歯科用語集
2025年10月28日

エルビウムヤグレーザー

「エルビウムヤグレーザー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)は、エルビウムをドープしたヤグ(YAG)結晶を用いたレーザー装置である。このレーザーは、波長2940nmの赤外線を発生させ、主に水分に吸収される特性を持つため、歯科においては硬組織や軟組織の切除、蒸散、または形成に利用される。エルビウムヤグレーザーは、特に歯科治療において、痛みを軽減し、出血を抑える効果が期待されるため、近年注目を集めている。


臨床における位置づけ・判断基準

エルビウムヤグレーザーは、主に虫歯治療や歯周病治療、口腔外科手術などで使用される。臨床においては、患者の状態や治療内容に応じて、レーザーの出力や照射時間を調整することが重要である。また、エルビウムヤグレーザーは、従来の切削器具に比べて、痛みや不快感を軽減するため、患者の受け入れやすさが向上する。判断基準としては、治療の目的や患者の希望、治療後の回復時間などが考慮される。

関連用語・類義語との違い

エルビウムヤグレーザーに関連する用語としては、CO2レーザーやダイオードレーザーがある。CO2レーザーは主に軟組織の切除に用いられ、波長10600nmであるため、エルビウムヤグレーザーとは異なる特性を持つ。一方、ダイオードレーザーは、波長が800-980nmの範囲で、主に歯周病治療や根管治療に利用される。これらのレーザーは、それぞれの特性に応じて適切な治療に用いられるため、エルビウムヤグレーザーとの使い分けが重要である。

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