歯科用語集
2025年10月28日

残根

「残根」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

残根とは、歯の根元部分が残存している状態を指す。歯科用語としては、抜歯後に歯根が完全に除去されず、歯根の一部が歯槽骨内に残っている場合を特に指す。語源は「残る」と「根」に由来し、残存する根の状態を表現している。残根は、歯科治療において重要な要素であり、適切な処置が求められる。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において残根は、治療方針を決定する上で重要な判断基準となる。残根が存在する場合、周囲の歯や歯槽骨への影響を考慮し、適切な処置を行う必要がある。例えば、残根が感染を引き起こすリスクがある場合、早期に抜去することが推奨される。また、残根があることで、義歯やインプラント治療の計画にも影響を及ぼすため、正確な診断と治療が求められる。

関連用語・類義語との違い

残根に関連する用語として「抜歯」や「歯根端切除」がある。抜歯は歯全体を除去する行為であり、残根はその一部が残る状態を指すため、明確に異なる。また、歯根端切除は、歯根の先端部分を切除する手術であり、残根とは異なる治療法である。これらの用語の違いを理解することで、臨床現場での適切な判断が可能となる。

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【ミニセミナーを覗く】「レジンは冷やしておけば安心」と思っていませんか?――講師が保管に選んだのはワインセラー

