歯科用語集
2025年10月28日

洗浄

「洗浄」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

洗浄とは、物体や表面から汚れや異物を取り除く行為を指す。特に歯科においては、器具や器材、さらには口腔内の清掃を含む広範な概念である。語源は「洗う」という動詞に由来し、清潔を保つための基本的な行為として位置づけられる。洗浄は、感染予防や治療効果を高めるために不可欠であり、歯科医療の質を向上させる重要な要素である。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床現場において、洗浄は感染管理の一環として非常に重要である。器具の洗浄は、使用後すぐに行うことが推奨されており、汚染物質が乾燥する前に処理することが感染リスクを低減する。判断基準としては、洗浄の方法や使用する洗浄剤の選定が挙げられ、これらはガイドラインに基づいて行われる必要がある。さらに、洗浄後の消毒や滅菌も重要なプロセスであり、これらを適切に実施することで、患者の安全を確保することができる。

関連用語・類義語との違い

洗浄に関連する用語としては、「消毒」や「滅菌」がある。洗浄は物理的に汚れを取り除く行為であるのに対し、消毒は病原菌を減少させることを目的とし、滅菌は全ての微生物を死滅させることを指す。これらの用語は、目的や方法が異なるため、臨床においてはそれぞれの役割を理解し、適切に使い分けることが求められる。洗浄が不十分であれば、消毒や滅菌の効果も損なわれるため、洗浄はこれらのプロセスの基盤となる。

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【ミニセミナーを覗く】「歯性上顎洞炎は、上顎洞の中の問題」と思っていませんか?――講師が指したのは、副鼻腔の出口が集まる中鼻道

