歯科用語集
2025年10月28日

エビデンスベースドメディスン

「エビデンスベースドメディスン」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

エビデンスベースドメディスン(Evidence-Based Medicine、EBM)とは、医療における意思決定を科学的根拠に基づいて行うアプローチである。具体的には、最新の研究結果や臨床データをもとに、患者のニーズや価値観を考慮しながら治療法を選択することを指す。語源は、英語の「evidence(証拠)」と「based(基づく)」から成り立っており、医療の質を向上させるための重要な手法として広く認識されている。EBMは、歯科医療においても、治療法の選択や患者への説明において重要な役割を果たす。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてエビデンスベースドメディスンは、治療法の選択や患者へのアドバイスにおいて重要な位置を占めている。具体的には、最新の臨床研究やガイドラインを参照し、治療の効果やリスクを評価することが求められる。判断基準としては、研究の質、結果の一貫性、患者の特性や希望を考慮することが挙げられる。また、EBMを実践することで、治療の標準化が進み、患者に対する説明責任を果たすことができる。歯科医師や歯科衛生士は、EBMを活用することで、より質の高い医療を提供することが可能となる。


関連用語・類義語との違い

エビデンスベースドメディスンに関連する用語としては、「臨床ガイドライン」や「ベストプラクティス」がある。臨床ガイドラインは、特定の疾患や治療法に関する推奨事項をまとめたものであり、EBMの考え方を基に作成される。一方、ベストプラクティスは、特定の状況において最も効果的とされる方法を指すが、必ずしも最新のエビデンスに基づいているわけではない。EBMは、これらの用語と異なり、常に最新の研究結果を反映させることが求められるため、より動的なアプローチであると言える。


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