歯科用語集
2025年10月28日

エプーリス

「エプーリス」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

エプーリスとは、歯肉に発生する良性の腫瘍性病変であり、主に歯肉の上皮組織や結合組織から構成される。語源はギリシャ語の「epulis」で、「歯肉の上にあるもの」という意味を持つ。エプーリスは、特に妊娠中の女性や、歯周病の患者に多く見られることがある。分類としては、線維性エプーリス、血管腫性エプーリス、顆粒腫性エプーリスなどがあり、それぞれの病変に応じた治療法が必要である。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてエプーリスは、歯肉の腫瘍性病変として重要な位置を占める。診断は、視診や触診、場合によっては組織生検を通じて行われる。エプーリスは通常、無痛性であり、周囲の歯や歯肉に対して影響を及ぼすことは少ないが、サイズが大きくなると、咀嚼や口腔衛生に支障をきたすことがある。治療は、外科的切除が一般的であり、再発のリスクを考慮する必要がある。

関連用語・類義語との違い

エプーリスに関連する用語としては、歯肉炎や歯周病が挙げられる。歯肉炎は、歯肉の炎症を指し、エプーリスとは異なり、腫瘍性病変ではない。また、エプーリスは良性の病変であるため、悪性腫瘍である口腔癌とは明確に区別される。エプーリスは、他の良性腫瘍と同様に、早期発見と適切な治療が重要である。

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