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冷蔵庫から出したばかりのボンドを、そのまま歯面に塗っていないだろうか。1Dの「25分間」ミニセミナー「コンポジットレジン修復を完全攻略するために必要な知識」で、講師がスライドに映したのは、接着材とコンポジットレジンの添付文書だった。編集部でスライドの接着材の添付文書の原典を確認したところ、「2〜8℃の冷蔵庫で保管」「冷蔵庫から取り出した後、室温で15分以上経過してから使用すること」と書かれていた。冷やしておくことと、冷えたまま使うことは別の話だ。本稿では、スライドと自動字幕で確認できた範囲で、材料の保管から8つの適応症例、8つのステップまでを、講師の主張・経験と編集部の解釈を分けて整理する。冷蔵庫から出した直後の材料は、本来の状態ではない講師はまず、接着修復に関わる材料は保管される温度が非常に重要だと話す。スライドには、講師が自費診療で使うコンポジットレジンの添付文書が映り、保管方法として高温・多湿・直射日光を避けること、使用方法として冷蔵庫から取り出した直後はペーストが幾分硬くなっているので一定の温度で一定時間置いてから使うことが示される(このレジンの数値は、編集部で添付文書の原典を確認できていないため載せない)。講師の説明によれば、冷たい場所で保管したほうが劣化は防げる。しかし出した直後に使うと、温度が低いためにペーストの性状が本来のものと違ってしまう。さらに講師は、温度が低いとコンポジットレジンの重合率も上がりにくいと述べる。フロアブルレジンにもほぼ同じ注意が書かれており、接着材も同様だという。スライドに映った接着材について、編集部でPMDA(医薬品医療機器総合機構)に掲載された添付文書を確認した。保管は「2〜8℃の冷蔵庫」、直射日光やデンタルライトなどの強い光が当たる場所に置かないこと、そして冷蔵庫から取り出した後は室温で15分以上たってから使うこと。理由として、室温に戻る前に使うと採取時に必要以上に液が落ちたり、使用時に液が湧き出したりすることがある、と書かれている。冷えたまま使うと、量も扱いも狂いうる、ということだ。保管場所を「つくる」という発想講師は、自院の控室の一角にワインセラーを置き、その中にコンポジットレジン修復の関連材料を保管していると紹介する。スライドの写真には、棚に並んだ接着関連の材料が写っている。冷蔵庫か常温かの二択ではなく、材料のための保管環境を院内に用意しておく、という考え方だ。講師は、修復に関わる材料を大切に扱うには保管環境が重要なので、そのためのスペースを十分にとっていると話す。ただし、保管の温度は材料ごとに違う。前の章で見たとおり、スライドに映った接着材の添付文書は2〜8℃の冷蔵保管を求めている。編集部が別途確認した、ある歯科充填用コンポジットレジンの添付文書では、保管は2〜25℃の暗所とされ、冷蔵した場合は必ず室温に戻してから採取するよう書かれていた。編集部の解釈としては、ワインセラーという道具そのものより、「材料ごとの添付文書を読み、その条件に合わせて置き場所と使う前の待ち時間を決める」ことが講師の話の中心だろう。講師のワインセラーの設定温度や価格は、本稿では扱わない。メンテナンスの合間に見つかる、小さなう蝕講師がこの分野に力を入れるようになったきっかけとして語るのは、大学院時代の経験だ。かつてはエナメル質が失われた部分に、保持形態を付けて金属の修復物をはめ込み、歯にあまり接着しないセメントで留める治療が主流だった。いまは接着材とコンポジットレジンの性能が上がり、健康な歯を傷めずに、失われた部分を人工のエナメル質のように接着で補える時代になった、と講師は言う。講師の診療所は、メンテナンスを診療の中心に据えている。スライドに示された自院の患者実態調査では、検査・クリーニングから歯周病治療・予防・メンテナンスへと歯科衛生士の担当で進む患者(Group A)が55%、途中でコンポジットレジン修復や根管治療など小規模な治療を挟んでメンテナンスに戻る患者(Group B)が28%、矯正・インプラント・義歯などの治療を経てメンテナンスに戻る患者(Group C)が17%だった。