歯科用語集
2025年10月28日

ジスキネジア

「ジスキネジア」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

定義・語源

ジスキネジアとは、運動機能に関連する異常を指す用語であり、特に不随意運動や筋肉の緊張の変化を伴う状態を表す。語源はギリシャ語の「dys-(異常)」と「kinesis(運動)」から来ている。ジスキネジアは、神経系の障害や薬物の副作用として現れることが多く、特に抗精神病薬の使用に関連していることが知られている。歯科領域においては、患者の口腔内の運動機能に影響を与える可能性があるため、注意が必要である。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において、ジスキネジアは患者の口腔機能に影響を及ぼすため、歯科医師や歯科衛生士はその症状を正確に評価する必要がある。判断基準としては、患者の運動機能の観察や、問診による症状の確認が重要である。ジスキネジアの症状が見られる場合、治療計画においては、患者の状態に応じた適切なアプローチが求められる。例えば、口腔内の清掃や治療時の配慮が必要となることがある。

関連用語・類義語との違い

ジスキネジアに関連する用語には、パーキンソン病やトゥーレット症候群などがある。これらは運動機能に影響を与える疾患であり、ジスキネジアの症状を伴うことがあるが、それぞれの病態は異なる。例えば、パーキンソン病は主に運動の遅れや震えを特徴とし、トゥーレット症候群は不随意運動や音声の異常を伴う。ジスキネジアはこれらの症状の一部として現れることがあるため、正確な診断と治療が重要である。

1Dプレミアム
1Dプレミアム

関連ニュース

ジスキネジアの理解と歯科臨床における診断・処置のポイント

ジスキネジアの理解と歯科臨床における診断・処置のポイント

ジスキネジアとは何かジスキネジアは、運動障害の一種であり、特に不随意運動を特徴とする。歯科臨床においては、患者の口腔内での動きに影響を及ぼす可能性があるため、歯科医師や歯科衛生士はその理解が不可欠である。ジスキネジアは、薬剤の副作用や神経系の疾患によって引き起こされることが多く、患者の症状を正確に診断することが重要である。ジスキネジアの症状と診断方法ジスキネジアの症状は多岐にわたり、口腔内での不随意運動や筋肉の緊張が見られることがある。これにより、歯科治療が困難になる場合がある。診断には、患者の病歴の確認や神経学的評価が必要であり、特に薬剤の使用歴を詳細に調査することが重要である。ジスキネジアに対する歯科的処置ジスキネジアを持つ患者に対する歯科的処置は、通常の治療とは異なるアプローチが求められる。例えば、治療中の患者の動きを最小限に抑えるための特別な器具や技術が必要となる。さらに、患者の状態に応じた麻酔の選択や、治療計画の柔軟な調整が求められる。ジスキネジア患者への注意点ジスキネジア患者に対しては、治療中の不随意運動によるリスクを考慮する必要がある。特に、器具の使用や麻酔の管理においては、患者の動きに対する配慮が不可欠である。また、患者の心理的なサポートも重要であり、治療に対する不安を軽減するためのコミュニケーションが求められる。ジスキネジアに関連する術式の選択ジスキネジア患者に対する術式の選択は、患者の症状や治療の目的に応じて慎重に行う必要がある。例えば、インプラント治療や矯正治療においては、患者の運動状態を考慮したアプローチが求められる。術式の選択においては、メリットとデメリットを十分に理解し、患者に最適な治療を提供することが重要である。ジスキネジアの患者に対するフォローアップ治療後のフォローアップも重要な要素である。ジスキネジア患者は、治療後に再発する可能性があるため、定期的な診査が必要である。患者の状態をモニタリングし、必要に応じて治療計画を見直すことが、長期的な口腔健康の維持に寄与する。まとめジスキネジアは、歯科臨床において特有の課題をもたらすが、適切な理解とアプローチにより、患者に対する質の高い治療が可能である。歯科医師や歯科衛生士は、ジスキネジアの症状や治療に関する知識を深め、患者に寄り添った治療を提供することが求められる。
1D編集部
2024年6月1日
コロナ禍での歯科医師国家試験は難化傾向。どんな問題が出た?

コロナ禍での歯科医師国家試験は難化傾向。どんな問題が出た?