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歯性上顎洞炎と聞くと、原因歯と上顎洞の中で起きていることに目が向きやすい。1Dの「25分間」ミニセミナー「歯性上顎洞炎――解剖や原因、難治症例の対応まで解説」で、耳鼻咽喉科の立場から話す講師が最初に時間を割くのは、上顎洞の「出口」の話だ。上顎洞、前頭洞、前篩骨蜂巣の自然口は、どれも中鼻道に開いている。だから、病名に「上顎洞」とあっても、炎症は篩骨洞や前頭洞に及ぶことがあり、治療の要点は出口を開けることになる、というのが講師の組み立てだ。本稿では、鼻・副鼻腔の解剖から保存的治療、内視鏡手術の考え方までを、スライドで確認できた内容を中心に、編集部の解釈と分けて整理する。上顎洞に近い歯は、第2小臼歯と第1・第2大臼歯講師はまず、顔を正面から切った断面と、ご遺体の矢状断の写真で、鼻腔の構造を確かめていく。鼻中隔は日本人ではどちらかに曲がっている人がほとんどだという。外側の壁には下鼻甲介、中鼻甲介、上鼻甲介が張り出し、その間の通り道がそれぞれ下鼻道、中鼻道、上鼻道になる。細い内視鏡で鼻の入り口から奥へ進む映像も示され、下鼻甲介の奥に中鼻甲介が見え、鼻腔の底は毛細血管が透けるほど血流が豊富であることが分かる。そのうえで上顎洞に進む。スライドには、前壁は凹んで薄く犬歯窩と呼ぶこと、上顎洞の洞底は歯槽突起にあたり、鼻底よりも低いことが多いこと、上顎洞と最も関係が深い歯は第2小臼歯と第1・第2大臼歯であることが示される。講師は、この洞底部での歯との近さが歯性上顎洞炎を理解するうえで重要だと言う。ここまでは歯科医師にもなじみのある話だが、講師が強調するのは次の段階、上顎洞がどこへつながっているかだ。三つの副鼻腔の出口は、中鼻道に集まっている副鼻腔は本来、自然口で鼻腔とつながっており、そこを通して換気と排泄が行われている。スライドは、上顎洞、前頭洞、前篩骨蜂巣の自然口がいずれも中鼻道に開口していること、鼻中隔の弯曲や鼻甲介の粘膜の腫れなどで自然口が狭くなったり塞がったりすると、換気や分泌物の排泄が妨げられて副鼻腔炎が慢性化することを示している。講師は、アレルギー性鼻炎などで粘膜が腫れていても閉塞しやすいと付け加える。ここから講師は、歯性上顎洞炎という名前がついていても、炎症を起こすのは上顎洞だけではなく、篩骨洞や前頭洞も関係することが多いと言う。篩骨洞は目と目の間にある蜂の巣のような小部屋の集まりで、眼窩と薄い壁で接している。ここまで炎症が及んで目が腫れるといった症状が出れば、緊急に手術を考える場面もあり、目に障害を残すこともあるという。歯科で上顎洞の中だけを見ていると、この広がりは見えにくい。編集部としては、患者が頬だけでなく目の周りや額の症状を訴えるときに、耳鼻咽喉科への相談を考えるきっかけとして読みたい。線毛は自然口へ向かって動く。狭くなれば、出ていかない講師が病態の説明で使うのが線毛運動だ。スライドによれば、副鼻腔の粘膜は鼻の粘膜の延長だが、それより薄く、腺も少ない。正常な粘膜は骨膜と一体になっており、上皮細胞の線毛は洞の自然口に向かって運動を繰り返す。つまり、洞の中に入った異物や膿は、本来は線毛が自然口の方へ運び出す。感染が起きると、自然口の周りの粘膜が腫れて出口が狭くなる。狭くなるので貯留液や膿が出ていかず、さらに溜まっていく。慢性化すると自然口周辺の粘膜がぶよぶよになったりポリープができたりして閉鎖し、保存的な治療では治りにくくなることもあると講師は言う。原因については、スライドに根尖病変、歯周炎、歯根嚢胞の洞内進展、インプラントなど上顎洞内への異物、根管治療による刺激、上顎洞穿孔の放置の6つが挙げられている。どの原因でも、出口が塞がれば同じ悪循環に入る、というのが講師の説明の筋道だ。保存的治療の入り口は、歯科治療保存的治療の1番目として、スライドは抜歯を含めた歯科治療を挙げる。講師は、最近はいきなり抜歯することはないだろうとしたうえで、歯科治療がまず大事になると話す。続いて抗菌薬、局所処置・ネブライザー治療、去痰剤や鼻洗浄、漢方薬が並ぶ。局所処置は、中鼻道を中心に局所麻酔薬と血管収縮薬で広げて上顎洞の自然口を開き、抗菌薬やステロイドを上顎洞内に噴霧するもので、ここでも狙いは出口だ。耳鼻咽喉科医による別の解説(日本医事新報「私の治療」)でも、歯性上顎洞炎では重症度にかかわらず歯科へのコンサルトが欠かせず、保存的治療で改善しなければ内視鏡手術を選び、感染が篩骨洞や前頭洞に広がった例や、中鼻道が鼻茸や粘膜の腫れで塞がった例では積極的に検討するとされている。講師の話と同じ方向の整理と言える。抗菌薬の種類や投与期間はスライドにも示されるが、本稿では扱わない。処方は最新の診療指針と添付文書にもとづいて判断してほしい。内視鏡手術は、粘膜を残して出口を開ける保存的治療で治らない場合の手術として、講師は内視鏡下鼻内副鼻腔手術(ESS)を映像で紹介する。スライドには、耳鼻咽喉科では1990年代から副鼻腔の手術は内視鏡で行っていること、犬歯窩を開窓することはまずないこと、手術のコンセプトは副鼻腔の粘膜を保存し、換気と排泄を確保することだと示される。上顎洞については自然口を大きく開放するだけで、腫れている洞の粘膜には手をつけないという。講師は、犬歯窩から前壁を開ける従来の手術に比べ、侵襲が小さく短期滞在手術の適応になり、術後の出血やしびれが少なく、術後性の嚢胞もできないと説明する。スライドにも「低侵襲で短期滞在手術の適応」「術後出血↓、しびれ↓」「嚢胞形成(−)」と並ぶ。ここで講義は、内視鏡の角度の使い分けや実際の術野の話に進み、前半部分は終わる。歯性上顎洞炎の診断の手がかりや文献上の整理については、1Dの過去記事「歯性上顎洞炎、ベストプラクティス」も参考になる。本稿で扱わないこと講師は鼻出血の止め方、嗅神経や三叉神経、鼻の血管の話にも触れ、後半では大学病院での対応や上顎洞内の異物の扱いにも進むとしているが、本稿では扱っていない。抗菌薬の種類・期間、手術の適応年数などの数値も載せていない。原因の一覧は講師のスライドが示す出典(吉田、2006を一部改変)によるが、編集部は原典を確認できていないため、出典の中身には踏み込まない。元動画を見る【歯性上顎洞炎】解剖や原因、難治症例の対応まで解説(2024年3月4日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
1D編集部
2026年10月23日
歯周病ケアに革新!信頼のサイエンスで選ぶ『カムテクト』の実力に迫る

