歯科用語集
2025年10月28日

問診

「問診」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

問診とは、患者の病歴や症状を把握するために行う医療行為である。語源は「問う」と「診る」に由来し、患者に対して質問を行い、その回答を基に診断を行うプロセスを指す。問診は、歯科においても重要な役割を果たし、患者の口腔内の状態や全身の健康状態を理解するための第一歩である。特に、歯科医師は患者の過去の治療歴やアレルギー、生活習慣などを把握することで、適切な治療方針を立てることが可能となる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において、問診は診断の基礎を形成する重要なステップである。患者の訴えや症状を正確に把握することで、歯科医師は適切な診断を行い、治療計画を立てることができる。判断基準としては、患者の主訴、既往歴、家族歴、生活習慣などが挙げられる。これらの情報は、特に歯周病や虫歯のリスク評価において重要であり、患者に対する予防的アプローチを決定する際にも役立つ。

関連用語・類義語との違い

問診に関連する用語としては、「診察」や「検査」がある。診察は、医師が患者の身体を直接観察し、診断を行う行為を指す。一方、検査は、血液検査や画像診断など、客観的なデータを取得するための手段である。問診はこれらのプロセスの前段階として位置づけられ、患者の主観的な情報を収集することに特化しているため、他の医療行為とは異なる役割を果たす。

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治療計画は、目の前の歯をどう治すかで決まる。若手のうちは、そう考えがちではないだろうか。1Dの「25分間」ミニセミナー「【若手歯科医師】臨床の鬼門、治療計画に対する考え方」で、歯周病の専門医として開業している講師が示すのは、その前に置く物差しだ。患者の人生を、幼少年期(0〜14歳)、青年期(15〜24歳)、壮年期(25〜44歳)、中年期(45〜69歳)、高年期(70歳〜)の5つのライフステージに分け、それぞれの時期に歯科が担う役割から治療を考える。講師はこれを「ライフステージを考慮した戦略的診断」と呼ぶ。本稿では、スライドと自動字幕で確認できた範囲で、この考え方と3つの症例を、講師の主張・経験と編集部の解釈を分けて整理する。「どんな歯科医師になりたいのか」から始まる講師は本題に入る前に、自身が若いころ、師事した先生から「どんな歯科医師になりたいのか」とよく聞かれたと振り返る。そのときはすぐに答えられなかったという。講師がこの問いに出した答えは、「差別化」と「先読み」の2つを考え続けることだった。差別化は専門医資格や技術の習得、先読みは時代の流れや患者のニーズの変化を読んで、歯科医療を組み立てることを指す。講師が歯周病の専門医を目指した理由の1つも、歯を失う原因として歯周病が大きく、歯が多く残る高齢者が増えるほど歯周病のリスクを抱える人も増える、という先読みだったと話す。そのうえで講師が強調するのは、歯科医師の役割は歯を治すことだけではない、という点だ。講師は歯科医師法にもそう書かれていると言う。実際、歯科医師法第1条は、歯科医師は歯科医療と保健指導によって公衆衛生の向上・増進に寄与し、「もつて国民の健康な生活を確保するものとする」と定めている。講師はここから、歯を治すことでその人の生活を豊かにし、健康寿命を延ばすことが歯科医師の役割だと話を進める。なお講師は、日米の歯科医師・歯科衛生士の収入や、日本とドイツのオーラルケアへの支出、残存歯数と医療費の関係なども紹介する。いずれも講師が引用したデータの原典を編集部では確認できていないため、本稿では数字を載せない。5つのライフステージに、それぞれの役割を置く講義の中心になるのが、各ライフステージにおける歯科治療の役割と注意点をまとめたスライドだ。講師が他の先生のスライドを引用・改変したものとして示した内容は、次のとおりである。