講師は、メンテナンスの合間に見つかったう蝕を、できるだけ削らずに小さい範囲のうちにコンポジットレジンで修復していくスタイルだと説明する。これは講師の医院の数字であり、一般的な割合を示すものではない。8つの症例と、比べる相手講師が自院でコンポジットレジン修復の適応として挙げるのは8つのケースだ。スライドでは、臼歯部1級修復(う蝕治療)、臼歯部2級修復(う蝕治療)、臼歯部2級修復(審美改善)、前歯部4級修復・破折歯への修復、離開歯列への修復、ダイレクトベニア修復、ダイレクトクラウン修復、ダイレクトブリッジ修復が並ぶ。ダイレクトクラウンは残根の上からコンポジットレジンの直接修復だけで歯冠の形を作り直す症例、ダイレクトブリッジは主に前歯部で歯が欠損したときの回復手段だと講師は説明する。講師によれば、ケース1・2は保険診療の範囲で行う直接修復で、患者への説明が特に難しくなることはない。一方、ケース3以降を自費診療の選択肢として示すときは、他の治療法との比較が避けられない。メタルインレーからのやり替えならポーセレンインレーなどの間接修復、ベニアなら間接法のラミネートベニア、欠損に対するダイレクトブリッジならインプラントや通常のブリッジ、義歯が比較の相手になる、と講師は整理する。前歯部では、規模の大きい修復でも歯質への接着に信頼がおけるので、直接修復で対応できるものが最近は多くなっているというのが講師の考えだ。8つのステップと、削らない場面の前準備修復の流れは、修復前準備、窩洞形成、修復補助、接着操作、積層充填、光照射、形態修正・研磨、維持管理・補修の8ステップとしてスライドにまとめられる。修復補助には防湿、歯肉排除、止血、隔壁の設置などが入る。講師は、接着操作でも積層充填でも各段階で光を当てるので、一連の流れの中で光照射の重要性は大きいと話す。最後の維持管理では、修復物が壊れないよう患者に協力してもらう必要があるとして、ナイトガードの装着や清掃指導を挙げ、破損に備えて充填時のシリコーンガイドを保管しておくこと、補修用の接着操作の準備をしておくことにも触れる。修復前準備で講師が強調するのは、削らない場面だ。くさび状欠損のしみる症状を抑えるためにレジンを充填する場合のように、ダイヤモンドポイントで表面を削る必要がないときは、プラークや着色、バイオフィルムをしっかり除去しなければならない。スライドの症例では、頬側面全体に着色があった歯を、パウダー式の歯面清掃器で清掃し、エナメル質へのセレクティブエッチング、接着操作の後にフロアブルレジンを充填している。講師は、隣接面にかかるような部位ではパウダー式が有効だと考えている。充填用のシリコーンガイドの作り方もスライドで示される。パテタイプのシリコーン印象材のベースとキャタリストを等量とり(上顎前歯用で直径1.5cm程度)、素手かニトリル・プラスチックの手袋で混和し、混和開始から1分ほどで上顎前歯の口蓋側に圧接、硬化まで3分程度は押さえて保持し、細部が再現されているかを確認する。講師は、浮き上がらないよう指で圧をかけ続けることに気を配っていると話す。本稿で扱わないこと講師の名前と医院名、材料・器材の商品名と価格、接着材の銘柄ごとの使用頻度、一般的な冷蔵庫やワインセラーの温度は扱っていない。講師が自費診療で使うコンポジットレジンの保管・使用温度の数値は、添付文書の原典を確認できていないため載せていない。自動字幕で聞き取りが不確かだった用語も採っていない。各ケースの症例解説、ステップごとの器材の使い分け、患者への説明の仕方は、YouTubeで公開されている前半部分には含まれていない。本稿は講義内容の整理であり、個々の材料の取り扱いは、それぞれの添付文書に従ってほしい。元動画を見るコンポジットレジン修復を完全攻略するために必要な知識(2024年3月21日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
1D編集部
2026年10月28日
【ミニセミナーを覗く】「ラバーダムは根管治療のときにするもの」と思っていませんか?――講師が問うのは、いつ外せるか

