歯科用語集
2025年10月28日

ベネット角

「ベネット角」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

ベネット角とは、下顎の運動において、下顎が左右に動く際の角度を指す。具体的には、下顎が開口した状態で、左右の顎関節の中心を結ぶ線と、下顎の運動軌跡との間に形成される角度である。この用語は、アメリカの歯科医師であるアーネスト・ベネットに由来し、彼の研究によってその重要性が認識された。ベネット角は、咬合の調整や義歯の設計において重要な指標となる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において、ベネット角は咬合の評価や治療計画において重要な役割を果たす。特に、顎関節症や咬合異常の診断において、ベネット角の測定は欠かせない。一般的に、正常なベネット角は約10度から15度とされており、これを超える場合は咬合の不調和が疑われる。治療においては、ベネット角を考慮した咬合調整や義歯の設計が求められるため、歯科医師はこの角度を正確に把握する必要がある。

関連用語・類義語との違い

ベネット角に関連する用語には、顎関節運動や咬合平面がある。顎関節運動は、下顎の動き全般を指し、ベネット角はその一部であるため、より具体的な指標となる。また、咬合平面は、上下の歯列が接触する面を指し、ベネット角はその咬合平面に対する下顎の動きの角度を示すため、異なる概念である。これらの用語を理解することで、臨床における咬合の評価がより正確になる。

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