歯科用語集
2025年10月28日

ハードレーザー

「ハードレーザー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

ハードレーザーとは、歯科治療において使用される高出力のレーザー装置である。主に硬組織、すなわち歯や骨に対して効果的に作用することから「ハード」という名称が付けられている。レーザーの語源は、英語の「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation」の頭文字を取ったもので、刺激された放射による光の増幅を意味する。ハードレーザーは、特に虫歯の治療や歯周病の治療において、切開や蒸散、凝固などの目的で用いられることが多い。これにより、従来の手法に比べて出血が少なく、痛みの軽減が期待できる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてハードレーザーは、特に虫歯の除去や歯周組織の治療において重要な役割を果たす。判断基準としては、患者の状態や治療の目的に応じて、レーザーの出力や照射時間を調整する必要がある。また、ハードレーザーは、従来のドリルに比べて痛みが少ないため、患者の心理的負担を軽減することができる。さらに、治療後の回復が早いことも特徴であり、患者の満足度向上に寄与する。保険点数に関しては、使用するレーザーの種類や治療内容に応じて異なるため、事前に確認が必要である。


関連用語・類義語との違い

ハードレーザーに関連する用語としては、ソフトレーザーやアブレーションレーザーが挙げられる。ソフトレーザーは、主に軟組織に対して使用される低出力のレーザーであり、痛みの軽減や治癒促進に用いられる。一方、アブレーションレーザーは、組織を蒸散させることを目的としたレーザーであり、特に硬組織に対して効果的である。ハードレーザーは、これらのレーザーと比較して、より高出力であり、硬組織に対する治療に特化しているため、適応症や使用方法が異なることを理解しておく必要がある。


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