歯科用語集
2025年10月28日
ブリーディングオンプロービング
「ブリーディングオンプロービング」とは？歯科用語の解説と症例を紹介
PICK UP
定義・語源
ブリーディングオンプロービング（BOP）とは、歯周ポケット内での探針による圧迫時に出血が認められる現象を指す。これは、歯周病の診断において重要な指標であり、歯周組織の炎症の程度を示す。語源は英語の「bleeding」（出血）と「probing」（探針）から来ており、探針による評価時に出血が生じることを表している。BOPは、歯周病の進行度を評価するための基本的な指標として広く用いられている。
臨床における位置づけ・判断基準
臨床において、ブリーディングオンプロービングは、歯周病の診断や治療効果の評価において重要な役割を果たす。具体的には、BOPが陽性である場合、歯周組織に炎症が存在することを示し、治療方針の決定に影響を与える。一般的に、BOPの陽性率が高いほど、歯周病の進行が進んでいると判断されるため、定期的な評価が必要である。また、BOPは、歯周病治療後の経過観察にも利用され、治療の効果を測定するための重要な指標となる。
関連用語・類義語との違い
ブリーディングオンプロービングに関連する用語には、プロービングデプス（探針深度）や歯周ポケット深さがある。プロービングデプスは、歯周ポケットの深さを測定する指標であり、BOPと組み合わせて評価されることが多い。これに対して、BOPは出血の有無を示すものであり、炎症の程度を直接的に反映する。したがって、BOPとプロービングデプスは相互に補完し合う関係にあり、歯周病の診断や治療においては両者を併用することが推奨される。
関連用語
う蝕 (87)
レジン修復 (238)
PICK UP
掲載情報について
1D（ワンディー）は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。
トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。
本サイトは、歯科医療関係者（歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等）を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。
また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。
CONTACT
CONTACT
CONTACT
CONTACT
SNS
© 2025 1D inc.