歯科用語集
2025年10月28日

バス法

「バス法」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

バス法とは、歯磨きの手法の一つであり、特に歯周病予防や口腔衛生の向上を目的としたブラッシング技術である。この手法は、1950年代にアメリカの歯科医師であるDr. Charles C. Bassによって提唱されたことから、その名が付けられた。バス法は、歯ブラシを歯と歯茎の境目に対して45度の角度で当て、短い動きで歯垢を効果的に除去することを重視している。これにより、歯周ポケット内のプラークを取り除くことができ、歯周病の予防に寄与する。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてバス法は、歯科衛生士や歯科医師が患者に対して推奨する基本的なブラッシング技術の一つである。特に、歯周病のリスクが高い患者や、歯肉炎の治療を受けている患者に対しては、バス法の指導が重要である。判断基準としては、患者の口腔内の状態や歯磨きの習慣、歯ブラシの選択などが考慮される。バス法を正しく実践することで、歯周病の進行を抑制し、口腔内の健康を維持することが可能となる。


関連用語・類義語との違い

バス法に関連する用語としては、モーター法やスクラビング法が挙げられる。モーター法は、電動歯ブラシを用いたブラッシング技術であり、手動のバス法とは異なるアプローチを取る。一方、スクラビング法は、力強くブラシを動かす手法であり、歯の表面をこすることに重点を置いている。これらの手法はそれぞれ異なる特徴を持ち、患者の口腔内の状態やニーズに応じて使い分けることが求められる。バス法は、特に歯周病予防に特化した手法であるため、他の手法とは明確な違いがある。


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バス法による歯磨きの効果と実践方法。歯科臨床で役立つ症例と注意点

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バス法の定義と基本的な手順バス法とは、歯磨きの技術の一つであり、特に歯周病予防や歯垢除去に効果的な方法として知られている。基本的な手順は、歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、優しく小刻みに動かすことである。この動作により、歯茎のマッサージ効果も期待でき、歯周組織の健康を維持するのに役立つ。バス法は、特に歯周病のリスクが高い患者に対して推奨されることが多い。歯科医師や歯科衛生士は、患者にこの方法を指導する際、正しいブラシの持ち方や力加減についても注意を促すことが重要である。バス法のメリットとデメリットバス法の主なメリットは、歯周病予防に特化した効果がある点である。歯茎の健康を保ちながら、歯垢を効果的に除去できるため、患者の口腔内環境を改善することができる。また、ブラシの角度や動かし方を工夫することで、個々の患者に合わせたカスタマイズが可能である。一方、デメリットとしては、正しい手技を習得するまでに時間がかかることが挙げられる。特に高齢者や手先が不器用な患者にとっては、習得が難しい場合があるため、指導の際には根気強くサポートする必要がある。臨床でのバス法の適用症例バス法は、特に歯周病の患者や、歯垢が蓄積しやすい部位がある患者に対して有効である。例えば、歯周ポケットが深い患者や、インプラントを保持している患者においては、バス法を用いることで、より効果的な口腔ケアが実現できる。また、矯正治療中の患者においても、バス法は有用である。矯正装置があることで歯磨きが難しくなるが、バス法を適切に実践することで、歯垢の除去が促進され、虫歯や歯周病のリスクを低減できる。バス法を導入する際の注意点バス法を患者に導入する際には、いくつかの注意点がある。まず、患者の口腔内の状態や生活習慣を考慮し、適切な指導を行うことが重要である。また、患者が実際にバス法を実践する際には、力加減やブラシの動かし方に注意を促す必要がある。さらに、定期的なフォローアップを行い、患者の実践状況を確認することも大切である。これにより、患者が正しい手技を維持できるようサポートし、口腔内の健康を保つことができる。バス法の効果を高めるためのコツバス法の効果を最大限に引き出すためには、いくつかのコツがある。まず、使用する歯ブラシは柔らかめの毛先を選ぶことが推奨される。これにより、歯茎を傷めることなく、効果的に歯垢を除去できる。また、歯磨き粉の選択も重要である。フッ素配合の歯磨き粉を使用することで、虫歯予防にもつながる。さらに、歯磨きの時間を確保し、毎日継続することが、バス法の効果を高める鍵となる。
1D編集部
2024年6月1日
【現役アイドル体当たり取材】めっちゃ気持ちいい!?歯磨き法を体験

