歯科用語集
2025年10月28日

ePTFE膜

「ePTFE膜」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

定義・語源

ePTFE膜とは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を基にした材料であり、特にその構造が改良されたものを指す。ePTFEは「expanded PTFE」の略で、膨張させることにより微細な孔を持つ膜が形成される。この膜は、生体適合性が高く、化学的安定性にも優れているため、医療分野、特に歯科において広く利用されている。ePTFE膜は、主に骨再生や組織再生を目的とした手術において、バリア膜として使用されることが多い。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてePTFE膜は、特に歯周病治療やインプラント治療において重要な役割を果たす。骨再生を促進するために、骨移植や再生療法の際に使用されることが多い。判断基準としては、膜の適合性、耐久性、そして生体反応が挙げられる。ePTFE膜は、他のバリア膜と比較しても高い生体適合性を持ち、感染リスクを低減するため、臨床現場での選択肢として非常に有用である。

関連用語・類義語との違い

ePTFE膜に関連する用語としては、PTFE膜やコラーゲン膜がある。PTFE膜は、ePTFE膜の前身であり、孔がないため、組織再生においては効果が限定的である。一方、コラーゲン膜は生体由来の材料であり、再生効果は高いが、耐久性に欠けることがある。ePTFE膜は、これらの特性を兼ね備えた材料として、臨床での利用が進んでいる。

1Dプレミアム
1Dプレミアム

関連ニュース

ePTFE膜の臨床応用とそのメリット・デメリット。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と症例

ePTFE膜の臨床応用とそのメリット・デメリット。歯科医師・歯科衛生士が知っておくべき処置と症例

ePTFE膜とは何かePTFE膜(expanded Polytetrafluoroethylene膜)は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を基にした生体適合性の高い膜である。主に歯周病治療や骨再生療法において、組織の再生を促進するために使用される。ePTFE膜は、細胞の侵入を防ぎつつ、血液や成長因子の浸透を許可する特性を持ち、これにより骨や軟組織の再生を促進する。ePTFE膜の臨床での使い方ePTFE膜は、特に歯周病治療における再生療法での使用が一般的である。具体的には、歯周ポケットの再生や骨欠損部位の治療において、膜を用いることで新たな骨や歯肉の形成を促進する。手順としては、まず欠損部位を清掃し、次にePTFE膜を適切なサイズにカットして配置する。その後、膜を固定するために縫合を行う。ePTFE膜を用いた処置のメリットePTFE膜の最大のメリットは、その生体適合性と再生促進効果である。膜が細胞の侵入を防ぐことで、再生に必要な血液や成長因子が保持され、効果的な治癒が期待できる。また、膜は耐久性が高く、術後の感染リスクを低減することができる。さらに、ePTFE膜は非吸収性であるため、長期間にわたって機能することが可能である。ePTFE膜のデメリットと注意点一方で、ePTFE膜にはいくつかのデメリットも存在する。まず、非吸収性であるため、術後に膜を除去する必要がある。これにより、追加の手術が必要となる場合がある。また、膜の固定が不十分な場合、膜が移動するリスクがあるため、術者は慎重な手技が求められる。さらに、膜のコストが高いため、経済的な負担も考慮する必要がある。ePTFE膜を用いた症例の紹介実際の症例として、重度の歯周病患者に対するePTFE膜を用いた再生療法が挙げられる。患者は、歯周ポケットの深さが6mm以上であり、骨欠損が認められた。治療として、まず歯周ポケットの清掃を行い、その後ePTFE膜を用いて骨再生を促進した。術後のフォローアップでは、ポケットの深さが改善し、骨の再生が確認された。このように、ePTFE膜は臨床において有効な選択肢となる。ePTFE膜の導入に向けた判断ポイントePTFE膜を導入する際には、いくつかの判断ポイントがある。まず、患者の口腔内の状態や治療歴を考慮し、再生療法が適応となるかを判断する必要がある。また、膜の固定方法や術後の管理についても十分な知識を持つことが重要である。さらに、コスト面や患者の理解を得ることも、治療の成功に寄与する要素となる。まとめePTFE膜は、歯科臨床において非常に有用な材料であり、特に歯周病治療や骨再生療法においてその効果が期待される。メリットとデメリットを理解し、適切な症例に対して使用することで、より良い治療結果を得ることができるだろう。歯科医師・歯科衛生士は、ePTFE膜の特性を理解し、臨床での応用を進めていくことが求められる。
1D編集部
2024年6月1日
延伸ポリテトラフルオロエチレン膜の臨床応用とそのメリット・デメリット

延伸ポリテトラフルオロエチレン膜の臨床応用とそのメリット・デメリット

延伸ポリテトラフルオロエチレン膜とは延伸ポリテトラフルオロエチレン膜(ePTFE膜)は、歯科において特に再生療法や骨移植に使用される生体適合性の高い材料である。ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の特性を活かし、延伸加工を施すことで、膜の強度や柔軟性が向上している。これにより、歯周組織の再生を促進するためのバリアとして機能し、周囲の組織との相互作用を最小限に抑えることが可能である。延伸ポリテトラフルオロエチレン膜の使用目的と適応症この膜は、主に歯周病治療やインプラント周囲の骨再生において使用される。具体的には、骨欠損部位における骨再生を促進するためのバリアとして機能し、軟組織の侵入を防ぐ役割を果たす。適応症としては、歯周病による骨吸収やインプラント周囲の骨欠損が挙げられる。これにより、患者の咀嚼機能の回復や審美性の向上が期待できる。延伸ポリテトラフルオロエチレン膜の手順と術式延伸ポリテトラフルオロエチレン膜を使用する際の手順は、まず、対象部位の診査を行い、適切な治療計画を立てることから始まる。次に、骨移植や再生療法のための外科的処置を行い、膜を適切なサイズにカットして、骨欠損部位に配置する。その後、縫合を行い、膜が安定するように固定する。術後は、定期的なフォローアップが必要であり、膜の状態や骨再生の進行を確認することが重要である。延伸ポリテトラフルオロエチレン膜のメリットとデメリット延伸ポリテトラフルオロエチレン膜のメリットには、高い生体適合性、優れたバリア機能、そして再生促進効果が挙げられる。これにより、患者の治癒過程をサポートし、再生療法の成功率を向上させることができる。一方で、デメリットとしては、膜の取り扱いが難しいことや、感染リスクがあることが考えられる。特に、術後の管理が不十分な場合、感染を引き起こす可能性があるため、注意が必要である。延伸ポリテトラフルオロエチレン膜の導入における注意点この膜を導入する際には、まずその特性を十分に理解し、適切な症例に対して使用することが重要である。また、術後の管理やフォローアップを徹底し、感染や合併症を防ぐための体制を整える必要がある。さらに、患者への説明を行い、治療の目的や期待される結果について理解を得ることも大切である。まとめ延伸ポリテトラフルオロエチレン膜は、歯科における再生療法において非常に有用な材料である。その特性を活かし、適切な症例に対して使用することで、患者の治療効果を高めることができる。しかし、導入にあたっては注意点を理解し、適切な管理を行うことが求められる。今後もこの材料の研究が進むことで、さらなる臨床応用が期待される。
1D編集部
2024年6月1日

関連用語

レジン修復 (238)

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に
1D SNS
掲載情報について

1D(ワンディー)は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。

トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。

本サイトは、歯科医療関係者(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等)を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。

SNS
1D - 歯科医師/歯科技師/歯科衛生士のセミナー視聴サービスなら
© 2026 1D inc.