歯科用語集
2025年10月28日
白質
「白質」とは？歯科用語の解説と症例を紹介
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定義・語源
白質とは、脳や脊髄に存在する神経組織の一部であり、主に神経線維（軸索）から構成されている。白質は、神経信号の伝達を効率的に行うために、ミエリン鞘に覆われた神経線維が集まっていることが特徴である。語源は、ラテン語の「albus」（白い）に由来し、実際に白色を呈することから名付けられた。白質は、神経系の情報伝達において重要な役割を果たしており、特に脳内での情報の統合や処理に寄与している。
臨床における位置づけ・判断基準
白質の健康状態は、神経系の機能に直接的な影響を及ぼすため、臨床現場において重要な判断基準となる。例えば、白質の異常は多発性硬化症や脳卒中などの神経疾患に関連しており、これらの疾患の診断や治療において白質の状態を評価することが求められる。MRI（磁気共鳴画像法）を用いた画像診断により、白質の病変を可視化し、適切な治療方針を決定するための重要な情報を提供する。
関連用語・類義語との違い
白質に関連する用語としては、灰白質が挙げられる。灰白質は、神経細胞の細胞体が集まった部分であり、主に情報処理を行う役割を担っている。白質と灰白質は、神経系における異なる機能を持つが、相互に補完し合う関係にある。さらに、白質の病変は、神経疾患の進行や重症度を示す指標となるため、臨床においては両者の違いを理解することが重要である。
関連用語
う蝕 (87)
レジン修復 (238)
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