歯科用語集
2025年10月28日

インテグリン

「インテグリン」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

インテグリンとは、細胞膜に存在する受容体タンパク質の一種であり、細胞と細胞外マトリックスとの接着を媒介する重要な役割を担っている。語源は、ラテン語の「integralis」(統合する)に由来し、細胞の接着や移動に関与することから名付けられた。インテグリンは、αおよびβサブユニットから構成され、異なる組み合わせにより多様な機能を持つ。歯科領域においては、歯周組織の健康や歯周病の進行に関連する研究が進められている。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてインテグリンは、歯周組織の細胞間接着や炎症反応において重要な役割を果たす。特に、歯周病の進行においては、インテグリンの発現が変化し、細胞の移動や増殖に影響を与えることが知られている。判断基準としては、インテグリンの発現レベルや機能の変化が、歯周病の診断や治療効果の評価に用いられることがある。これにより、患者の治療方針を決定する際の重要な指標となる。

関連用語・類義語との違い

インテグリンに関連する用語には、接着因子や細胞外マトリックスがある。接着因子は、細胞同士や細胞と基質との接着を助ける物質を指し、インテグリンはその一部である。また、細胞外マトリックスは、細胞の周囲に存在する構造物であり、インテグリンはこのマトリックスとの相互作用を通じて細胞の機能を調節する。これらの用語は相互に関連しているが、インテグリンは特に細胞膜に存在する受容体としての役割に特化している点で異なる。

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