歯科用語集
2025年10月28日

HbA1c

「HbA1c」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、血液中のグルコースとヘモグロビンが結合したものであり、糖尿病の管理において重要な指標である。HbA1cは、血糖値の平均を示すもので、過去2〜3ヶ月の血糖コントロールの状態を反映する。語源は、ヘモグロビン(Hb)とその糖化(A1c)に由来し、糖尿病患者の治療効果を評価するために広く用いられている。HbA1cの値が高いほど、血糖コントロールが不良であることを示す。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において、HbA1cは糖尿病の診断や治療効果の評価に用いられる。一般的に、HbA1cの値が6.5%以上で糖尿病と診断される。治療目標としては、7.0%未満を推奨されることが多いが、患者の年齢や合併症の有無により個別化されることが重要である。また、HbA1cは歯科治療においても重要であり、特に歯周病のリスク評価や治療計画に影響を与えるため、歯科医師は患者のHbA1c値を把握しておく必要がある。


関連用語・類義語との違い

HbA1cに関連する用語としては、血糖値、空腹時血糖、OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)などがある。血糖値は、特定の時点での血中のグルコース濃度を示すものであり、HbA1cとは異なり短期的な血糖コントロールを反映する。一方、OGTTは糖尿病の診断に用いられる検査であり、HbA1cとは異なる方法で血糖の応答を評価する。これらの用語は、糖尿病の管理や評価においてそれぞれ異なる役割を果たすため、歯科医師はそれぞれの特性を理解しておくことが重要である。


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