歯科用語集
2025年10月28日

コバルトクロム合金

「コバルトクロム合金」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

コバルトクロム合金は、コバルトとクロムを主成分とする金属合金であり、主に歯科補綴物や義歯の製作に使用される。コバルトは耐食性や強度に優れ、クロムは耐久性を向上させる特性を持つ。この合金は、1950年代から歯科領域での利用が始まり、現在では多くの歯科医院で一般的に使用されている。コバルトクロム合金は、金属アレルギーのリスクが低く、患者にとっても安全性が高い材料である。


臨床における位置づけ・判断基準

コバルトクロム合金は、特に義歯のフレームや補綴物の基礎材料として広く用いられている。臨床においては、患者の口腔内の状態や必要な強度に応じて、適切な材料選択が求められる。判断基準としては、合金の強度、耐食性、加工性、そして患者のアレルギー歴などが挙げられる。また、保険点数に関しても、コバルトクロム合金を使用した義歯や補綴物は、一定の点数が設定されており、保険適用の範囲内での使用が推奨される。

関連用語・類義語との違い

コバルトクロム合金に関連する用語として、金属補綴や合金材料がある。金属補綴は、歯科における補綴物全般を指し、コバルトクロム合金はその一部である。また、他の合金材料としては、ニッケルクロム合金やゴールド合金が存在するが、これらはそれぞれ異なる特性を持つ。ニッケルクロム合金はコストが低い一方で、金属アレルギーのリスクが高いことがある。ゴールド合金は高い耐久性を持つが、コストが高くなる傾向があるため、患者のニーズに応じた材料選択が重要である。

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