歯科用語集
2025年10月28日
セチルピリジニウム塩化物水和物
「セチルピリジニウム塩化物水和物」とは？歯科用語の解説と症例を紹介
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定義・語源
セチルピリジニウム塩化物水和物（Cetrimonium chloride）は、四級アンモニウム化合物に分類される化学物質である。主に抗菌作用を持つため、口腔内の消毒剤や洗口液に使用される。語源は、セチル基（C16H33）とピリジニウム（C5H5N）から成り立っており、これらの成分が結合していることを示している。セチルピリジニウム塩化物は、特に歯周病予防や口臭対策に効果的であり、歯科医療において重要な役割を果たしている。
臨床における位置づけ・判断基準
臨床において、セチルピリジニウム塩化物水和物は、主に口腔内の感染症予防や治療に用いられる。特に、歯周病や口内炎の患者に対して、抗菌作用を活かした治療法として推奨されることが多い。判断基準としては、患者の口腔内の状態や感染の程度、使用する製品の濃度などが考慮される。厚生労働省のガイドラインにおいても、口腔ケアの一環としてその使用が推奨されている。
関連用語・類義語との違い
セチルピリジニウム塩化物水和物に関連する用語としては、クロルヘキシジンやトリクロサンが挙げられる。これらも抗菌剤として使用されるが、作用機序や効果の持続性に違いがある。クロルヘキシジンは、より広範囲な抗菌作用を持つが、味覚障害などの副作用が報告されている。一方、セチルピリジニウム塩化物は、口腔内の特定の細菌に対して効果的であり、使用時の副作用が比較的少ないため、患者にとって使いやすい選択肢となる。
関連用語
う蝕 (87)
レジン修復 (238)
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