・幼少年期(0〜14歳):歯列、咬合への早期対策、う蝕予防・青年期(15〜24歳):予防への動機付け、プラークコントロールの徹底・壮年期(25〜44歳):歯周病への早期対応、メインテナンス・中年期(45〜69歳):歯周病への対策(歯周外科治療も視野に)、SPT・高年期(70歳〜):健康寿命の延伸、根面う蝕対策講師によれば、幼少年期と青年期は、後になるほど治療が難しくなるため、この時点でう蝕リスクが高いのか、歯周病のリスクが高いのかといった予後を予測し、環境を変えてあげることが大変重要だという。同じ1本の歯の治療でも、患者がどのステージにいて、この先どんな問題を抱えやすいかで、選ぶべき手が変わる。編集部の言葉で言い換えれば、治療計画を「今の歯」ではなく「その人のこれからの数十年」の側から逆算する考え方である。幼少年期:歯並びの相談を、「読めない要因」と「防げる要因」に分ける講師の医院には、学校の健診で歯並びを指摘された子どもが親に連れられて来ることが多いという。親から「なぜこうなったのか」と聞かれたとき、講師は歯列不正の原因を大きく2つに分けて説明するようにしている。1つは遺伝や顎の発育など、なかなか読めない要因。もう1つは指しゃぶりなどの癖による外的な要因で、こちらは予防していけば良い方向に変わる、と伝える。爪を噛む、うつ伏せで寝る、口を開けたままにする、顎を前に出す癖、口呼吸などがないかを親に確認するという。中でも講師が多いと感じているのが、いわゆる「お口ポカン」、口唇閉鎖不全である。スライドでは、全国の3〜12歳を対象とした調査で31%の子どもに口唇閉鎖不全が疑われたと紹介される。編集部で確認したところ、新潟大学などの研究グループが2021年に Environmental Health and Preventive Medicine 誌に発表した全国規模の調査で、有病率は30.7%と報告されている。講師は、口を開けたままだと口呼吸になり、顔の成長の方向にも影響すると親に説明し、筋機能の訓練と装置を組み合わせて対応していると話す。講師の医院の症例では、6か月から1年ほどで歯列がきれいに整ってきたという。これは講師の経験としての紹介であり、すべての子どもに同じ経過が期待できるわけではない。21歳男性:成功率だけでは、インプラントかブリッジかは決まらない青年期の症例として講師が挙げるのは、21歳の男性だ。7年前に事故で前歯を強打して治療を受け、違和感はあったものの放置していたところ、最近になって強い痛みが出て来院した。深い歯周ポケットがあり、歯根に垂直性の破折が確認できたため、講師は抜歯が必要だと伝えた。抜歯後の選択肢として、講師はブリッジ、インプラント、義歯を挙げ、年齢などから2つに絞り込んだ。ブリッジは生活歯を削ることになる。接着性ブリッジなら削る量は抑えられる。一方、インプラントには、若い患者でいつ導入するかという問題がある。講師は、前歯部は骨が薄く吸収を伴いやすいこと、経験の浅い術者ではインプラントの失敗が増えるという報告があることも挙げる。講師はインプラントの成功率や接着性ブリッジの生存率などの文献値も示しながら比較するが、編集部では原典を確認できていないため、本稿では数値は載せない。注目したいのは、最終的な決め手の並べ方だ。講師が患者に提案したのは「インプラントか接着性ブリッジ」の2案で、判断材料として「インプラント導入時期の遅延」「患者の希望」「健全天然歯の切削の回避」が並ぶ。患者の希望は、歯を削りたくない、できる限り再治療をしたくない、というものだった。最終的な治療プランのスライドには、これに加えて「交通事故による医療費の損害賠償」も置かれ、インプラント治療が選ばれた。講師によれば、埋入から8年が経過した現在も、インプラント周囲組織は安定し、隣の歯も治療の必要なく経過しているという。文献上のリスクと、患者の価値観や費用の条件を同じ表に並べて決める。若手が見落としやすいのは、この後者の側なのかもしれない。44歳男性:歯肉の腫れを、ブラッシング指導だけで追わない壮年期の症例は44歳の男性。1年ほど前から歯肉が腫れ、ブラッシング時の出血が多く、下顎前歯が動揺して噛むと痛む。市販の薬も効かず、前の歯科医院ではブラッシング指導だけだったため来院した。全顎的に骨吸収があり、4mm以上、6mm以上のポケットも多数みられた。講師がここで指摘するのは、この患者が5年前から高血圧で通院し、カルシウム拮抗薬を服用していたことだ。口腔清掃不良や咬合の問題に加えて、服薬が関わっているのではないかと考える。