歯周病ケアに革新!信頼のサイエンスで選ぶ『カムテクト』の実力に迫る

歯周治療、しっかりできていますか?SC、SRP、ブラッシング指導、歯周外科治療…。ひと通りの歯周治療を実施したのに、患者さんの歯ぐきの状態がなかなか改善しない。そんな悩みを持つ歯科医療従事者の方は多いのではないでしょうか。歯周治療を受けている患者さんの多くは、「歯科医院に通っているから大丈夫」と安心してしまいがちです。しかし、歯周病をコントロールするには、歯科医院での治療だけでなく、患者さん自身による毎日のセルフケアが欠かせません。この2つがそろって、はじめて効果が現れます。本記事では、歯科医院でのケアとセルフケアをつなぐ「信頼できる橋渡し役」として注目されている『カムテクト』に焦点を当て、現代の歯周病対策に求められる新たなアプローチを考えていきます。歯周治療にはセルフケアが必須患者さんのセルフケアというと、まず「ブラッシング指導」を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん正しいブラッシング技術の習得は歯周ケアの基本ですが、それらを習得し継続することができない患者さんが多いのも現実です。患者さんが無理なく続けられるセルフケアを提案するために、ブラッシングに使うアイテム選びも非常に重要です。なかでも歯磨剤は、毎日のルーティンに自然に組み込みやすく、使用感や変化を実感しやすいため、セルフケアを習慣化するカギとなり得ます。「使ってみたら、歯肉の状態が良くなった気がする」「いつもよりすっきりするから、自然と続けられる」こうしたポジティブな実感が、セルフケアの習慣化へとつながっていくのです。続けやすいツールを提案することも、歯科医療者としての大切な役割のひとつ。そんな視点から、患者さんが効果を実感しやすいセルフケアアイテムとして、『カムテクト』をご紹介します。セルフケアグッズとして『カムテクト』の提案患者さんからの評価も高いカムテクト歯周病に特化した歯磨剤『カムテクト』を知っていますか?Haleon社の製品では、知覚過敏ケアとして広く知られている『シュミテクト』が有名です。一方で『カムテクト』という名前は聞いたことがあっても、どんな特徴があるかまでは知らないという声も少なくないのが現状です。しかし、『カムテクト』は1度使った人からの評価が、非常に高いことで注目されています。約90%が使い心地に満足!2024年に人間ドック受診者を対象として実施されたサンプリング調査では、『カムテクト』試用後の使い心地に対し、約90%の人が「満足」と回答しました。出典元:2024年人間ドック受診者サンプリングアンケート n=611 試して納得、70%以上が積極的アクションへさらに注目すべきは、使用後に「購入した」「お店で探した」「人にすすめた」という積極的な行動を起こした人が、70%を超えていた点です。この結果から『カムテクト』は 効果を実感しやすく、「また使いたい」と思える満足度の高い歯磨剤であることが分かります。出典元:2024年人間ドック受診者サンプリングアンケート n=611 『カムテクト』研究員にインタビュー『カムテクト』の歴史とサイエンス使ってみると良さが分かる『カムテクト』について、Haleonジャパンの研究開発担当の中谷遼太朗氏に、『カムテクト』の歴史とサイエンスについてお伺いしました。ー『カムテクト』が生まれたきっかけや背景について教えてください。『カムテクト』は、歯周病予防に特化した処方を追求し、2014年に誕生した歯磨剤です。歯周病は、世界中で多くの人々が悩む慢性的な疾患であり、歯の喪失原因のひとつとして広く認識されています。『カムテクト』はそうしたニーズに応えるべく、開発されました。海外では『parodontax(パラドンタックス)』という歯周病ケアブランドとして展開されており、その科学的知見や処方技術をベースに、日本市場向けに発売されたのが『カムテクト』です。ー製品開発のコンセプトを決める上で、特に重視したポイントはありますか?Haleonジャパン株式会社 研究開発担当 中谷遼太朗氏カムテクトの開発において重視したのは、誰もが日常で使いやすく、効果を実感しやすい製品であることです。そのひとつが、ドラッグストアで手軽に購入できるという利便性です。セルフケアは毎日の習慣だからこそ、患者さん自身が継続しやすい環境づくりが必要だと考えています。安心して使用できる処方設計にも、徹底的にこだわりました。『カムテクト』には、清掃剤として炭酸水素ナトリウムを約70%と高濃度で配合しています。