【ミニセミナーを覗く】「ラバーダムは根管治療のときにするもの」と思っていませんか?――講師が問うのは、いつ外せるか

ラバーダム防湿は、根管治療だから、コンポジットレジン修復だから、と処置に合わせて付けるもの。そう考えている歯科医師は多いのではないだろうか。1Dの「25分間」ミニセミナー「ラバーダム防湿――残根にどうやってクランプかけるの?」で、マイクロスコープを使った診療を中心にしている講師が投げかけるのは、逆向きの問いだ。「ラバーダムは、いつ外せるのか」。講師の答えは、治療で露出した象牙質を、外す前に守っておくこと。その根拠として講師が持ち出すのは、エナメル質と象牙質の成り立ちの違いである。本稿では、ラバーダムの歴史とメリットから、処置別の防湿の問題点、外すタイミングの考え方までを、スライドで確認できた内容を中心に、講師の主張・経験と編集部の解釈を分けて整理する。なお、タイトルにある残根へのクランプのかけ方は、この前半部分には出てこない。100年以上前の器具を、いまも使い続けている講師はまず、ラバーダム防湿に使う器具がクランプ、シート、パンチ、フォーセップス、フレームと非常にシンプルで、そのコンセプトは100年以上前にできあがったものだと話す。ラバーダムは一般に1864年、米国のバーナム(S. C. Barnum)が紹介したとされる。講師は、外科で清潔・不潔の概念が確立されていくのと同じ時代に、歯科ではすでに防湿のコンセプトが生まれていたと位置づける。その後の歩みについて、講師は次のように整理する。1900年代前半には吸引装置の発達で簡易防湿が主流になり、後半にはラバーダムの使用と根管治療や修復の成績との関係が指摘されるようになった。それでも使う歯科医師は多くなかったが、新型コロナウイルス感染症の流行で世界中の歯科医師が注目し、2020年代にはゴールドスタンダードの処置として位置づけられるようになった、というのが講師の見方だ。一方で講師は、ラバーダム防湿は教科書で簡単に触れられる程度で、体系的に学ぶ機会が少なく、エビデンスもまだ整理の途中にある分野だとも断っている。メリットは4つ。接着への影響を示す臨床研究もスライドでは、ラバーダム防湿のメリットが患者側と術者側に分けて示される。患者側は「治療時の安全確保」と「湿度、術野汚染のコントロール」、術者側は「術野の明示、術式の合理化」と感染対策だ。安全確保の例として講師が挙げるのは、ファイルの誤飲・誤嚥の症例報告で、ラバーダムをしていない状態で事故が起きれば責任は重くなると言う。感染対策については、ラバーダムが感染性のエアロゾルを大きく減らすという報告を紹介しているが、編集部は示された数値の原典を確認できていないため、本稿では数値を載せない。術野汚染のコントロールでは、講師は自身の経験を語る。以前は一部の処置をラバーダムなしで行い、セメンテーションのときだけラバーダムをしていた時期があった。当時の写真を振り返ると、レジンが剥がれたような状態がいくつも見つかったという。自分では止血も防湿もしたつもりだったが、後から見返すとそうではなかった、と講師は振り返る。そのうえでスライドに示されるのが、2022年にJournal of Esthetic and Restorative Dentistryに掲載された口腔内での臨床研究(Falachoら)だ。被験者の口腔内に装着したスプリントに抜去歯を固定し、ラバーダムの有無でエナメル質への接着強さを比べたもので、要旨によれば、接着システムにかかわらずラバーダムを使った群で接着強さが高かった。講師はこの研究を、ラバーダム防湿の必要性を裏付けるものとして紹介している。ただし、エナメル質への接着強さを測った研究であり、修復物の長期成績を直接示したものではない点は押さえておきたい。簡易防湿と湿度の関係については、1Dの過去記事「コンポジットレジン修復にラバーダム防湿は必要か?」も参考になる。「処置別」の防湿では、処置と処置のあいだが抜け落ちる講師が「これまでのラバーダム防湿」と呼ぶのは、処置ごとに付けるやり方だ。スライドには根管治療、直接修復、間接修復の写真が並び、講師自身も以前は、今日は根管治療だから、今日は修復だからラバーダムをしよう、と処置別に考えていたという。この考え方の最大の問題として講師が挙げるのは、処置と処置のあいだに連続性がなく、治療中だけきれいな環境になっていることだ。新型コロナウイルス感染症を経て、講師の診療は、ラバーダム防湿下で連続的に治療を進める形に変わったという。