スライドでは「Ca拮抗薬の副作用+炎症の刺激」から歯肉増殖が起こり、それが口腔清掃不良を招いて歯肉炎・歯周炎につながる、という流れが示される。カルシウム拮抗薬(ニフェジピンなど)が薬物性歯肉増殖症を起こしうることは、日本歯周病学会会誌のミニレビュー(松田・水野、2023年)でも取り上げられており、薬剤の作用に加えて歯肉の炎症が歯肉肥厚の原因の1つと考えられている。同レビューは、薬剤の変更は有効だが、血圧がよくコントロールされている薬を変えるのは難しいとも述べている。講師は発症率や男女差の数字も挙げるが、報告によって幅があり、編集部では講師が引いた原典を確認できていないため、本稿では載せない。この症例で講師が伝えたいのは、編集部の読みでは、歯肉の腫れをプラークの問題だけと見て指導を重ねても届かない場合がある、ということだろう。壮年期は「歯周病への早期対応」のステージであり、問診で服薬歴まで拾えるかどうかが、その後の治療計画を左右する。この症例の治療の続きは、前半部分には含まれていない。本稿で扱わないこと講師の経歴や所属する勉強会の紹介、著名人の口腔内の例、国民皆歯科健診の経緯などは本稿では扱っていない。自動字幕で聞き取りが不確かだった分類名や薬剤名、統計の数値も載せていない。症例の経過は講師の医院での経験であり、同じ結果を保証するものではない。元動画を見る【若手歯科医師】臨床の鬼門、治療計画に対する考え方(2024年3月10日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
1D編集部
3日前
「患者が減るから」で、2040年を語っていませんか?――先に足りなくなるのは、診る側かもしれない

「患者が減るから」で、2040年を語っていませんか?――先に足りなくなるのは、診る側かもしれない

2040年問題という言葉が対談の主題に置かれます。画面に出る定義は「日本の少子高齢化や人口減少により2040年頃に深刻化すると予測される社会経済問題の総称」。出演者はまず、時間の近さを確かめます。まもなく2026年を迎える。つまり2040年まで15年を切った、と。この話題は、歯科医院では「人が減る」つまり「患者が減る」という形で受け取られがちです。ところが対談は、そこで止まりません。減るのは患者だけではない、という指摘から始まります。患者も減る。ただし、減り方が速いのは歯科医師のほうだ出演者が根拠に挙げるのは、厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師統計です。もう歯科医師が減る時代ですよ、と言ったうえで、一方で患者も減るんですよ、と続けます。そのうえで置かれるのが、この記事の背骨に当たる一文です。患者の減り具合に対して、歯科医師の減り具合のほうが大きい。理由として語られるのは、年齢構成です。歯科医師は一般の人口に比べて年齢の高い層が厚く、その層がこれから引退していく。だから歯科医師は足りなくなっていく、という順序になります。なお、動画のなかでは平均年齢の具体的な数値も語られますが、統計の数字とは一致しないため、ここでは数値としては扱いません。使えるのは「引退期に向かう層が厚い」という構造のほうです。構造そのものは確かめられます。令和6(2024)年12月31日現在の同統計で、歯科医師の総数は103,652人。前回の令和4年調査から1,615人、率にして1.5%の減少でした。歯科医師が増え続ける時代はすでに終わっており、減少は予測ではなく、直近の調査で起きたことです。画面には「特に地方における歯科医療の安定的な提供体制が揺らぐ可能性がある」というテロップが添えられます。足りなくなり方は、地域ごとに同じではない対談はここから地域の話に移ります。地方はそもそも歯科医師がいない、もうできていますもんね、という短いやりとりがあり、無歯科医地区の話が出ます。車を運転できなくなるといった事情も重なって、受療の機会そのものが失われることが起こる。もう本当にどうしようもないような状況がある、とも言われます。この点は一次資料で確認できます。厚生労働省の令和7年度の調査(令和7年10月末日現在)で、無歯科医地区は全国で750地区、そこに暮らす人は196,640人でした。