炭酸水素ナトリウムをはじめとするすべての配合成分は個別に毒性評価済みであり、殺菌効果のあるIPMP(イソプロピルメチルフェノール)、抗炎症作用のあるMAG(グリチルリチン酸モノアンモニウム)、歯ぐきの血行促進としてのビタミンEなどとの組み合わせにおいても、長期使用時の安全性が確認されています。また『カムテクト』に使用している炭酸水素ナトリウムは、粒子がきめ細かい「エクストラファインパウダー」を採用しており、やさしい使い心地と高い清掃効果を両立する処方が実現されています。当社では「Trusted Science(信頼されるサイエンス)」を理念に掲げ、科学的根拠に基づいた製品開発を行なっています。炭酸水素ナトリウム約70%配合歯磨剤は、菌数を99.9%まで減少バイオフィルムに残存する菌数と炭酸水素ナトリウム濃度との関係性の試験では、炭酸水素ナトリウム無配合と比較すると、約70%配合は細菌数が3log10(99.9%)まで減少することが確認されています。                                       異なる濃度の炭酸水素ナトリウム溶液7日後のバイオフィルムに残存する生菌数。出典Prattenら 2016¹ 良好なプラークコントロール維持のサポートへ歯間隣接面における6、12および24週目のプラークの除去効果の試験をみてみると、通常の歯磨剤と比較して、5倍以上のプラーク蓄積抑制効果が確認されました。この結果より、6、12および24週目でプラーク指数が有意に改善され、患者さんの良好なプラークコントロールの維持をサポートできることが確認いただけます。炭酸水素ナトリウム配合歯磨剤による 6ヶ月間臨床試験米国において歯肉炎患者約200名を対象に、6ヶ月間の臨床試験を実施。炭酸水素ナトリウム配合歯磨剤の継続使用により、プラーク指数の改善が認められ、安全性に関しても問題は報告されませんでした。平均総合TPIスコア±標準誤差* ITT集団。出典Joseら²* 開始時は未調整平均値であり、6、12および24週目は調整済平均値であるTPIは0~5の6段階で採点された出典元:1. Pratten et al. Physical disruption of oral biofilms by sodium bicarbonate: an in vitro study. Int Jour Dent Hyg. DOI: 10.1111/idh.12162 2. Jose et al. Six-month evaluation of a Sodium Bicarbonate-Containing Toothpaste for Reduction of Established Gingivitis: A Randomized USA-Based Clinical Trial. J Clin Dent 2018;29:33 -39                                        ー「カムテクト」という名称に込められた意味や思いを教えていただけますか?『カムテクト』という名称は、「噛む(カム)」と守ることを意味する「Protect(テクト)」を組み合わせた造語です。この名前には「歯と歯ぐきをしっかり守る」という製品コンセプトが込められています。単なる歯磨剤ではなく、歯周病予防を目的に、歯と歯ぐきの健康をサポートする存在でありたいというブランドの思いを象徴する名前となっています。現在、日本国内には歯ぐきの悩みを抱える人が4,000万人以上いるとされています。『カムテクト』はそのような方々へ、日常のセルフケアで寄り添える存在であることを目指しています。ー『カムテクト』がもつ主要な有効成分や技術的特徴はどんなものですか?『カムテクト』の最大の特徴は、約70%という高濃度で配合された炭酸水素ナトリウムにあります。炭酸水素ナトリウムには、プラークを軟化させ、ブラッシングによる物理的除去をサポートする作用があり、まさに『カムテクト』の処方設計の核と言える存在です。一方、一般的な歯周病予防用歯磨剤では、殺菌成分や抗炎症成分を中心とした「薬効ベースの処方設計」が主流です。歯周病の原因となる菌を抑制・炎症を抑えることに重点が置かれており、プラーク自体を機械的に落としやすくするというアプローチは、あまり重視されていないケースも見受けられます。また、炭酸水素ナトリウムは日本の薬機法上「有効成分」とはみなされておらず、処方上の差別化にはつながりにくいという理由で、競合製品では積極的に使われていないのが現状です。それでもなお、当社が炭酸水素ナトリウムに強くこだわるのは、豊富な科学的エビデンスと国際的な臨床データに裏付けられているからです。こうしたグローバルで培われた処方設計と研究成果を、日本市場向けにローカライズして展開できる点は、他社製品とは一線を画す、当社ならではの大きな強みと言えるでしょう。