講師は、一度マイクロスコープで治療すると裸眼には戻りにくいのと同じで、ラバーダムのある環境を一度経験すると、ラバーダムなしの治療が汚く感じると話す。複数の処置をまとめて行うときには効率もよいと感じているが、日本の保険制度のもとではまとめて治療するのが難しい場面があることにも触れている。こうした経験を踏まえて講師が掲げるキーワードが、「防湿で何を守るべきか」と「防湿の質」の二つだ。外す基準は、象牙質が外界にさらされたままかどうか講師は、クラウンを外してやり直す症例を示しながら、いつラバーダムを外せるのかを問う。考えるべきは、治療した部位がこの先の汚染と、それに続く感染に耐えられる状態かどうかだと講師は言う。歯冠修復を終えてレジンで保護した部位と、これから根管治療に入る部位とでは、外してよいかの答えも外し方も違ってくる。この判断の手がかりとして、講師は歯を発生学的に見ることを勧める。スライドでは「Enamel/Ectoderm」「Dentin/Mesoderm」と示される。講師によれば、エナメル質は皮膚や爪と同じく外胚葉由来で、外界とのバリアの役割を持つため、それ自体を保護する必要性はあまり高くない。エナメル質内で処置を行うラミネートベニアが長期で安定した成績を出していることも、講師はその例に挙げる。一方、象牙質は外界に単独でさらされることを前提とした組織ではなく、外からの刺激への抵抗力も強くない。だから、治療で象牙質が露出したときは、ラバーダム防湿下でできるだけ汚染を避け、外す前に何らかの方法で保護しておく必要がある、というのが講師の結論だ。編集部から一点補足しておく。現在の発生学では、象牙質をつくる象牙芽細胞は神経堤に由来する外胚葉性間葉から生じるとされ、「中胚葉」という表記は簡略化した言い方といえる。講師の論点は、外界とのバリアとして働く組織か、内部環境を担う組織かという対比にあると読むのがよいだろう。象牙質を守る手段としての即時象牙質シーリング(IDS)では、露出した象牙質をどう守るのか。講師が挙げるのは、レジンコーティング、あるいは即時象牙質シーリング(Immediate Dentin Sealing、IDS)と呼ばれる方法だ。講師は日本で生まれた手法として紹介し、1990年代から基礎研究や臨床研究が報告されてきたと話す。形成した直後の新鮮な象牙質をレジンで覆うことで、象牙質をコンタミネーションから守ると同時に、マイクロリーケージを抑え、接着を有利にするという考え方だ。スライドには、IDSの利点として、新鮮な切削象牙質が象牙質接着に理想的な被着面であること、ボンディング材を先に硬化させることで接着強さが向上すること、応力の少ない状態で象牙質接着ができあがること、プロビジョナルの期間に細菌の漏洩や知覚過敏から象牙質を守ることの4点が英語で並ぶ。この方法を体系的にまとめたMagneの総説(J Esthet Restor Dent 2005)の要旨でも、形成直後の象牙質にボンディング材を塗布・硬化させてから印象を採ることが推奨され、接着強さの向上、ギャップの減少、細菌の漏洩と知覚過敏の軽減が挙げられている。講師は、IDSは長期の臨床研究の結果を待っている段階だとしつつ、ゴールドスタンダードになる日は近いとし、象牙質を露出させたままにしないためには、ほぼすべての過程でIDSが必要だと考えていると述べる。ここは講師個人の臨床判断であり、すべての症例に同じ手順が当てはまるとは限らない。それでも、「どの処置だから付けるか」ではなく「外したあとに象牙質が守られているか」でラバーダムの付け外しを考える視点は、日常の防湿を見直すきっかけになりそうだ。本稿で扱わないことタイトルにある残根へのクランプのかけ方、クランプやウェッジの選び方などの具体的な手技は、この前半部分には含まれていない。講師の自己紹介や医院の設計の話、エアロゾルの減少率などの数値、自動字幕で聞き取りが不確かだった処置名や文献名も載せていない。ファイル誤飲の症例報告とIDSが日本で生まれたという経緯は、編集部では原典を確認できていないため、講師の紹介として記すにとどめた。元動画を見る【ラバーダム防湿】残根にどうやってクランプかけるの?(2024年3月8日公開)このミニセミナーはセミナーの前半部分です。続きは1Dプレミアムで視聴できます。
1D編集部
2026年10月24日
残根の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

