患を有する患者に対する歯科治療を考えてみる。例えば、心疾患を持つ患者が抜歯を必要とする場合、事前にバイタルサインを測定し、心拍数や血圧が安定していることを確認することが重要である。このような患者に対しては、局所麻酔を用いる際にも、心拍数のモニタリングを行い、異常があればすぐに対応できる体制を整える必要がある。このように、バイタルサインを適切に活用することで、患者の安全を確保しつつ、効果的な治療を行うことが可能となる。バイタルサインの解釈と臨床的意義バイタルサインの解釈には、患者の年齢、性別、既往歴などを考慮する必要がある。例えば、高齢者では心拍数が低下する傾向があり、若年者では逆に高くなることがある。このため、単に数値を比較するだけではなく、患者の背景を理解した上で判断することが求められる。また、バイタルサインの異常が示す可能性のある疾患についても知識を持っておくことが重要である。例えば、高血圧は心疾患のリスクを高めるため、歯科治療においても注意が必要である。このように、バイタルサインの解釈は、歯科医師や歯科衛生士が患者の健康状態を把握し、適切な治療を行う上で欠かせない要素である。まとめ:バイタルサインの重要性と今後の展望バイタルサインは、歯科臨床において患者の健康状態を把握するための基本的な指標であり、その重要性はますます高まっている。今後、歯科医師や歯科衛生士は、バイタルサインを正確に測定し、解釈する能力を高めることで、より安全で効果的な治療を提供できるようになるだろう。また、テクノロジーの進化により、バイタルサインの測定がより簡便かつ迅速に行えるようになることが期待されており、これにより患者の安全性がさらに向上することが見込まれる。
1D編集部
2024年6月1日
もし、目の前の患者がアナフィラキシーを起こしたら?

もし、目の前の患者がアナフィラキシーを起こしたら?

アナフィラキシーの生涯有病率は0.3〜5.1%とされ、日本では年間50〜80名弱がアナフィラキシーで死亡しているとされる。また患者に複数回、問題無く使用できていた医薬品等であっても、アナフィラキシーを生じることがあるため注意が必要だ。ただ歯科の臨床現場では頻回に遭遇するものではないため、対応に自信の無い人も多いだろう。今回は歯科におけるアナフィラキシーについて、症状や適切な対応等を解説していく。歯科におけるアナフィラキシーアナフィラキシーの原因になりやすい抗原としては、ラテックスや薬剤が挙げられる。ラテックスアレルギー患者のうち30〜50%は、クリ、バナナ、アボカド、キウイフルーツなどを口にした際にアナフィラキシー反応を起こすことがある。そのため問診時にこれらを摂取したときの状態をよく聞いておくことが重要である。アナフィラキシーが生じやすいタイミング周術期においては、アナフィラキシーのうち90%が麻酔導入時に見られる。これはアナフィラキシーが生じる原因となる、薬剤やラテックスなどへの暴露が麻酔導入時に集中しているためである。また冒頭で述べた通り、これまで問題無く使用できていた医薬品等であってもアナフィラキシーを生じることがある。もちろん逆に、初めて使用した際に生じることもある。加えてアナフィラキシー症状が落ち着いた後も、数時間〜72時間を経過したあ後に再度同様の症状が現れることがある。アナフィラキシーの症状患者がアナフィラキシーを起こしたとき、以下のような顔貌・外見の変化が起こる。口腔内口唇・舌の腫脹顔面周囲顔面蒼白・浮腫粘膜の膨張・流涙鼻閉・鼻水呼吸嗄声喘鳴気管支けいれんチアノーゼ呼吸困難全身血圧低下頻脈あるいは徐脈発汗悪心・嘔吐昏迷・意識喪失けいれん心停止皮膚・粘膜紅斑発赤かゆみじんましん などその他、アナフィラキシーを起こしている本人の自覚症状としては以下が挙げられる。