ー開発にあたり、特に苦労した点や壁となった要因は何でしたか?『カムテクト』の開発においては、処方設計・製造工程の両面で、いくつか大きな課題を乗り越える必要がありました。なかでも、以下の2点は製品化に向けた大きな壁となりました。炭酸水素ナトリウムと他成分の相性問題『カムテクト』は、約70%という高濃度の炭酸水素ナトリウムを配合した特殊処方です。この処方は、プラークの物理的除去をサポートするうえで大きな価値を持つ一方、他の有効成分との相性において化学的な安定性が課題となりました。炭酸水素ナトリウムの性質上、特定の成分と組み合わせるとpH変動や分離、変質などが起こる可能性があり、配合を断念せざるを得ない成分もありました。粘度の高さによる撹拌・充填の難しさ使用感からも実感いただけるように、『カムテクト』は非常に硬めのテクスチャーが特長です。これは高濃度の炭酸水素ナトリウムを含むことによるもので、製造工程において技術的困難が伴いました。・高粘度により、撹拌時に成分が均一に混ざりにくく、有効成分が偏るリスクが発生・粘度が高くなることで、チューブへの充填が困難これらの課題を解決するために、複数の技術的対応が必要でした。ー「カムテクト」ブランドとして、歯科医療者や患者さんに向けて伝えたいメッセージはありますか?『カムテクト』は、歯ぐきの健康に悩むすべての人々を支え、生涯にわたって口腔内に自信を持てる毎日を提供することを使命としています。現在の日本では、成人の約8割* が歯周病の兆候を抱えていると言われています。このような状況において、『カムテクト』は、誰もが手に取りやすい製品であることが、歯周病予防への重要なアプローチであると考えています。ドラッグストアで購入できる身近さと、科学的根拠に裏打ちされた処方。この両立が、日々のセルフケアを支える「続けやすさ」へとつながっています。『カムテクト』が描く歯科医療の未来像は、「歯科医院と患者さんの間に立つ信頼できる架け橋として、セルフケアの質を底上げし、結果的に歯科医療全体のレベル向上に寄与すること」です。このビジョンは、当社が掲げる「ボトムアップ型の健康支援」という企業哲学とも深く結びついています。また、「Deliver better everyday health with humanity.(もっと健康に、ずっと寄り添って)」というパーパスを掲げ、その実現に向けて、製品開発の革新、サイエンスの追求、そして現場との対話を重ねる姿勢を大切にしています。今後も『カムテクト』は、歯科医療者の皆さまとともに、患者さん一人ひとりの健康意識を支えながら、より良い未来の口腔健康の実現に貢献していきたいと考えています。出典元: *令和4年歯科疾患実態調査Haleonヘルスパートナーに登録して患者さん用無料サンプルをオーダーしませんか?Haleonヘルスパートナーとは?Haleonヘルスパートナーは、歯科医療従事者の皆さまに向けて、オーラルヘルスケアに関する最新情報を提供するコミュニティサイトです。日々の診療に役立つコンテンツや、患者さんとのコミュニケーションを支える資料など、さまざまな情報をご利用いただけます。主なサービス内容・ウェブ講演会の無料配信知覚過敏症ケア、歯周病予防、義歯やマウスピースケアなどをテーマとしたウェブ講演会を、いつでも無料で視聴可能。過去の講演ダイジェスト動画もアーカイブで公開されています。・患者さん用無料サンプルの提供歯磨剤の『カムテクト』や『シュミテクト』、義歯・リテーナー洗浄剤の『ポリデント』、義歯安定剤の『ポリグリップ』など、患者さんのセルフケア習慣づくりに役立つ製品サンプルを、オンラインから簡単にオーダー可能です。・患者指導用資材のダウンロード歯周ケアを含む様々なセルフケア指導に活用できる、わかりやすい説明資料や配布用ツールがダウンロード可能です。登録して『カムテクト』患者さん用サンプルをオーダーしませんか?オーダー方法について1. 会員登録(無料)Haleonヘルスパートナーの公式サイトで、必要事項を入力して会員登録を行います。(※登録フォームへの入力後、承認まで最大5営業日ほどかかる場合があります。)2. ログイン後、サンプル依頼ページへアクセス登録完了後、ログインして、専用ページからサンプル申請が可能になります。3. 患者さん用サンプルを選択してオーダー希望のサンプル(例:『カムテクト』)を選択して、注文を完了します。登録や詳細は、以下の公式サイトをご覧ください。公式サイトで詳細を確認する
1D編集部
2025年5月29日
愛され続け60年。知覚過敏ケアの定番『シュミテクト』を大解剖!