残根の診断と処置。歯科臨床で役立つ症例と術式の判断ポイント

残根とは何か残根とは、歯の根元部分が残っている状態を指す。通常、歯が破折したり、う蝕が進行した結果として残ることが多い。残根は、歯科治療において重要な要素であり、適切な処置が求められる。残根の状態によっては、周囲の歯や歯周組織に影響を及ぼす可能性があるため、早期の診断と適切な処置が必要である。残根の診断方法残根の診断には、視診、触診、X線診査が用いられる。視診では、歯の状態や周囲の組織の炎症の有無を確認する。触診では、歯の動揺や痛みの有無を評価する。X線診査は、残根の長さや周囲の骨の状態を把握するために不可欠である。これらの診断方法を組み合わせることで、残根の状態を正確に把握し、適切な処置を選択することが可能となる。残根の処置方法残根の処置方法には、抜歯、根管治療、または残根の保存が含まれる。抜歯は、残根が感染している場合や周囲の歯に悪影響を及ぼす場合に選択される。根管治療は、残根が感染していない場合に行われることが多い。残根の保存は、周囲の歯が健全である場合に選択されるが、慎重な判断が求められる。残根処置の術式と手順残根の処置における術式は、選択された処置方法によって異なる。抜歯の場合、局所麻酔を行い、歯肉を切開してから残根を取り除く。根管治療では、まず歯冠部を開け、根管内の感染物質を除去し、消毒後に根管を充填する。残根の保存では、周囲の歯を保護しながら、残根の形態を整えることが重要である。残根処置のメリットとデメリット残根処置のメリットは、周囲の歯を保存できる可能性があることである。特に根管治療や残根の保存は、歯を失うリスクを減少させる。一方で、デメリットとしては、処置が失敗した場合に感染が広がるリスクや、再治療が必要になる可能性があることが挙げられる。これらの点を考慮し、患者に適切な説明を行うことが重要である。残根処置における注意点残根処置を行う際には、いくつかの注意点がある。まず、患者の全身状態や既往歴を確認し、適切な麻酔方法を選択することが重要である。また、残根の状態を正確に評価し、適切な処置方法を選択することが求められる。さらに、術後の経過観察を行い、感染の兆候や痛みの有無を確認することが必要である。臨床での残根処置の症例臨床において、残根処置の症例は多岐にわたる。例えば、外傷による歯の破折や、進行したう蝕による残根の症例がある。これらの症例では、患者の症状や状態に応じた適切な処置が求められる。具体的な症例を通じて、残根処置の判断ポイントや術式の選択について学ぶことができる。まとめ残根は、歯科治療において重要な課題であり、適切な診断と処置が求められる。残根の状態を正確に把握し、適切な処置方法を選択することで、患者の口腔健康を維持することが可能である。歯科医師や歯科衛生士は、残根処置に関する知識を深め、臨床での実践に活かすことが重要である。
1D編集部
2024年6月1日
【1月23日は創業日】ワンディー創業を記念して無料セミナーを開催【ディズニーチケット当たる】