前回の令和4年度調査は784地区・188,647人ですから、地区の数は34減った一方で、そこに住む人は7,993人増えています。地区が減ったから解消に向かっている、と読める数字ではありません。ただし、この数字は「地方で開業すべきだ」という話ではありません。対談でもそういう勧め方はされていません。ここで押さえておきたいのは、同じ「歯科医師が足りない」でも、都市部と無歯科医地区では意味がまったく違うということです。出演者はのちほど、東京の都心部と北海道の無歯科医地区では、という並べ方でこの差に触れています。「患者が減る」より先に起きるのは、「来られない患者が増える」対談の後半に、もう一段の言い換えが出てきます。外来に来られない患者さんが絶対に増えるわけですよ、という一文です。人口が減っても、高齢の人や持病を抱えた人の割合は増える。その人たちは歯科の必要がなくなるのではなく、歯科医院まで来られなくなる。出演者はここで、供給が足りていない領域だという見方を示します。後期高齢者や要介護の人も含めて、必要としている人の数に対して診る側が足りていない。だから放置されている患者さんがたくさんいるわけですよ、と。ここで語られているのは、需要が消えるのではなく、需要が外来という形では現れなくなる、という変化です。なお、対談のなかで有病者の割合を示す具体的な統計は提示されていません。この部分は出演者の見立てとして受け取るのが妥当です。ただ、見立ての向きは前半の話と一貫しています。診る側が減っていくところへ、外来では拾えない患者が増えていく。主戦場が変わる、という言い方その先で出演者が使うのが「主戦場」という言葉です。居宅における訪問診療の推進が政策のトピックになっていることに触れ、そこが主戦場になると思うんですよね、と言います。2040年になった時を想像すると、基本、主戦場は訪問ですよ、と。極端な言い方として、すべての開業医が訪問診療に行くくらいの心持ちで、という表現も出てきます。もちろん、若い人向けの治療も予防管理も大事だという断りは入っています。外来をやめるという話ではありません。変わるのは重心です。そしてこの重心の移動は、医院ごとの思いつきではなく、制度の設計に沿っているというのが対談の整理です。画面には「これからの時代は地域包括ケアシステムでしかないんですよ」というテロップが出て、すべての医療政策の根底にあるのは地域包括ケアという思想だ、と説明されます。団塊の世代が75歳以上となる2025年を目処に、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体で提供し、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるようにする。その枠組みに、歯科も参画する側として入っていくことになります。出演者が挙げる2040年以降の方策は、地域包括ケアシステムと訪問診療、そしてDXの三つでした。15年を、待つ時間ではなく準備する時間として使う対談の締めくくりで出演者が言うのは、この15年でしっかりと地盤を固めて、自分たちも含めて地域包括ケアに参画していかなければならない、ということでした。学生時代に覚えた用語として通り過ぎるのではなく、自院の仕事として置き直す、という意味です。2040年という数字は遠く見えますが、15年後に自分が何歳で、そのとき今の患者が何歳になっているかは、すぐに計算できます。今の患者のうち、通院がだんだん難しくなっている人は誰か。その人が来られなくなったとき、どこへ引き継がれるのか。近隣の在宅医療や施設と、名前の分かる関係があるか。地域で誰がどこまで担っているかを知っているか。こうした問いに答えを用意することが、訪問診療の件数を増やすことと同じではありません。対談も、訪問を始めれば医院が安泰になるとは言っていません。言われているのは順序のほうです。診る側が減り、来られない患者が増えるという前提を先に受け入れておけば、2040年が来てから慌てずに済む。15年という残り時間は、その前提に合わせて自院の形を変えるには十分な長さで、何もしないまま過ごすには長すぎます。元動画を見る【2040年問題】歯科医師が生き残るためには(2025年11月20日公開)
1D編集部
2026年9月30日
知覚過敏の患者さんに白さを提案する選択肢『新・シュミテクト』