愛され続け60年。知覚過敏ケアの定番『シュミテクト』を大解剖!

成人の約30%が罹患していると推計される「知覚過敏」データで見る知覚過敏知覚過敏は日常臨床においてもよく見られる症状ですが、実際に3人に1人が知覚過敏症状を経験しており1,2、若年者*に至っては5人に2人が経験しています。3*18~35歳また成人の2/3が歯周病に罹患していると言われている現代、歯周病罹患患者のうちで知覚過敏症状を発症しているとされる方は60%以上*とされています。冷たいものや甘いものを口にした際に感じる鋭い痛みは、日常生活において大きなストレスとなるため、歯周病だけでなく知覚過敏症状も現代人の口腔内の悩みとして大きい割合を占めていると言えるでしょう。*Haleon調べ知覚過敏の病理・病態カリエスがなく、しみるという訴えがあるとき「知覚過敏」と一言でまとめてしまいがちですが、その定義はエナメル質が摩耗したり歯肉が退縮することによって象牙細管が露出することで生じる一過性の疼痛で、刺激(主として熱,脱水,擦過,浸透圧,化学的刺激)を加えることにより短く鋭い痛みを発するのが特徴です。知覚過敏が発症するケースは多岐に渡りますが、開口した象牙細管の内部にある組織液がさまざまな刺激により動くことにより、閾値が下がり、鋭敏となった象牙細管内の神経終末や象牙芽細胞が興奮し痛みが生じるという動水力学説が一般的に考えられています。Hys症状改善方法の違い知覚過敏の発生機序から考えて、症状改善方法として3つの方法が考えられます。1つめは結晶物を析出させたり、レジン系やグラスアイオノマーセメント系の材料で行う「象牙細管の封鎖」です。次に、グルタールアルデヒドとハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA)などを主成分とする各種製品やレーザーなどにより「タンパク質を凝固させることにより細管内組織液が動かないようにする」方法があります。この2つが主にオフィスケアで用いられている方法です。3つめの方法である「知覚鈍麻(閾値上昇)」に関しては、硝酸カリウムを主として有効成分とする製品が知られています。オフィスケア用の製品もありますが、そのほとんどが歯磨剤としてセルフケア用に使用されており、予防も含め、ホームケアとして有効成分が含まれた歯磨剤を普段から使用することによって適切な効果を発揮していきます。市場に溢れる知覚過敏症状の抑制効果を謳った各種材料は、いずれも上記のどれかが(複数の場合もあり)採用されています。参考資料1.Addy M. Int Dent J 2002; 52:367–375.2.Ipsos Claimed Penetration Omnibus. January, 2015.3.West NX et al. J Dent 2013; 41:841–851.知覚過敏には患者さんのセルフケア習慣化も重要なぜセルフケアが重要なのか?適切な診断のもと、知覚過敏症状に対する正しい原因除去を行うことができればほとんどの症状は治まりますが、現実には処置後も続く患者の訴えに困ることもあるかもしれません。そのようなときには、繰り返し同じ知覚過敏症状を抑制する製品を使用したり、異なる製品を用いるしか方法はないのでしょうか?実は、知覚過敏症状を抑制するためには効果的な順番があり、その順序を守らないと望ましい効果が得られないのです。まずは「知覚鈍麻」させた後に「凝固」させ、それから「象牙細管の封鎖」を行うというプロセスで行うのが望ましいでしょう。凝固や象牙細管の封鎖に関する処置を行なった後に知覚鈍麻を行なっても、効果は十分に期待できず、治らない症状に対して次の手がなくなり困ることになるかもしれません。そのため、患者さんの日々のセルフケアによる知覚過敏に対するアプローチも重要になってくるのです。セルフケアの原則は「歯磨き」知覚過敏の主な原因のひとつとしてプラークコントロールの不良が挙げられますが、プラークの付着は象牙細管の開口に関わるため適切なセルフケアによるプラークコントロールは知覚過敏症状抑制の原則となります。また、軽度の知覚過敏症状であれば、酸性食品、飲料の摂取を控えて適切なプラークコントロールを行えば自然に治癒する場合もあり、予防も兼ねて知覚過敏ケア効果のある歯磨剤を使用して歯磨きを行うことが知覚過敏に対する基本的な対処法として考えられます。知覚過敏ケアの定番『シュミテクト』『シュミテクト』は、知覚過敏の症状を予防するための歯磨剤で、海外では『Sensodyne(センソダイン)』と呼ばれ、世界中で高く評価されています。知覚過敏用の歯磨剤の市場規模が拡大する中、『シュミテクト』は特に注目されるブランドであり、2024年1月時点で、18年間連続で売上を伸ばし、市場をリードしています。*歯がしみるのを防ぐ「硝酸カリウム」や、歯肉の炎症を抑える「グリチルリチン酸モノアンモニウム」、う蝕予防に役立つ「高濃度フッ素1,450ppm」も含まれており、知覚過敏症状だけでなく、歯周病、口臭、ホワイトニング、う蝕といった多様なオーラルケアニーズにも対応しています。*インテージSRI+ハミガキ市場2023年5月~2024年4月累計販売金額シェア(「シュミテクト」シリーズ計)『シュミテクト』研究員にインタビュー『シュミテクト』の歴史と『シュミテクトプラチナプロテクト EX』の開発秘話今回は、Haleonジャパン株式会社のオフィスに実際に伺い、研究開発担当の中谷 遼太朗氏に、『シュミテクト』の歴史と、新商品の『シュミテクトプラチナプロテクトEX』の開発秘話についてお伺いしました。