歯科用語集
2025年10月28日

ドライマウス

「ドライマウス」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

ドライマウスとは、口腔内の唾液分泌が減少または消失する状態を指す。医学的には「口腔乾燥症」とも呼ばれ、英語では「xerostomia」と表現される。この用語は、ギリシャ語の「xeros(乾燥)」と「stoma(口)」に由来している。ドライマウスは、加齢、薬剤の副作用、自己免疫疾患、放射線治療など、さまざまな要因によって引き起こされることがある。唾液は口腔内の健康を維持するために重要であり、その減少は虫歯や歯周病のリスクを高める。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床現場において、ドライマウスは患者の生活の質に大きな影響を与えるため、早期の診断と適切な対処が求められる。判断基準としては、患者の主観的な訴え、唾液分泌量の測定、口腔内の乾燥状態の観察が挙げられる。具体的には、唾液分泌量の測定には、サリバテストや唾液腺の機能評価が用いられる。また、ドライマウスの治療には、唾液の代替品や口腔内の保湿剤が推奨されることが多い。これにより、患者の口腔内の健康を保つことが可能となる。

関連用語・類義語との違い

ドライマウスに関連する用語としては、「口腔乾燥症」や「唾液腺機能低下」がある。これらは、ドライマウスの症状や原因を示す言葉であるが、厳密には異なる。口腔乾燥症は、ドライマウスの医学的な呼称であり、より広範な症状を含む場合がある。一方、唾液腺機能低下は、唾液の分泌機能そのものの低下を指し、ドライマウスの原因となることが多い。これらの用語を正しく理解し、適切に使い分けることが、臨床における診断や治療において重要である。

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