知覚過敏の患者さんに白さを提案する選択肢『新・シュミテクト』

『シュミテクト』使ったことありますか?『シュミテクト』というブランドを、ご存知ない歯科医療従事者はほとんどいないでしょう。知覚過敏用歯磨剤として広く知られ、テレビCMやドラッグストアでの露出も多く、患者さんからの認知度も非常に高いブランドです。一方で、「名前は知っているけれど、自分では使ったことがない」「患者さんに勧めたことはない」という声も少なくありません。高い認知度と信頼感があるからこそ、今あらためて使用してみる、診療の中で提案してみる価値があるのではないでしょうか。近年、美容医療への関心の高まりとともに、年齢や性別を問わず「白い歯=清潔感」という意識が浸透しています。一方で、「ホワイトニングはしみそうで怖い」「なるべく低侵襲に歯の白さを保ちたい」といったニーズも見られます。実際に、オフィスホワイトニング実施後に、知覚過敏症状を訴える患者さんに遭遇された経験をお持ちの先生がいらっしゃるのではないでしょうか。また、オフィスホワイトニング後に着色を防ぐ方法について、相談を受けたことがあるかもしれません。こうした患者さんに対して『シュミテクト』は知覚過敏を防ぎながら、「白さを保つ」サポートとなる製品です。とくに、知覚過敏の予防+ホワイトニング効果+ステインの再付着抑制の3点を兼ね備えた製品は、患者さんの潜在的ニーズに的確に応える提案となります。知覚過敏症状ケアにプラスして患者さんのニーズや症状に応えるラインナップ『シュミテクト』シリーズは、知覚過敏症状ケアを軸に、多様なニーズに応えるラインナップを展開しています。より知覚過敏症状が気になる患者さんへ『シュミテクトプラチナプロテクトEX』。ステインが気になる患者さんへ『シュミテクトフューチャーホワイトケア』。知覚過敏症状と歯周病を予防したい患者さんに『シュミテクト歯周病ダブルケアEX』など、目的や症状に応じて選択できるのが特長です。こうした豊富な選択肢があることで、患者さん一人ひとりの悩みに寄り添ったセルフケアの提案が可能になります。昨今の「美意識」トレンドと歯科に求められるニーズ近年、美容医療の普及やSNSの影響により、口元の美容への関心が広く一般化しています。中でも、清潔感のある口元は第一印象を大きく左右する要素として認識され、性別や年代を問わず、ホワイトニングや矯正治療への関心が高まり続けています。しかし、こうした審美的なニーズは、患者さんから積極的に語られることは多くありません。「聞かれたら答える」「希望されたら案内する」といった受け身の対応では、患者さんの本音や潜在的な関心を見逃してしまう可能性があります。治療にとどまらず、口元の美しさに対する潜在的なニーズをくみ取る姿勢が、これからの歯科診療に求められる重要な対応力のひとつといえるでしょう。ホワイトニング導入のきっかけとして紹介できる『シュミテクト』多くの患者さんがオフィスホワイトニングに関心を持っている一方で、実際に歯科医院でホワイトニングの施術を受ける方は限られています。その背景には、患者さんの潜在的なニーズを歯科医療従事者が十分に引き出せていないという課題があると考えられます。そこで、問診やカウンセリングの中で「歯の色や白さについて気になることはありますか?」といった問いかけを行い、患者さんの審美的な関心を引き出すことが効果的です。その導入手段として有効なのが、日常のセルフケアに無理なく取り入れられる歯磨剤の提案です。患者さんのホワイトニングに対する潜在ニーズをとらえた新商品『シュミテクト フューチャーホワイトケア』が今年3月、全国のドラッグストアで発売されました。知覚過敏症状ケアと歯を白くする効果の両立を目指して開発されたこの製品は、ホワイトニングに対する関心がありながら、一歩を踏み出せない患者さんのニーズに応える選択肢となり得ます。まずはセルフケアで歯を白くすることに興味を持ってもらい、より本格的なホワイトニング治療へとつなげていく。『シュミテクト フューチャーホワイトケア』は、そうした段階的なアプローチをサポートする製品です。期待の新製品『シュミテクトフューチャーホワイトケア』『シュミテクト フューチャーホワイトケア』は、歯を白くする機能に着目しながら、知覚過敏ケアにも配慮して開発された歯磨剤です。現代の生活者の多様なニーズに寄り添った処方設計がなされています。