Haleonジャパン株式会社 研究開発担当 中谷 遼太朗氏── まずは、シュミテクトの歴史について教えていただけますか?はい、シュミテクトの歴史は非常に長いです。まず、1961年にアメリカとイギリスで『Sensodyne original』として誕生しました。その後、1980年に、硝酸カリウムを含む初の歯磨剤『Sensodyne F』が登場し、臨床的に知覚過敏症状抑制効果が証明され、画期的な製品として大きな注目を集めました。1992年には、日本で初めて硝酸カリウムを配合した『シュミテクト』が発売され、それ以来、多くの方に愛用されています。さらに進化を続け、2024年3月には『シュミテクトプラチナプロテクトEX』が新たに発売されました。── 新製品『シュミテクトプラチナプロテクトEX』の開発に至った背景をお聞かせください。ワンディー株式会社 編集部・高橋 佳奈これまでのシュミテクト製品は、知覚過敏症状に対する有効成分として硝酸カリウムを主に配合していました。従来の製品でも十分に効果を発揮していましたが、より広範囲のユーザーに効果を届けたいという思いから、今回の『シュミテクトプラチナプロテクトEX』では新たに、有効成分の乳酸アルミニウムを加えました。これにより、より幅広いニーズに応えることができる、さらに効果的なケアを実現する製品が完成したと考えています。『シュミテクトプラチナプロテクトEX』の特徴とエビデンス── 『シュミテクトプラチナプロテクトEX』の主な特徴について教えていただけますか?先ほどもお伝えしたのですが、『シュミテクトプラチナプロテクトEX』は、硝酸カリウムと乳酸アルミニウムという2つの有効成分を配合しています。硝酸カリウムは歯髄神経の過敏性を鎮めることで、内側からの知覚過敏症状を軽減します。一方、乳酸アルミニウムは露出した象牙細管の穴を塞ぎ、唾液中のリン酸イオンと結びついてリン酸アルミニウムとして結晶化し、外側からの刺激を防ぎます。Haleonジャパン株式会社 メディカルアンドサイエンスアフェアーズ オーラルヘルス研究員 金山 昌氏このダブルの効果により、「鈍麻」と「封鎖」の両面から知覚過敏にアプローチします。さらに、寝ている間が知覚過敏ケアに有効な時間であることに着目し、こちらの『プラチナ プロテクトEX 集中ナイトケア』を開発しました。就寝前に使用していただくことで、長時間有効成分が歯にとどまり、象牙細管をしっかり封鎖し、外からの刺激を防ぎます。この他にも、歯周病予防のために、抗炎症作用を持つ「グリチルリチン酸モノアンモニウム(MAG)」、う蝕予防として「高濃度フッ素」が含まれており、知覚過敏の症状を防ぐだけでなく、歯周病やう蝕予防にも効果的なケアが行えます。── 『集中ナイトケア』の効果を示すエビデンスはありますか?ナイトケア製品は、象牙細管の封鎖効果が8時間後に2倍以上増加することが研究データで確認されています。このデータは、ナイトケアとして就寝前に使用することで、長時間にわたり知覚過敏をケアできることを示しています。さらに、これだけではなく、当製品は耐酸性の効果も持ち合わせています。酸性のクエン酸溶液を用いた実験では、封鎖物が流されず、酸に対して強い保護層が形成されることが証明されました。── 製品の信頼性については、どのような点が重視されていますか?当社では「信頼されるサイエンス」を理念に掲げ、科学的根拠に基づいた製品開発を行っています。法律で義務付けられていないことでも、品質保証のために社内の厳しい基準を設けています。たとえば、私たちの歯磨剤は全て、品質保証期間を通じて、フッ素がう蝕予防に有効な形(遊離フッ素)として製品に存在することを担保しています。また、新たに配合した乳酸アルミニウムは酸性の成分ですが、歯磨剤のpHをを中性に保ちながら有効成分の効果を最大限に発揮できるように設計されています。これは高度な技術であり、成分同士の相互作用を考慮しつつ効果を保つためのバランスを取ることが求められます。このような徹底した品質管理と研究開発の取り組みが、実際に製品を使用したお客様から「効果を実感した」「知覚過敏症状が改善した」といった評価を得ることにつながっていると考えています。Haleonヘルスパートナーに登録する3つのメリット!Haleonヘルスパートナー(旧:GSKヘルスパートナー)ではオーラルヘルス、特にセルフケアに関する知識を深めるためのコンテンツや、歯科医療従事者の日々の臨床をサポートする情報を提供するプラットフォームです。著名な講師が登壇。臨床に役立つ情報をウェブ講演会で無料配信!象牙質知覚過敏症、歯周病、義歯安定剤や義歯洗浄剤、口腔内装具用洗浄剤に関するウェブ講演会を無料でご視聴いただけます。過去のウェブ講演ダイジェスト 動画もご覧いただけます。 患者さん用無料サンプルでセルフケアを習慣化!診療がスムーズに患者さんのセルフケア習慣化をサポートするための患者さん用製品サンプルをご依頼いただけます。歯磨剤(シュミテクト・カムテクト)や義歯安定剤、義歯・口腔内装具用洗浄剤などインターネットから簡単に患者さん用サンプルをオーダーいただけます。日々の臨床にお役立てください。製品情報と患者さん用資材ダウンロード製品情報や、セルフケアの指導に活用していただける患者さん用資材をダウンロードいただけます。ぜひ、こちらよりアカウント登録をして申し込んでみてはどうでしょうか。無料で登録する
1D編集部
2024年9月27日
アーチベンディングプライヤーの使い方と臨床でのメリット。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と術式

