歯科用語集
2025年10月28日

抗体

「抗体」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

抗体とは、免疫系が特定の抗原に対して生成するタンパク質である。これにより、体内に侵入した病原体や異物を特定し、排除する役割を果たす。抗体は、B細胞によって産生され、特定の抗原に結合することでその機能を発揮する。語源は、ギリシャ語の「anti」(対抗)と「body」(体)から来ており、抗原に対抗する体の成分を指す。抗体はIgG、IgA、IgMなどのクラスに分類され、それぞれ異なる機能を持つ。


臨床における位置づけ・判断基準

抗体は、歯科臨床においても重要な役割を果たす。特に、感染症の診断や治療において、抗体の存在を確認することが有効である。例えば、歯周病や根尖性歯周炎の診断において、特定の病原体に対する抗体の測定が行われることがある。これにより、感染の程度や治療方針を決定する際の判断基準となる。また、抗体検査は、患者の免疫状態を把握するためにも利用され、治療の効果を評価する指標ともなる。

関連用語・類義語との違い

抗体に関連する用語としては、抗原、免疫、ワクチンなどが挙げられる。抗原は、抗体が結合する対象物質であり、免疫反応を引き起こす要因である。ワクチンは、抗体を生成するために用いられる物質であり、予防接種により特定の病気に対する免疫を獲得することができる。抗体と抗原の関係は、免疫系の基本的なメカニズムを理解する上で重要であり、歯科医療においても感染症の予防や治療において考慮されるべき要素である。

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