白さを実感、平均2シェード白くなる1日2回のブラッシングによる標準的歯磨剤との比較試験では、『シュミテクト フューチャーホワイトケア』8週間の使用で、歯の色調がブリーチシェードガイドで2シェード改善されたことが認められています。毎日のセルフケアの中で目に見える変化があることで、患者さんの満足度向上につながります。歯の色調がベースラインから中央値で2段階改善着色除去効果は約7倍『シュミテクト フューチャーホワイトケア』は、ステインの除去効果に優れています。特に、食品や飲料による日常的なステインに対してアプローチできる処方であり、標準的歯磨剤と比較して約7倍のステイン除去効果が確認されています。 対照歯磨剤比およびベースライン比で統計的に有意に減少(4週目および8週目、いずれも p<0.0001)白さを長く保つ「未来着色バリア処方」『シュミテクト フューチャーホワイトケア』では、「未来着色バリア処方」を採用しています。ステインを落とすだけではなく、再付着を抑制し、白さをより長く保てる状態へと導きます。これは、未来のステイン形成に着目した処方として注目されています。  知覚過敏の人も安心、低研磨性の処方設計歯面へのダメージに配慮した、低研磨性の処方設計にもこだわっています。海外他社製品と比較したヒト象牙質摩耗試験では、海外他社製品と比較して低研磨性が確認されており、知覚過敏の患者さんに安心して提案できる、やさしさを備えたホワイトニング歯磨剤* となっています。* 歯の表面の着色を除去し、歯本来の白さを引き出すことに着目した歯磨剤ヒト象牙質標本を使用し、ブラッシング機械で150gの荷重により1500回ブラッシング処置。赤色が濃いほど摩耗が深いことを意味するう蝕予防にもアプローチ『シュミテクト フューチャーホワイトケア』には、高濃度フッ素(フッ化ナトリウム1,450ppm)が配合されており、う蝕予防にも対応した設計となっています。さらに、単にフッ素の含有量に注目するだけでなく「有効なフッ化物(遊離フッ化物イオン)」がしっかりと利用できる状態で残存するよう設計されている点が大きな特長です。唾液中に溶け出した遊離フッ化物イオンは、エナメル質のハイドロキシアパタイトと反応してフルオロアパタイトを形成し、歯質を強化することでう蝕リスクを低下させます。シュミテクトシリーズを含むHaleon社の歯磨剤は、この遊離フッ化物イオンの濃度が品質保証期間内に保持できるよう開発されています。審美性と口腔内の健康維持を両立させる、ハイブリッド処方な歯磨剤になっています。このように、『シュミテクトフューチャーホワイトケア』は、歯の白さを引き出す、ステインを除去する、再付着を予防する、知覚過敏にやさしい、う蝕予防もできるといった複合的な機能を1本にまとめた多機能歯磨剤です。患者さんの関心が高まる「白さ」というテーマに、知覚過敏へのやさしさという安心感を添えて提案できる、いま注目すべき製品といえるでしょう。Haleonヘルスパートナーに登録して患者さん用無料サンプルをオーダーしませんか?知覚過敏は、診察中に患者さんから訴えが出にくい症状のひとつです。国内の調査では、3人に1人が知覚過敏を経験¹'²しているにもかかわらず、そのうち約46%が歯科医師に相談していない³'⁴というデータがあります。これは知覚過敏が 一時的で我慢できると感じやすく、「いつものこと」「治らないもの」といった誤解が、相談されにくい要因になっていると考えられます。しかし、知覚過敏を放置することで「飲食を楽しめなくなった」「歳をとったと感じた」など、生活の質(QOL)への影響が生じることも明らかになっています。こうした現状を踏まえると、歯科医療従事者が積極的に症状を引き出し、適切なケアへと導く姿勢が重要になっています。知覚過敏と診断したタイミングでセルフケア製品を紹介し、実際に試してもらうことは、患者さんの理解と行動変容を促すうえで非常に効果的です。その第一歩としておすすめしたいのが、Haleonヘルスパートナーの活用です。会員登録を行うことで『シュミテクト』患者さん用サンプルを無料でご利用いただけます。歯科医院でのプロフェッショナルケアに加え、適切なセルフケアを組み合わせることで、患者さんのQOL向上につなげていくことが可能です。