歯科用語集
2025年10月28日
セデーション
「セデーション」とは？歯科用語の解説と症例を紹介
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定義・語源
セデーションとは、患者の不安や痛みを軽減するために、鎮静薬を用いて意識を抑制する医療行為である。語源はラテン語の「sedare」で、「静める」という意味を持つ。歯科においては、特に治療に対する恐怖感を和らげるために用いられることが多い。セデーションは、軽度から中程度の鎮静を目的とし、全身麻酔とは異なり、患者は自発呼吸を維持し、刺激に対して反応することができる。一般的には、経口、静脈内、吸入などの方法で投与される。
臨床における位置づけ・判断基準
臨床においてセデーションは、特に不安を抱える患者や、長時間の治療が必要な場合に重要な役割を果たす。判断基準としては、患者の健康状態、治療内容、過去の麻酔歴などが考慮される。日本では、厚生労働省が定めたガイドラインに基づき、適切な薬剤の選択や投与量の設定が求められる。また、セデーションを行う際には、患者のモニタリングが必須であり、心拍数や血圧、酸素飽和度などを常に確認する必要がある。
関連用語・類義語との違い
セデーションに関連する用語としては、鎮静、麻酔、鎮痛などが挙げられる。鎮静は、意識を抑制することを指し、セデーションの一部であるが、麻酔は意識を完全に消失させる行為であり、全身麻酔とは異なる。鎮痛は、痛みを和らげることに特化した用語であり、セデーションが痛みを軽減する効果を持つこともあるが、意識の状態に関しては異なる概念である。これらの用語を正確に理解し、臨床現場での適切な使用を心掛けることが重要である。
関連用語
う蝕 (87)
レジン修復 (238)
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