歯科用語集
2025年10月28日

上皮

「上皮」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

上皮とは、体の外部や内部の表面を覆う細胞の層を指す。主に皮膚や粘膜を形成し、保護や分泌、吸収などの機能を持つ。語源はギリシャ語の「epithelium」に由来し、「上に置かれたもの」を意味する。上皮は、形態や機能に基づいて扁平上皮、立方上皮、円柱上皮などに分類される。歯科においては、特に口腔内の上皮が重要であり、歯肉や舌、頬粘膜などが含まれる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において上皮は、口腔内の健康状態を評価する上で重要な指標である。例えば、歯周病の診断では、歯肉の上皮の状態が重要な判断基準となる。健康な歯肉は、ピンク色で滑らかであり、炎症がある場合は赤く腫れたり、出血を伴ったりする。また、上皮の変化は、口腔内の病変や感染症の兆候を示すことがあるため、定期的な観察が必要である。さらに、上皮の再生能力は、治療後の回復に影響を与えるため、治療計画においても考慮されるべき要素である。


関連用語・類義語との違い

上皮に関連する用語としては、粘膜、皮膚、そして上皮細胞が挙げられる。粘膜は、上皮が粘液を分泌することで形成される組織であり、口腔内や消化管に存在する。皮膚は、体の外部を覆う上皮の一種であり、外的刺激からの保護機能を持つ。上皮細胞は、上皮を構成する細胞そのものであり、細胞の種類によって機能が異なる。これらの用語は、上皮と密接に関連しているが、それぞれの役割や位置づけが異なるため、正確な理解が求められる。


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