歯科用語集
2025年10月28日

ディスオーパ

「ディスオーパ」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

ディスオーパ(Dysphagia)は、飲み込みにくさや困難を伴う状態を指す。語源はギリシャ語の「dys」(困難)と「phagia」(飲み込むこと)から来ており、食物や液体を正常に飲み込むことができない状態を表す。分類としては、口腔期、咽頭期、食道期の3つに分けられ、各段階で異なる原因が考えられる。特に、神経疾患や筋疾患、構造的異常などが主な原因となることが多い。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において、ディスオーパは患者の生活の質に大きな影響を与えるため、早期の診断と適切な治療が求められる。判断基準としては、患者の主観的な訴えに加え、飲み込みの動作を観察することが重要である。具体的には、食事中の咳嗽や誤嚥の有無、食物の残留感などが評価される。また、嚥下造影検査や内視鏡的嚥下評価(FEES)などの検査を通じて、具体的な問題点を明らかにすることが必要である。

関連用語・類義語との違い

ディスオーパに関連する用語としては、誤嚥(Aspiration)や嚥下障害(Swallowing Disorder)がある。誤嚥は、食物や液体が気道に入ることを指し、ディスオーパの結果として発生することがある。一方、嚥下障害は、より広範な概念であり、ディスオーパを含むが、他の要因による嚥下の問題も含まれる。これらの用語を正確に理解し、臨床現場で適切に使い分けることが重要である。

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