【1月23日は創業日】ワンディー創業を記念して無料セミナーを開催【ディズニーチケット当たる】

2024年1月23日、ワンディー株式会社の創業日を記念して特別なセミナーイベント(URL)が開催される。「ワンディー創業感謝祭」と題された本企画では、5つのセミナーをリレー形式でYouTubeライブにて配信。チャット欄などを活用し講師への質問も可能だ。演題は、『咬合性外傷はなぜ起こりどう対処すべきか?(吉田拓志先生:日本顎咬合学会指導医)』『保険でもしっかり治す「根管治療の勘所」(和田尚久先生:九州大学歯学研究所総合診療歯科学分野教授)』『“接着マニア”渥美先生の症例プレゼンテーション(渥美克幸先生:デンタルクリニックK院長)』『完璧を目指すアイソレーションテクニック(鶴田剛士先生:鶴田歯科医院副院長)』『アライナーを始める前に知っておきたいコト(常盤肇先生:常盤矯正歯科医院院長)』の5つのラインナップを予定している。また当日1Dプレミアムに入会いただいた方から抽選で「Amazonギフト券10万円分」や「ディズニーペアチケット」が当たるプレゼントキャンペーンも実施される。明日からの臨床に活かせるポイントが凝縮されたセミナーなので、下記ボタンから是非お気軽に視聴予約をしていただきたい。無料でセミナーを視聴する具体的な演題の詳細は以下の通り。『咬合性外傷はなぜ起こりどう対処すべきか?』「局所的な歯周炎が治らない」「咬合痛が突発的に出た」などの症状は、咬合性外傷から引き起こされる可能性があります。歯周病と咬合の関係性は深く、根本的な治療として適切な咬合接触の付与や固定による咬合力のコントロールは欠かせません。では、早期接触やブラキシズムなど、歯周治療において“好ましくない力”として働く咬合力を臨床の場でどのようにして発見し、コントロールすべきか?歯周治療では多面的に診断し、対処できる能力が求められます。このセミナーでは日本顎咬合学会指導医 吉田拓志先生に咬合性外傷に関する基礎的知識・診査診断、歯周治療における咬合力のコントロールと臨床で使えるテクニックについて、実際の症例を交えながら解説していただきます。無料でセミナーを視聴する『保険でもしっかり治す「根管治療の勘所」』「保険診療であっても最高のパフォーマンスを出したい」歯科医師であれば誰もが思うことでしょう。特に日本ではまだ自費診療における認知度が高いとは言えない根管治療は保険での治療となることが多いと思われます。確かに専門性の高い技術や高度な機材が揃っていることは、大きなアドバンテージになります。しかし限られた条件下であっても、根管治療の基本的な診療フローや根管形態の把握はもちろん、器具の使い方や治療における限界と可能性を知ることで最良の結果を患者さんに与えることが出来ます。このセミナーでは九州大学歯学研究所総合診療歯科学分野教授 和田尚久先生に一般歯科ですぐに活かせる根管治療のために必要なテクニックについて実際の症例を多数引用ながら解説していただきます。無料でセミナーを視聴する『“接着マニア”渥美先生の症例プレゼンテーション』材料の進化と共に日々アップデートされる接着修復の世界。「勉強したいけど日々の診療だけで手一杯」「情報量が多くてどこから手をつければいいかわからない」先生もいらっしゃるのではないでしょうか?このセミナーでは自他ともに認める「接着マニア」であるデンタルクリニックK院長 渥美克幸先生に、最新の知見や実践での活かし方の解説や接着私学を存分に活用した実際の症例をプレゼンしていただきます。その中でも特に支台築造に焦点を当て、残存歯質量の見方やポストの選び方など、明日から臨床で使えるテクニックについてもご教授いただきます。接着歯学のプロフェッショナルの実例に学ことができる、2度とないチャンスです。無料でセミナーを視聴する『完璧を目指すアイソレーションテクニック』ご存知の通り、感染拡大の防止や防湿のためにコンポジットレジン修復や根管治療において、ラーバーダムは非常に大切なステップです。しかし歯冠形態や残存歯質の状態によってはクランプがかかりにくい症例も少なくありません。「残根症例ではどうすればいい?」「理想的な隔壁の立て方は?」その疑問、熟練者の先生のテクニックを見て解決しませんか?このセミナーでは鶴田歯科医院副院長 鶴田剛士先生にご登壇いただき、アイソレーションテクニックをテーマとし、基本的なクランプやウェッジ、マトリックスの選択、症例に応じた防湿のポイントについて解説していただきます。無料でセミナーを視聴する『アライナーを始める前に知っておきたいコト』一般開業医でもアライナー矯正が普及して、しばらくが経ちました。「アライナー矯正はまだビギナーだ」「アライナー矯正をこれから勉強してみたい」「基礎的な知識や技術を学びたい」そんな先生も多いのではないでしょうか。中には「初めて見たけど上手くいかない」「前歯部がアンフィットになってしまう」などの疑問を抱える先生もいらっしゃると思います。このセミナーでは常盤矯正歯科医院院長 常盤肇先生をお招きし、GPのためのアライナー矯正をテーマに、矯正の基礎的な知識やアライナー矯正を始める前に知っておくべきこと、実践でのポイントなど日々の診療に矯正治療を取り入れるためのノウハウを解説していただきます。無料でセミナーを視聴する
1D編集部
2024年1月19日
【歯科セミナー】口腔外科小手術からコミュ術まで。注目のセミナー4選