参考文献:1.Addy M. Int Dent J 2002: 52:367-375.  2. Ipsos Claimed Penetration Omnibus. January, 2015.  3. Gillam DG. Clin Oral Investig 2013: 17:21-29.  4. Jeandot J et al. Clinic (French) 2007: 28:379-384.  5. GSK data on file. Sensitive Teeth and Attitude Study. 2008.Haleonヘルスパートナーとは?Haleonヘルスパートナーは、歯科医療従事者の皆さまに向けて、オーラルヘルスケアに関する最新情報を提供するコミュニティサイトです。日々の診療に役立つコンテンツや、患者さんとのコミュニケーションを支える資料など、さまざまな情報をご利用いただけます。主なサービス内容・ウェブ講演会の無料配信知覚過敏症ケア、歯周病予防、義歯やマウスピースケアなどをテーマとしたウェブ講演会を、いつでも無料で視聴可能。過去の講演ダイジェスト動画もアーカイブで公開されています。・患者さん用無料サンプルの提供『シュミテクト』や『カムテクト』など、患者さんのセルフケア習慣づくりに役立つ製品サンプルを、オンラインから簡単にオーダー可能です。・患者指導用資材のダウンロード知覚過敏症ケアを含む様々なセルフケア指導に活用できる、わかりやすい説明資料や配布用ツールがダウンロード可能です。登録して『シュミテクト』患者さん用無料サンプルをオーダーしませんか?1. 会員登録(無料)Haleonヘルスパートナーの公式サイトで、必要事項を入力して会員登録を行います。(※登録フォームへの入力後、承認まで最大5営業日ほどかかる場合があります。)2. ログイン後、サンプル依頼ページへアクセス登録完了後、ログインして、専用ページからサンプルのご依頼が可能になります。3. 患者さん用サンプルを選択してオーダー希望のサンプル(例:『シュミテクト』)を選択して、注文を完了します。登録や詳細は、以下の公式サイトをご覧ください。公式サイトをチェックする
1D編集部
2025年7月29日
1Dプレミアムの医院プランの利用方法について

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平素より1Dをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。本記事では医院プランを開始された方向けに、1Dプレミアム「医院プラン」のコンテンツを活用してもらうための使い方について説明させていただきます。目次個人学習コンテンツ(セミナー動画・マスターコース動画)医院メニューの使い方(従業員管理・支払い方法の変更・領収書の発行)1.個人学習コンテンツ「医院プラン」では、スタッフみんなが1Dプレミアムの個人学習コンテンツが見放題です。個人学習コンテンツにはセミナー動画とコース動画があり、目的に応じて学習することが可能です。セミナー動画500本以上のセミナーが見放題!セミナー動画は毎日更新されているため、最新の知識を勉強することができます。セミナー動画を視聴するマスターコース1Dプレミアム「マスターコース」では、各コース全10回程度の講義で最先端の治療技術を体系的に習得できるよう、世界レベルの臨床家、研究者によって設計されています。歯科衛生士マスターコースや、小児歯科診療マスターコース、訪問診療マスターコースなど多岐に渡る分野のコースを展開していますので、ぜひ受講してみてください。マスターコースを受講する2.医院メニューの使い方医院メニューでは「医院ステータスの確認」、「医院メンバー管理」、「支払い方法の変更」、「領収証の発行」が可能です。医院メニューを確認する医院メンバーの管理医院メニューの「医院メンバー管理」ボタンを押すと、登録されている医院メンバーが表示されます。右上の「メンバーを追加」ボタンからメールアドレスを入力して、メンバーを追加することが可能です。メンバーを削除したい場合は登録されている医院メンバーを選択し、「選択したメンバーを削除する」から削除が可能です。※メンバー一覧に表示される視聴数は「直近30日間に各メンバーが視聴したセミナー数」です。