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「えっ!?こんなにやってもいいんですか!?」現役歯科YouTuber・キミのための歯医者さん(以下、キミ歯科)のお二人から思わず驚きの声が。やましいことは一切なく、先日行われたブラッシング体験会での出来事のお話しです。一度体験したら患者の心も、術者の心もグッと掴んで離さない「つまようじ法」を体験するため、V7歯ブラシを製造・販売する株式会社ピー・エム・ジェーご協力のもと、1D編集部はキミ歯科の二人と体当たり取材を敢行しました。今回はその取材の様子を余すことなくお伝えします。↓↓この記事を読んでくれた方限定↓↓V7歯ブラシがもらえるキャンペーン実施中>>無料サンプルをもらう<<聞いたことはあるけど、実際どうなの?まず「つまようじ法」の歴史を、30年以上臨床を続けその効果を誰よりも実感している黒瀬真由美先生(岡山県開業)から丁寧にレクチャーしてもらいます。歯周病患者がたった1ヶ月で健康な歯肉を獲得した症例に驚きを隠せません。黒瀬先生にレクチャーを受けるキミ歯科の二人(左:緒方真理子さん、中:鹿乃さやか先生、右:黒瀬真由美先生)まずは患者となって体験やってみる前に患者体験してもらい、その「気持ちよさ」を実感してもらいましょうと言うことで、お二人には黒瀬先生の施術を受けてもらいました。まずは歯科衛生士YouTuberの緒方真理子さんが体験。つまようじ法を体感する緒方さん「こんなに入れて大丈夫なの!?って感じです」。一般的なスクラビング法やバス法とは異なり歯間部に毛先をかなり差し込むブラッシング法に驚く緒方さん。全顎のブラッシングが終わった後で改めて感想を聞くと、「スケーリングされてるみたいな、でも全然痛くなくてすごい気持ちいい」。「つまようじ法」にハマる患者の心理がわかったと話してくれました。続いて歯科医師YouTuberの鹿乃さやか先生も体験。鹿乃先生もその効果を実感「テーパードブラシでゴシゴシ磨いた感覚で、これで歯間乳頭が下がらないのが不思議!」体感したからこそわかる凄みと絶妙な心地よさで早くもハマる鹿乃先生。黒瀬先生曰く「つまようじ法で毛先を歯間部に入れる時に、最初のうちは歯肉に毛先が当たりますが、腫れが引くと毛先はダイレクトに歯間乳頭に当たらず、毛の脇腹が当たるようになるので、歯間乳頭が下がり続けることはない」そうで、それでいてマッサージ効果もしっかりとあるのがこの「つまようじ法」の考えつくされたところです。先生、患者には難しいんじゃ…体験してもらった上で、キミ歯科のお二人から出た疑問は「患者が習得できるのか」というところ。確かに少しコツがいりそうで、一見難しく感じます。顎模型でレクチャーを受けるキミ歯科の二人しかし実際には「磨き方を習得する」必要はないと黒瀬先生は語ります。「術者に磨いてもらって、その感覚でブラッシングしてもらうことが重要。そうすれば自然と身につき、実践できます」。確かに「持ち方・動かし方」ではなく実体験として得た感覚を再現するだけと言われたら、誰でもできる方法かもしれません。模型で術者目線の手技も学ぶ 模型実習を経て、いざ実践へ模型の次は生身の人間で、ということで急きょ株式会社ピー・エム・ジェーの草野社長に患者役となってもらい”術者磨き”を実践。草野社長は普段からご自身でも「つまようじ法」でブラッシングしているので、歯肉がめちゃくちゃキレイです。 黒瀬先生のサポートを受けながら草野社長のブラッシングで感覚を確認します。「毛先をこんなに入れ込むことないので新鮮」と感動する緒方さん。自ら被験者となってくれた草野社長鹿乃先生も真剣な眼差しで実践。「草野社長すごい!全く汚れてない(笑)」。「つまようじ法」の効果が目に見えて感じられ驚きます。つまようじ法を実践する鹿乃先生めっちゃ気持ちよくて効果もすごかった「つまようじ法」実はキミ歯科の二人と同時に筆者も体験させてもらったのですが、三人とも歯科医療者のくせにびっくりするくらい出血しました…。出血するのは歯肉に炎症があるからで、歯間部に潜在していた炎症の部分から出血したのだとのこと。そんな中で一滴も出血しない草野社長をみると「つまようじ法」の効果に感服せざるを得ません。つまようじ法を毎日続けると、1週間程度で全く出血しなくなるそうです。誰にでもできるくらい簡単なのに効果的でハマってしまうブラッシング法、大抵どの歯ブラシでもできてしまうのも魅力的。ですがおすすめなのは専用に開発された「V7歯ブラシ(株式会社ピー・エム・ジェー)」です。提供いただいたV7・V7 Air 歯ブラシの機能や素材もそうですが、まずは一回お試しいただくのが間違いないと思います。百聞は一見にしかず。この記事を読んでくれた方、特別に無料サンプルのご提供をいただきました!限定なのでお早めにゲットしてください。>>無料サンプルをもらう<<「つまようじ法」が気になった方は…>>NPO法人お口の健康ネットワーク「つまようじ法」セミナー>>黒瀬先生のレクチャー動画配信中!(5/22 23:59まで)<今回ご協力いただいた方々>黒瀬真由美先生 君のための歯医者さん(左・鹿乃さやか、右・緒方真理子) 
1D編集部
2022年4月30日
【1D的セミナーログ】キモチいいTBI。知られざるつまようじ法の超効果

