歯科用語集
2025年10月28日

ePTFE膜

「ePTFE膜」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

ePTFE膜とは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を基にした材料であり、特にその構造が改良されたものを指す。ePTFEは「expanded PTFE」の略で、膨張させることにより微細な孔を持つ膜が形成される。この膜は、生体適合性が高く、化学的安定性にも優れているため、医療分野、特に歯科において広く利用されている。ePTFE膜は、主に骨再生や組織再生を目的とした手術において、バリア膜として使用されることが多い。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてePTFE膜は、特に歯周病治療やインプラント治療において重要な役割を果たす。骨再生を促進するために、骨移植や再生療法の際に使用されることが多い。判断基準としては、膜の適合性、耐久性、そして生体反応が挙げられる。ePTFE膜は、他のバリア膜と比較しても高い生体適合性を持ち、感染リスクを低減するため、臨床現場での選択肢として非常に有用である。

関連用語・類義語との違い

ePTFE膜に関連する用語としては、PTFE膜やコラーゲン膜がある。PTFE膜は、ePTFE膜の前身であり、孔がないため、組織再生においては効果が限定的である。一方、コラーゲン膜は生体由来の材料であり、再生効果は高いが、耐久性に欠けることがある。ePTFE膜は、これらの特性を兼ね備えた材料として、臨床での利用が進んでいる。

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