支払い方法の変更医院メニューの「医院支払い情報」から、「編集」ボタンを押すことで登録したカード情報の編集が可能です。また「お支払い方法を追加」ボタンから支払い方法を追加することも可能です。領収書の発行医院メニューの「医院領収書一覧」には、過去のお支払い履歴を表示しております。「領収書発行」ボタンを押して宛先を入力いただければ、「領収書を発行する」ボタンから領収書のダウンロードが可能です。問題が解決しない場合は?本記事で問題が解決しない場合は、お気軽に1D運営事務局までお問い合わせください。担当者から回答いたします。<お問い合わせ先>1D運営事務局メールアドレス:support@oned.jp
1D編集部
2024年6月5日
圧痛の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

圧痛の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

圧痛の定義と臨床的意義圧痛とは、特定の部位に圧力を加えた際に生じる痛みを指す。歯科領域においては、歯や歯周組織に関連する疾患の診断において重要な指標となる。圧痛は、炎症や感染、外傷などによる組織の変化を反映しており、適切な診断と処置を行うためには、その理解が不可欠である。圧痛の評価は、患者の訴えや臨床所見をもとに行われる。特に、歯周病や根尖性歯周炎などの疾患では、圧痛の有無が診断の重要な要素となる。圧痛の原因と関連症状圧痛の原因は多岐にわたるが、主なものには歯周病、う蝕、根尖性病変、外傷などがある。これらの疾患は、圧痛を伴うことが多く、患者の症状を把握する上で重要な情報となる。例えば、歯周病では、歯肉の炎症が進行することで圧痛が生じることがある。また、根尖性病変では、根尖部の感染が圧痛を引き起こすことが多い。これらの症状を正確に把握することで、適切な診断と処置が可能となる。圧痛の診査方法と評価基準圧痛の診査は、視診、触診、問診を通じて行われる。特に、触診による圧痛の評価は、歯科医師にとって重要なスキルである。患者に対して圧力を加える際には、痛みの程度や部位を確認し、どの組織が影響を受けているかを判断する必要がある。圧痛の評価基準としては、痛みの強さ、持続時間、関連する症状(腫れや発赤など)を考慮することが重要である。これにより、疾患の進行度や治療方針を決定する手助けとなる。圧痛に対する処置と術式圧痛の処置は、原因に応じて異なる。例えば、歯周病による圧痛の場合、スケーリングやルートプレーニングなどの非外科的処置が推奨される。一方、根尖性病変に対しては、根管治療が必要となることが多い。また、外傷による圧痛の場合は、適切な固定や痛みの管理が重要である。これらの処置を行う際には、患者の状態を十分に評価し、最適な術式を選択することが求められる。圧痛の治療における注意点とコツ圧痛の治療においては、患者の痛みを軽減することが最優先である。治療中は、患者の反応を常に観察し、必要に応じて処置を調整することが重要である。また、痛みの管理には、鎮痛剤の使用や局所麻酔の適切な導入が効果的である。さらに、圧痛の原因となる疾患の早期発見と適切な処置が、長期的な治療効果に寄与する。定期的なフォローアップを行い、患者の状態を把握することも重要である。圧痛に関する症例の紹介圧痛に関連する症例として、歯周病による圧痛を持つ患者のケースを考えてみる。この患者は、歯肉の腫れと圧痛を訴えて来院した。診査の結果、歯周ポケットの深さが増加しており、歯周病の進行が確認された。この症例では、スケーリングとルートプレーニングを行い、患者に対して適切な口腔衛生指導を実施した。治療後、圧痛は軽減し、歯周組織の改善が見られた。このように、圧痛の評価と適切な処置が、患者のQOL向上に寄与することが示された。まとめ圧痛は、歯科臨床において重要な診断指標であり、その理解と適切な処置が求められる。圧痛の原因を特定し、適切な処置を行うことで、患者の痛みを軽減し、治療効果を高めることが可能である。歯科医師や歯科衛生士は、圧痛に関する知識を深め、臨床に活かすことが重要である。
1D編集部
2024年6月1日

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