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先日、1Dでは日本口腔衛生学会評議員・認定医の黒瀬 真由美先生をお招きし、『簡単・爽快・ブラッシング「つまようじ法」の超効果〜導入直後にレセプト200枚増、患者の心も掴む術者磨き〜』と題したWebセミナーを行った。当日は多くの歯科医師・歯科衛生士の方々が参加し、質問も多く盛況となった。本記事では、そのセミナーの内容をかいつまんで解説する。セミナーは今からでも視聴できるため、関心がある方はぜひご視聴いただきたい。講義動画(120分)を視聴するそもそも、つまようじ法とは?「つまようじ法」と聞くと、つまようじを使用して歯の清掃を行うような印象を受けるが、そうではない。ブラッシング方法のひとつである。歯ブラシの毛先をつまようじのように歯と歯のあいだに出し入れして行うブラッシング方法だ。 期待されるつまようじ法の効果としては、「歯間部の歯肉マッサージ効果」と「歯間部のプラーク除去」である。バス法と比較しても歯間部においてはプラーク除去効果が有意に高いことや歯肉組織を強化する効果があること、一過性に血流を増加させるマッサージ効果があるという研究データも存在している。Health oriented conceptへのシフトそれでは、いかにしてつまようじ法を診療に取り入れていけば良いのだろうか。これまでの歯科治療は「Disease oriented concept」であったのに対して、これからの歯科治療は「Health oriented concept」に移行するべきであり、長期の未来を想定した口腔の健康を考えていく必要がある、と黒瀬先生は指摘する。 歯の三大喪失要因は歯周病・う蝕・歯の破折であるが、前者2つの占める割合は非常に多い。また予防法として、う蝕はフッ化物の応用という公衆衛生的予防法が比較的確立されているが、歯周病にはそのような予防法が確立されていない。この点に、開業歯科医師が歯周病の治療に介入すべき意義があるのではなかろうか。NegativeではなくPositiveにMotivationする歯周病治療を導入していく際には、"Positive Motivation" によって継続性を持った歯周病の管理を行っていくということが重要である。 われわれ歯科医師・歯科衛生士は「1日○回、○分くらいブラッシングを行なってください」だとか「細菌が溜まっており汚いので、歯ブラシを頑張っていきましょう」といった "Negative Motivation" を煽る形で、TBIを進めてしまうことが多い。 Negative Motivationを煽る方法だと、歯ブラシのきっかけにはなるかもしれないが、継続して通院したり治療を続けたりしたいという患者さんの気持ちが損なわれてしまう場合が多いことは想像に難しくないだろう。「つまようじ法術者磨き」そのものがPositive Motivationとして作用するのだという。「キモチ良い」状態を作るまずは、患者さんが治療を受けた後に「気持ちが良い」という状態を作りだすことが有効である。ブラッシングに感覚を集中してもらうために、ブラッシング中はおしゃべりをしない、チェアタイムに1時間ほどの時間をかける、術者磨きに重点を置く、といった手法を使っていくべきだ。 こうすると、術者磨きで覚えた「気持ちが良い」感覚を得るために、自身でもブラッシングをきちんと行おうとする患者さんが多くなり、通法通りのTBIを行うよりも効果的であると考えられる。 われわれ歯科医療者は、ブラッシングというツールを用いて、患者さんや他職種の方々と積極的に関わっていくことができる。この強みをうまく活用して活動の幅を広げていくことは、歯科医療者としての幅を広げることにもつながるだろう。期間限定でセミナー動画が視聴可能本セミナーの視聴お申込みは下記ボタンから可能である。歯周治療やつまようじ法に関心がある歯科医師・歯科衛生士の方々は、ぜひご視聴いただきたい。講義動画(120分)を視聴する
1D編集部
2022年1月28日
昔の歯ブラシ、未来の歯ブラシ