2021年1月30日・31日、114回歯科医師国家試験が行われた。緊急事態宣言が発出されている時期での開催という、例年とは異なる極めて異例の歯科医師国家試験であったが、実際にはどのような試験であったのか。1Dでは、実際に受験した学生に、当日の様子や出題された問題について取材を行った。会場の入口にはサーモグラフィー114回歯科医師国家試験では受験者留意事項に「新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は受験を認めない」と明記されていた。受験会場の入り口にはサーモグラフィーが置かれ、受験者の体温を計測している係員がいたようである。大学の先生や塾の先生の応援も少なく、業者のビラ配りはほとんど居なかったのが印象的だった。問題は難化、科目を超えた臨床実地も早速、114回歯科医師国家試験の問題を実際にみてみよう。まずは全体の総評として、明らかに難化していると言える。これは来年度から歯科医師国家試験の出題基準が変わるのを踏まえて、試しに難しい問題をわざと出してテストしているとの見方もあるだろう。そして一般問題と臨床実地問題は今まで1つにまとめられて出題されていたが、114回ではランダムな順番で出題された。受験生の中には、これで問題を解くペースが狂った受験者も居たようである。それでは、1Dで注目した問題をいくつかピックアップしてみることにしよう。【B-56】7 歳の男児。前歯が咬んでいないことと奥歯が生えてこないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No. 17 A) 、口腔内写真(別冊No. 17B) 及びエックス線画像(別冊No. 17C) を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。適切な治療方針はどれか。3 つ選べ。a 上顎骨の成長促進b 下顎骨の成長抑制c 下顎前歯の舌側傾斜d 上顎両側第二乳臼歯の抜去e 上顎両側第一大臼歯の遠心移動この問題は矯正(不正咬合)と小児歯科(異所萌出)の両方の分野が同時に聞かれたような問題である。このように科目をまたがるような聞き方がされたことはこれまでにほとんどなかったので、戸惑った受験者も多かっただろう。新型コロナウイルス感染症を問題文に入れた問題も出てきた。【B-60】新型コロナウイルス感染症〈COVID-19〉に対するハイリスクアプローチはどれか。2 つ選べ。a 指定された病院での治療b 全国民へのワクチン接種c 感染者との濃厚接触者の健康観察d 入国者に対する空港での体温測定e マスメデイアによる予防方法の周知問題で問われている事自体はこれまでに何度か出題経験があるポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの比較問題だが、新型コロナウイルス感染症<COVID-19>という一語を入れることで時事問題的な要素を入れた問題となった。他にも、感染症対策を重要視した問題も散見された。【C-15】標準予防策〈standard precautions〉に基づく、接触による院内感染の予防で適切なのはどれか。1 つ選べ。a 手洗いの実施b N95 マスクの着用c 抗菌薬の予防投与d 個室での入院治療e 汗が付着した機器の清拭【D-24】空気感染するのはどれか。 2 つ選べ。a 結核菌b 麻疹ウイルスc 黄色ブドウ球菌d 日本脳炎ウイルスe Epstein-Barr ウイルスこれらの問題は、感染症対策に関する基本的な問題であり、受験生の多くが勉強した内容であることから得点源となった問題だっただろう。他にも、1問出題された英語問題も新型コロナウイルス感染症を意識した問題だったと言える。【D-7】( ), the study of the distribution and determinants of health-related statesand events in specified populations, is a potent scientific tool to confront a newinfectious disease. ( )に入るのはどれか。1 つ選べ。a Anatomyb Biochemistryc Epidemiologyd Pharmacologye Physiology正答はc の「疫学」であるが、訳すと「疫学 -明確に規定された人間集団の中で出現する健康関連の状態や出来事の分布およびそれらに影響を与える要因についての学問-は新たな感染症に対峙できる可能性のある科学的手段である」となる。結果的には厚生労働省の意図も内包したような問題だったと言えるだろう。超高齢社会を反映した問題も散見された。【A-18】老年期のフレイルサイクルを図に示す。①はどれか。1 つ選べ。a 悪液質b 廃用症候群c サルコペニアd ジスキネジアe メタボリックシンドローム【A-38】日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013 を図に示す。軟飯や全粥はどれか。1 つ選べ。a アb イc ウd エe オ【A-87】ある国の人口構成を表に示す。年少人口1,000,000 人生産年齢人口8,000,000 人老年人口3,000,000 人総人口12,000,000 人老年化指数(%)はどれか。1 つ選べ。a 25b 30d 33d 50e 300数年前と比べ、明らかに高齢者関連の問題は多くなっている。今度の出題基準の改訂では更に高齢者関連の分野の出題範囲、問題数が増えることが予想される。コロナ禍での受験生活を乗り越えて今回歯科医師国家試験を受験した学生は、コロナ禍で受験生活を迎えたため、苦労も多かったことだろう。臨床実習の中止やオンラインでの授業、卒業試験の延期といった措置があった大学も多かったと聞く。このコロナ禍の中で、「緊急事態宣言が仮に発出されても国家試験は絶対に行う」と12月に発表した厚生労働省は素晴らしいと筆者は感じている。新型コロナに感染した場合に受験資格を失うという公表に対する批判もあったものの、この緊急事態宣言のなかで歯科医師国家試験を確実に行ったということは、「歯科医師は日本社会に必要である存在」であると厚生労働省が認めたとも言える。受験された方々は、結果が不安な方も多いことと思うが、まずはしっかりと休んでいただきたい。
宇梶 淳平
2021年2月4日

関連用語

レジン修復 (238)

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に
1D SNS
掲載情報について

1D(ワンディー)は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。

トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。

本サイトは、歯科医療関係者(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等)を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。

SNS
1D - 歯科医師/歯科技師/歯科衛生士のセミナー視聴サービスなら
© 2026 1D inc.