死んでいくような不安感金属臭のような味めまい発汗目のかゆみ腹痛・下痢 など症状により症状の出方はさまざまであるが、参考までに、それぞれの症状の出現頻度は以下の通りである。皮膚症状膨疹・血管性浮腫:85〜90%紅潮:45〜55%かゆみ:2〜5%呼吸器症状呼吸困難・喘鳴:45〜50%上気道浮腫:50〜60%鼻症状:15〜20%循環器症状めまい・失神・血圧低下:30〜35%腹部症状悪心・嘔吐・下痢・腹痛:25〜35%その他頭痛:5〜8%胸痛:4〜6%けいれん:1〜2%なお周術期においては、麻酔がかかっていることで患者からの訴えが無かったり、滅菌ドレープ等で顔・体が覆われているため症状や外見の変化に気づきにくかったりするため注意が必要だ。アナフィラキシー発生時の対応アナフィラキシーによる死亡は、気道の血管性浮腫や気管支けいれんによる低酸素血症と、ショックによる循環の虚脱により起こる。一般的な歯科臨床(外来)での対応方法と、手術室での対応方法に分けて解説する。外来での対応一般的な歯科臨床においては、アナフィラキシーと診断されたら即座にアドレナリンを外側大腿広筋に筋注する。投与量は以下の通りである。成人:0.3mg小児(体重15kg以上):0.15mg成人(0.3mg)の場合、投与量は以下の通りである。方法①:空のシリンジを使用する場合1A(1mg/1ml)のアドレナリンを、1mlのシリンジに0..3mlだけ吸って注射方法②:すでにアドレナリンが充填された「アドレナリン注0.1%シリンジ「テルモ」(1ml)®」を使用する場合まず0.7mlを捨て、0.3mlのみ注射(1mlのままで0.3mlのみ筋注するのは難しく、過量投与を防ぐため)方法③:エピペン®を使用する場合(便利だが、コスト面や使用期限が短いという欠点あり)安全キャップを外す大腿をしっかり押さえて固定するオレンジ色の部分を注射部位に対して垂直に当て、「カチッ」と音がするまで強く押し付ける。押しつけたまま数秒間待つオレンジ色の部分が伸びたことを確認する外側大腿広筋への筋注により、10分未満で最大血中濃度に達する。上腕三角筋への筋注よりも平均の最大血中濃度が高く、効果の発現も早いとされている。またアナフィラキシー発症後はできるだけ早く、また経時的に採血を行うことが推奨される。手術室での対応アドレナリンの静注を行う。これは麻酔時にはすでに静脈路が確保されていること、また血圧計や心電図モニターが装着済みであることなどが理由である。投与方法は以下の通りである。20倍アドレナリン溶液(1A(1mg/1ml)を20mlに希釈したもの)を準備1.を1ml(50μg)緩徐に静脈内投与効果が得られなければさらに1ml投与高リスク患者へのアドレナリン投与多数の全身疾患を持つ患者や、心疾患を有する高齢者などにおいては、「アドレナリン投与は禁忌なのでは」と考えてしまうかもしれない。しかしアナフィラキシーによるリスクの方がはるかに高く、アナフィラキシーにおけるアドレナリン投与の絶対的禁忌は存在しない。アナフィラキシー時にアドレナリンを迅速に投与することのベネフィットは明らかであり、したがって、躊躇すべきではない。参考文献歯科臨床におけるアナフィラキシーの診断と対応(PDF)アナフィラキシーガイドライン2022(PDF)エピペン公式サイト(URL)
1D編集部
2023年11月3日
今さら聞けない「か強診」:かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

