歯科用語集
2025年10月28日

シェーグレン症候群

「シェーグレン症候群」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

シェーグレン症候群は、自己免疫疾患の一種であり、主に唾液腺や涙腺が侵されることによって、口腔乾燥症(ドライマウス)や眼の乾燥(ドライアイ)を引き起こす。名称は、1933年にこの病態を初めて報告したスウェーデンの眼科医、ヘンリック・シェーグレンに由来する。シェーグレン症候群は原発性と二次性に分類され、原発性は他の自己免疫疾患を伴わない場合を指し、二次性は関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの他の疾患と関連している。


臨床における位置づけ・判断基準

シェーグレン症候群は、口腔内の乾燥により歯周病や虫歯のリスクが高まるため、歯科医師にとって重要な疾患である。診断は、患者の症状、血液検査(抗SS-A抗体や抗SS-B抗体の検出)、生検による唾液腺の評価などを基に行われる。治療は、唾液分泌を促進する薬剤や人工唾液の使用が一般的であり、定期的な口腔ケアが推奨される。歯科衛生士は、患者の口腔内の健康状態を把握し、適切な指導を行うことが求められる。

関連用語・類義語との違い

シェーグレン症候群に関連する用語としては、口腔乾燥症やドライマウスが挙げられる。口腔乾燥症は、唾液の分泌が減少することによって生じる症状であり、シェーグレン症候群はその一因である。また、ドライアイは眼の乾燥を指し、シェーグレン症候群の症状の一部であるが、単独の疾患としても存在する。これらの用語は、シェーグレン症候群の理解を深めるために重要であり、歯科医療においても関連性が高い。

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