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「バンザイ歯ブラシ」1907(明治40)年につくられた東京歯科医学専門学校(東京歯科大学の前身)では、理想的な歯ブラシの研究が進められていた。その研究のもと1914(大正3)年に作られたのが、その名も「バンザイ歯ブラシ」。「歯ブラシ」という言葉が使われたのは、このときが初めてである。「バンザイ歯ブラシ」の特徴は以下である。毛先の特徴硬い毛だが弾力性が高く、切れにくい毛はは歯列に一致させた形中国重慶産の豚毛を使用グリップ部分の特徴強靭で熱湯消毒にも耐えられる牛骨を使用使いやすいよう外側に湾曲2年後の1916(大正5)年には、業界初の3サイズ展開とした。ナイロン毛の歯ブラシが登場戦後、物資の制限が解かれると、動物毛の代わりにナイロンを使用した歯ブラシが登場。ナイロンを使った歯ブラシの特徴は以下である。吸水性が高い口の中でなじみが良い強度も高い動物毛と違って均一性がある大量生産に向いているナイロン歯ブラシは、当時の価格で1本100円。その頃はかけそば1杯30〜40円の時代であり、かなり高価なものであったといえる。当時のナイロン歯ブラシの形は、豚毛を使ったバンザイ歯ブラシと似ていた。植毛部中央がへこんでおり、この形が奥歯や歯の裏側・側面を磨きやすいとされていた。この形は1965(昭和40)年ごろまで主流であったが、歯の磨き方やニーズにより徐々に変化をとげていく。ローリング法に合わせた歯ブラシ当時推奨されていたのはローリング法による歯磨きであった。毛先を歯根方向に向けた上で毛の脇腹を歯面に当て、歯冠方向に90°回転させるあのローリング法である。そのため、この90°回転がしやすいような歯ブラシが主流となっていった。ローリング法に合わせ歯ブラシの特徴は以下である。回転運動がしやすいよう、ネック部分に角度をつけている硬めの毛毛先がそろっている時代とニーズに合わせた歯磨きグッズその後も歯ブラシは、時代やニーズに合わせさまざまな変化をとげた。スクラッビング法やバス法に合わせた歯ブラシだけでなく、1980(昭和55)年には補助清掃用具も店頭に並ぶように。なかでもタフトブラシが販売されたのは、昭和が平成に切り替わるころくらいからである。現代は、使う人やその目的によって歯ブラシを使い分けられる時代となった。歯ブラシの形だけでなく毛質や植毛法など、日本の技術は海外に比べて進んでいる。これまで歯磨きグッズは「雑貨」という扱いを受けていたが、いずれは”全身の健康を守る医療機器”となっていくのではないだろうか。歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる参考文献「歯みがき100年物語」ダイヤモンド社, ライオン歯科研究所 編, 2017.
ミホ
2019年11月27日

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