今さら聞けない「か強診」:かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

平成28年の診療報酬改定によって新たに制定された「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」。う蝕や歯周病、口腔機能低下の重症化予防に対して、保険の適用を受けやすくなったという改定だ。今回、厚生労働省が「か強診」を制定した狙いには、地域のなかで切れ目なく、患者のニーズに対応した安心・安全な歯科保健医療サービスを提供することにある。まだか強診を届出ていない歯科診療所の先生や、これから地域に根付いて開業する予定の先生向けに、「今さら聞けないか強診」と題して用語解説を行っていく。そもそも「かかりつけ歯科医」とは?かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所、略して「か強診」。とっつきにくいネーミングである。そもそも「かかりつけ歯科医」とはなんだろうか?2005年の日本歯科医師会資料によれば、「かかりつけ歯科医」とは「患者さんのライフサイクル」に沿って、継続的に口と歯に関する保健・医療・介護・福祉を提供し、地域に密着した幾つかの必要な役割を果すことができる歯科医のこと、である。かかりつけ歯科医に求められる役割平成27年11月に公表された中医協の資料では、かかりつけ歯科医に求められる機能・役割として、以下のポイントが挙げられている。必要な初期歯科医療および継続的歯科治療患者相談・保健指導・予防活動必要に応じた専門機関への紹介(医科・歯科・病診・診診連携)病院・施設等における入院・入所中患者に対する歯科医療・口腔機能管理障害者・要介護者・高齢者に対する歯科医療・口腔機能管理歯科訪問診療・介護サービスへの対応他職種とのチーム医療連携地域の実情に応じた地域包括ケアへの対応「かりつけ歯科医がいる」のは66%それでは、実際にかかりつけ歯科医とは、地域住民のなかでどれくらい身近なものなのだろう。日本歯科医師会が平成26年に行った「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によれば、「かかりつけ歯科医がいる」と回答した人は全体の66%で、女性の方が男性よりも多かった。また、男女とも高齢になればなるほど「かかりつけ歯科医がいる」との回答者が多かったという点も特徴的だ。か強診の「3本柱」か強診は、う蝕・歯周病・口腔機能低下の重症化予防に対して、保険の適用を受けやすくなったという仕組みだ。この制度の「3本柱」とも言えるのが、以下の3点である。①エナメル質初期う蝕管理これまでの制度でフッ化物塗布を保険請求しようとすると、3ヶ月以上の期間を空ける必要があった。しかし平成28年のか強診の改定から、フッ化物塗布が毎月ごとに保険請求できるようになった。しかしこの際には、口腔内カラー写真の撮影による評価が算定には必須であるとされている。②歯周病の管理か強診の3本柱、2点目は歯周病の管理を保険請求しやすくなったという点である。歯周病の管理も、エナメル質初期う蝕に対するフッ化物塗布と同様に、安定期におけるメインテナンスを、毎月ごとに保険請求できるようになったことが大きな変化だ。ただ、ここでも制約はあり、月1回が保険請求の限度であるということと、歯周治療の方針等について管理計画書を作成することと、その管理計画書を患者さんに文書提供し、その写しを診療録に添付した場合にだけ算定できるとしている。③在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理そして3点目は、在宅患者に対する訪問口腔リハビリテーション指導管理だ。今回のか強診を含む診療報酬改定で、厚生労働省は在宅患者に対する口腔ケア・口腔リハビリテーションを推進したいという狙いがある。「外来環」と「歯援診」が合体そもそもか強診は、従来から運用されていた2つの施設条件が合わさったものである。1つは「歯科外来診療環境体制加算(外来環)」。これは、感染症などを予防する衛生面の環境体制が整っている歯科外来に、保険点数を請求できるようにする制度だ。もう1つは「在宅療養支援歯科診療所(歯援診)」。文字通り、外来だけでなく在宅療養も支援できる体制を整えた歯科診療所が、保険点数を請求できるようにした制度であった。か強診の施設基準これらの保険適用の拡大は、厚生労働省が定めた施設基準を満たした歯科医院だけが適用される。か強診を名乗るには、その施設基準をクリアしなければならない。厚生労働省の資料より、以下にか強診の施設基準を示す。過去1年間に歯科訪問診療1又は2、歯周病安定期治療及びクラウン・ブリッジ維持管理料を算定している 実績があること。①偶発症に対する緊急性の対応、医療事故及び感染症対策等の医療安全対策に係る研修、②高齢者の 心身の特性、口腔機能の管理及び緊急時対応等に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置さ れていること。歯科医師が複数名配置されていること又は歯科医師及び歯科衛生士がそれぞれ一名以上配置されている こと。診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保 されていること。当該診療所において、迅速に歯科訪問診療が可能な歯科医師をあらかじめ指定するとともに、当該担当医名 連絡先電話番号等について、事前に患者等に対して説明の上、文書により提供していること。当該地域において、在宅医療を担う保険医療機関と連携を図り、必要に応じて、情報提供できる体制を確保 ていること。当該地域において、他の保健医療サービス及び福祉サービスの連携調整を担当する者と連携していること。口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底 する等十分な感染症対策を講じていること。感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯の切削時等に飛散する細かな物質を吸引できる環境を 確保していること。患者にとって安心で安全な歯科医療環境の提供を行うにつき次の十分な装置・器具等を有していること。 ①自動体外式除細動器(AED)、②経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)、③酸素供給装置、 ④血圧計、⑤救急蘇生セット、⑥歯科用吸引装置制度が形骸化しないよう技術研修を平成28年の診療報酬改定で導入されたか強診だが、平成29年4月現在で、既に7031件の歯科診療所がか強診を届け出をしている。この数値は歯科診療所全体の10%程度だ。今回のか強診の制定により、患者や地域の健康は、どのように変化していくのだろうか。か強診の届け出をしている歯科診療所のなかには「歯周病安定期のメインテナンスの保険点数が高くなった」というだけのイメージを抱いている先生も多いと聞く。厚生労働省も公表している資料のなかで、施設基準をクリアした後の、歯科医師やスタッフの技術研修が重要であるとしている。そういった取り組みがなければ、か強診は実態を伴わない形式的な制度になってしまうだろう。せっかくの地域・患者のための制度が形骸化してしまってはもったいない。今後ともか強診の届け出数は上がっていくものと思われるが、実態を伴う制度にするためにも、技術研修等の取り組みを早急に考える必要があるかもしれない。歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる
1D編集部
2019年10月9日

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