【歯科セミナー】口腔外科小手術からコミュ術まで。注目のセミナー4選

皆さんこんにちは、1D編集部です。この記事では、1Dが主催するまもなく開催予定の注目オンラインセミナーを4つ、ご紹介していきます。興味があるセミナーがあれば、ぜひお気軽にお申し込みください。<本日開催>口腔外科小手術、コツを超解説!昨年大好評だった島根大学教授の管野先生による口腔外科小手術セミナーが、バージョンアップして開催!残根抜歯やフラップ、軟組織関連手術の取り扱いなど、口腔領域の小手術で苦労したことありませんか?歯科医師にとってポピュラーなはずの外科処置でも、卒後は口腔外科に入局しないと集中してテクニックを磨く機会は少なく、経験する症例も多くはないでしょう。簡単な抜歯であれば多くの症例をこなし、習得することはできるかもしれません。でもバリエーション豊富な小手術となれば一筋縄といかないはずです。このセミナーでは、日常臨床に必要な口腔内小外科処置の基本手技から注意すべきポイント、抜歯のコツ、切開・剥離・縫合のテクニックを、全編オペ動画で学べます。視覚的に達人の技術を習得して、明日からの診療に活かしましょう。詳細・お申込みはこちらゼロからはじめる、子どもの口腔育成セミナー「なんかウチの子、滑舌悪い?」そんな保護者の疑問に、明確な回答と対応法は用意できますか?小児の身体は大きく成長する段階にあるため、癖や習慣による影響も受けやすく、将来的な歯列不正・骨格的な不正などの原因となります。普段からメインテナンスをしているかかりつけ歯科医院こそ、早い段階で発達不全の予兆を見つけることができ、機能訓練や筋機能療法に適した環境といえます。このセミナーでは、小児の口腔機能育成に関する基礎知識から、口腔機能発達不全症の診断・評価、食と口腔発育の関係、実際に機能訓練を行う上で必要な知識に至るまで2回にわたって詳しく解説します。これまであまり学ぶ機会がなかった口腔育成について、ゼロから学んで実践的な知識を身に着けてみませんか?詳細・お申込みはこちら歯科医療者のための、「最強」のコミュ術養成講座歯科医療者のための「コミュ術」を、90分で徹底レクチャー。行動科学をベースとした、どんな患者とも上手く付き合っていけるメソッドを身に付けてみませんか?「とにかく痛いところだけ治してくれ!」という患者や、気が向いた時にしか来ない患者、セルフケアのやる気がまったくない患者...。こうした困った患者に対処するために、あなたが知っておくべき重要なポイントがあります。本セミナーでは、患者との関係構築を行う上で押さえておくべき基本的な考え方から、「正しい」傾聴やオウム返しの方法、動機付けができる医療面接のスキルに至るまで、行動科学のエッセンスを取り入れつつ丁寧にレクチャーします。実践することで、歯科治療が円滑に進むこと間違いなし。診療における「コミュ術」を身に付けたい歯科医療者の方は、ぜひご参加ください!詳細・お申込みはこちら<施設基準が満たせる>歯科医院感染対策研修会第1回(歯科医師向け)と第2回(スタッフ向け)の受講で、お手軽に歯科外来診療の院内感染防止対策(歯初診)に係る研修として要件を満たせます(※第3回は受講しなくても施設基準を満たせます)。研修には新型コロナウイルス感染症の内容を含んでいる必要があることや、4年ごとに講習会を受講する必要があることから、今が研修受講の絶好のタイミングとなっています。初再診料の加算で、診療報酬のベースアップを図りませんか?1Dなら領収証の発行もサクッと可能です。本セミナーでは歯科外来診療の院内感染防止対策に係る研修として、全3回にわたり歯科診療における感染対策の基本方針から、外来診療、そして訪問診療の現場における実際の感染対策の方法に至るまで、歯科領域の感染対策の専門家である河野 雅臣先生に解説いただきます。詳細・お申込みはこちら他にもオンラインセミナーを多数開催中!1D(ワンディー)では、他にも歯科医療者向けのオンラインセミナーを多数開催しています。開催予定のセミナーの一覧は、下記ボタンから見ることができます。ぜひ1Dでセミナーに参加して、知識アップ・スキルアップをしていきましょう。開催中のセミナーを見てみる
1D編集部
2022年5月31日

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レジン修復 (238)

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