歯科用語集
2025年10月28日

エプスタインバーウイルス

「エプスタインバーウイルス」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

エプスタインバーウイルス(EBV)は、ヒトヘルペスウイルスの一種であり、主に唾液を介して感染する。1964年にマイケル・エプスタインとイワン・バーによって発見されたことからその名が付けられた。EBVは、感染後に潜伏感染を引き起こし、特に若年層においては伝染性単核球症の原因となることが多い。ウイルスはB細胞に感染し、これがリンパ系の疾患や一部の悪性腫瘍(例:バーキットリンパ腫)と関連していることが知られている。


臨床における位置づけ・判断基準

エプスタインバーウイルスは、歯科臨床においても重要な位置を占める。特に、EBV感染は口腔内の病変や口腔粘膜疾患と関連することがあるため、歯科医師はその知識を持つことが求められる。感染症の診断には、血液検査による抗体検査が有効であり、特にIgM抗体の存在が急性感染を示唆する。臨床判断基準としては、患者の症状(発熱、咽頭痛、リンパ節腫脹など)や血液検査の結果を総合的に評価することが重要である。

関連用語・類義語との違い

エプスタインバーウイルスに関連する用語としては、伝染性単核球症やヘルペスウイルスが挙げられる。伝染性単核球症はEBV感染によって引き起こされる疾患であり、主に若年者に見られる。一方、ヘルペスウイルスはEBVを含む広範なウイルス群を指し、口唇ヘルペスや水痘帯状疱疹ウイルスなども含まれる。EBVは特定の疾患と関連しているため、他のヘルペスウイルスとは異なる臨床的特徴を持つことが重要である。

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