歯科用語集
2025年10月28日

炭酸ガスレーザー

「炭酸ガスレーザー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

炭酸ガスレーザー(Carbon Dioxide Laser)は、二酸化炭素を媒質とするレーザーであり、波長は約10.6μmである。この波長は水分に対して高い吸収率を持つため、組織の蒸散や切開に非常に効果的である。炭酸ガスレーザーは、1970年代から医療分野での応用が始まり、特に歯科においては、軟組織の切開や治療に広く利用されている。レーザーの特性により、出血を最小限に抑え、術後の痛みを軽減することが可能である。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において炭酸ガスレーザーは、主に歯周病治療や口腔内の軟組織手術に用いられる。特に、歯肉切除や口内炎の治療において、その効果が顕著である。判断基準としては、患者の状態や病変の種類、治療の目的に応じて使用が決定される。炭酸ガスレーザーは、出血を抑えつつ精密な操作が可能であるため、特に外科的処置において有用である。保険点数に関しては、使用する際には適切な手続きが必要であり、保険適用の範囲を確認することが重要である。

関連用語・類義語との違い

炭酸ガスレーザーに関連する用語には、Nd:YAGレーザーやアレキサンドライトレーザーがある。これらは異なる波長を持ち、異なる組織に対する効果が異なるため、用途に応じて使い分けられる。例えば、Nd:YAGレーザーは硬組織に対して効果的であり、炭酸ガスレーザーは軟組織に特化している。言い換えとしては「CO2レーザー」とも呼ばれ、同じ意味で使用されることが多い。これらの違いを理解することで、臨床現場での適切なレーザー選択が可能となる。

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