歯科用語集
2025年10月28日
ニッケルクロム合金
「ニッケルクロム合金」とは？歯科用語の解説と症例を紹介
PICK UP
定義・語源
ニッケルクロム合金は、主にニッケルとクロムを主成分とする金属合金であり、歯科においては主に補綴物や矯正装置に使用される。ニッケルは耐食性や強度を向上させる役割を果たし、クロムは耐酸化性を高める。これにより、ニッケルクロム合金は高い耐久性と生体適合性を持つため、歯科臨床で広く用いられている。語源としては、ニッケル（Ni）とクロム（Cr）の名前がそのまま合金名に反映されている。
臨床における位置づけ・判断基準
臨床において、ニッケルクロム合金は特に金属冠やブリッジ、義歯のフレームワークとして使用される。これらの用途においては、強度、耐久性、そして生体適合性が重要な判断基準となる。ニッケルアレルギーのリスクを考慮し、患者のアレルギー歴を確認することも重要である。保険点数に関しては、ニッケルクロム合金を使用した補綴物は、保険適用の範囲内であるため、適切な点数が設定されている。
関連用語・類義語との違い
ニッケルクロム合金に関連する用語としては、コバルトクロム合金やゴールド合金が挙げられる。コバルトクロム合金は、より高い耐食性を持つが、ニッケルクロム合金に比べて加工が難しい場合がある。また、ゴールド合金は生体適合性が高いが、コストが高いため、使用頻度は低い。これらの合金はそれぞれ特性が異なるため、臨床の状況に応じて適切な材料を選択することが求められる。
関連用語
う蝕 (87)
レジン修復 (238)
PICK UP
掲載情報について
1D（ワンディー）は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。
トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。
本サイトは、歯科医療関係者（歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等）を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。
また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。
CONTACT
CONTACT
CONTACT
CONTACT
SNS
© 2025 1D inc.