アーチベンディングプライヤーの使い方と臨床でのメリット。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と術式

アーチベンディングプライヤーの定義と役割アーチベンディングプライヤーは、歯科矯正において非常に重要な器具である。このプライヤーは、ワイヤーやアーチワイヤーを曲げたり、形状を調整したりするために使用される。特に、矯正治療におけるワイヤーの適切な形状を維持するためには欠かせない道具であり、歯科医師や歯科衛生士が日常的に使用する。この器具を使用することで、患者の歯列に対して正確な力を加えることができ、治療の効果を最大限に引き出すことが可能となる。アーチベンディングプライヤーの使い方と手順アーチベンディングプライヤーを使用する際の基本的な手順は以下の通りである。まず、必要なワイヤーを選定し、適切な長さにカットする。次に、プライヤーの先端を使ってワイヤーの特定の部分をつかみ、所定の角度に曲げる。この際、力の加え方や曲げる角度には注意が必要であり、過度な力を加えるとワイヤーが破損する恐れがある。したがって、適切な力加減を習得することが重要である。また、曲げた後は、ワイヤーの形状を確認し、必要に応じて再調整を行う。これにより、患者に対して最適な矯正力を提供することができる。アーチベンディングプライヤーのメリットとデメリットアーチベンディングプライヤーの主なメリットは、ワイヤーの形状を正確に調整できる点である。これにより、患者の治療効果を高めることができ、治療期間の短縮にも寄与する。一方で、デメリットとしては、使用にあたっての技術的な習得が必要であることが挙げられる。初心者が不適切に使用すると、ワイヤーの破損や患者への不快感を引き起こす可能性があるため、十分なトレーニングが求められる。臨床での症例と判断ポイントアーチベンディングプライヤーを使用する際の症例としては、特に複雑な歯列矯正が挙げられる。例えば、歯の位置が大きくずれている患者に対しては、ワイヤーの形状を細かく調整する必要がある。このような場合、アーチベンディングプライヤーを用いることで、より精密な調整が可能となり、治療の成功率を高めることができる。判断ポイントとしては、患者の歯列の状態や治療計画に基づいて、どのような形状にワイヤーを調整するかを的確に判断することが重要である。アーチベンディングプライヤーの注意点と導入のコツアーチベンディングプライヤーを使用する際の注意点として、器具の清潔さを保つことが挙げられる。使用後は必ず洗浄し、消毒を行うことで、感染症のリスクを低減することができる。また、導入のコツとしては、まずは簡単な曲げから始め、徐々に難易度を上げていくことが推奨される。これにより、技術を確実に習得することができ、臨床での自信を高めることができる。まとめアーチベンディングプライヤーは、歯科矯正において欠かせない器具であり、その正しい使い方や手順を理解することが、患者に対する治療効果を高めるために重要である。メリットとデメリットを理解し、適切な判断を行うことで、より良い治療結果を得ることができる。歯科医師や歯科衛生士は、常に技術の向上を目指し、患者に最適な治療を提供するための努力を続けるべきである。
1D編集部
2024年6月1日
アクセサリーコーンの理解と臨床応用。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と症例のポイント

アクセサリーコーンの理解と臨床応用。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と症例のポイント

アクセサリーコーンとは何かアクセサリーコーンは、歯科において特に根管治療に関連する用語である。これは、主に根管内に存在する追加の小さな根管を指し、通常の根管とは異なる経路を持つことが多い。これらのコーンは、歯の解剖学的構造において重要な役割を果たし、治療の成功に影響を与えることがある。アクセサリーコーンの存在は、根管治療の際に診断や処置の難易度を上げる要因となるため、歯科医師や歯科衛生士はその特性を理解し、適切な診査を行う必要がある。アクセサリーコーンの診断と評価アクセサリーコーンの診断は、主にX線検査を通じて行われる。通常の根管の形状や数に加え、追加の根管が存在するかどうかを確認することが重要である。診断の際には、根管の形状や大きさ、位置を詳細に評価することが求められる。特に、根管治療の成功率を高めるためには、アクセサリーコーンの位置を正確に把握し、治療計画に反映させることが必要である。また、CTスキャンなどの先進的な画像診断技術を用いることで、より詳細な情報を得ることが可能である。アクセサリーコーンの処置手順アクセサリーコーンの処置は、通常の根管治療と同様に行われるが、いくつかの特別な手順が必要である。まず、根管内の感染を除去し、清掃を行うことが基本である。次に、アクセサリーコーンの位置を特定し、適切な器具を用いて処置を行う。これには、根管拡大器具や洗浄液を使用することが含まれる。処置後は、根管を適切に封鎖し、感染の再発を防ぐための措置を講じることが重要である。特に、アクセサリーコーンが存在する場合、封鎖材の選択や適用方法に注意を払う必要がある。アクセサリーコーンのメリットとデメリットアクセサリーコーンの存在は、根管治療においていくつかのメリットとデメリットをもたらす。メリットとしては、根管内の感染源を特定しやすくなることが挙げられる。これにより、治療の成功率が向上する可能性がある。一方で、デメリットとしては、処置が複雑化し、治療時間が延びることがある。また、誤ってアクセサリーコーンを見逃すと、再治療が必要になるリスクが高まる。したがって、アクセサリーコーンの存在を正確に把握し、適切な処置を行うことが求められる。臨床での注意点とコツアクセサリーコーンを扱う際の注意点として、まずは十分な診査を行うことが挙げられる。X線検査やCTスキャンを活用し、根管の解剖学的構造を正確に把握することが重要である。また、処置中は慎重に器具を操作し、アクセサリーコーンを傷つけないように注意する必要がある。特に、根管拡大器具の使用時には、過剰な力を加えないよう心掛けることが大切である。さらに、治療後のフォローアップも重要であり、定期的なチェックを行うことで、再発を防ぐことができる。まとめアクセサリーコーンは、根管治療において重要な要素であり、その理解と適切な処置が求められる。歯科医師や歯科衛生士は、診断から処置、フォローアップまでの一連の流れを把握し、臨床に役立てることが必要である。今後も、最新の技術や知見を取り入れながら、患者に最適な治療を提供することが求められる。
1D編集部
2024年6月1日

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