歯科用語集
2025年10月28日

NSAIDs

「NSAIDs」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

NSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)とは、非ステロイド性抗炎症薬のことであり、主に炎症や疼痛の緩和を目的として使用される薬剤群である。これらの薬剤は、アスピリンやイブプロフェン、ナプロキセンなどが含まれ、痛みの軽減や炎症の抑制に効果を示す。NSAIDsは、プロスタグランジンの合成を阻害することにより、炎症反応を抑えるメカニズムを持つ。語源は、英語の「Non-Steroidal」と「Anti-Inflammatory」の頭文字を取ったものである。


臨床における位置づけ・判断基準

NSAIDsは、歯科臨床においても広く使用されており、特に抜歯後の疼痛管理や歯周病治療において重要な役割を果たす。患者の痛みの程度や炎症の状態に応じて、NSAIDsの種類や投与量を選択することが求められる。例えば、軽度から中等度の痛みにはイブプロフェンが適していることが多いが、重度の痛みにはナプロキセンが選ばれることもある。また、NSAIDsの使用に際しては、消化器系への影響や腎機能への配慮が必要であり、患者の既往歴を考慮した判断が重要である。

関連用語・類義語との違い

NSAIDsに関連する用語としては、アセトアミノフェンやコルチコステロイドが挙げられる。アセトアミノフェンは、NSAIDsとは異なり抗炎症作用を持たないが、鎮痛効果があるため、痛みの管理に用いられることがある。一方、コルチコステロイドは強力な抗炎症作用を持つが、NSAIDsとは異なる作用機序を有し、長期使用には副作用が伴うことが多い。これらの薬剤の選択は、患者の症状や治療方針に基づいて行われるべきである。

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