歯科用語集
2025年10月28日

レベリング

「レベリング」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

定義・語源

レベリングとは、歯科治療において歯の位置を調整し、咬合を改善するための手法である。この用語は英語の「leveling」に由来し、平坦にすることを意味する。具体的には、歯の傾斜や不正咬合を修正するために、矯正装置を用いて歯を適切な位置に移動させるプロセスを指す。レベリングは、特に矯正治療において重要なステップであり、治療計画の中で位置づけられることが多い。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてレベリングは、矯正治療の初期段階で行われることが一般的である。治療の目的は、歯の位置を整え、咬合を正常化することである。判断基準としては、患者の歯列の状態や咬合の不正を評価し、どの程度の移動が必要かを決定する。具体的には、歯の傾斜角度や歯間のスペース、咬合の接触点などを考慮し、適切な矯正力を加えることが求められる。

関連用語・類義語との違い

レベリングに関連する用語としては、「アライメント」や「トリートメントプラン」が挙げられる。アライメントは、歯の整列を指し、レベリングの一部として位置づけられることが多い。一方、トリートメントプランは、治療全体の計画を示すものであり、レベリングを含む様々な治療手法を統合したものとなる。これらの用語は、歯科矯正における治療の異なる側面を表しており、レベリングはその中で特に歯の位置調整に焦点を当てた手法である。

1Dプレミアム
1Dプレミアム

関連ニュース

レベリングの理解と実践。歯科臨床での処置と症例における判断ポイント

レベリングの理解と実践。歯科臨床での処置と症例における判断ポイント

レベリングとは何かレベリングは、歯科治療において歯の位置を調整するための重要な手法である。特に、矯正治療や補綴治療において、歯の高さや位置を均一にすることが求められる。これにより、咬合の改善や審美性の向上が図られる。レベリングの目的は、歯列全体のバランスを整え、患者の機能的および審美的なニーズに応えることである。レベリングの処置と術式レベリングにはいくつかの処置や術式が存在する。一般的には、矯正装置を用いた歯の移動や、補綴物の調整が含まれる。矯正治療においては、ワイヤーやブラケットを使用し、歯を徐々に移動させることでレベリングを行う。一方、補綴治療では、クラウンやブリッジの設計において、歯の高さを調整することが重要である。これらの術式にはそれぞれメリットとデメリットがあり、患者の状態に応じた適切な選択が求められる。レベリングにおける症状と症例レベリングが必要とされる症状には、歯の不揃いや咬合不全がある。これらの症状は、患者の咀嚼機能や発音に影響を及ぼすことがあるため、早期の診断と適切な処置が重要である。具体的な症例としては、前歯の不正咬合や、奥歯の咬合高径の不均一性が挙げられる。これらの症例に対しては、レベリングを通じて歯の位置を調整し、機能的な改善を図ることができる。レベリングの手順とコツレベリングを行う際の手順は、まず患者の口腔内を詳細に診査し、必要な処置を計画することから始まる。次に、適切な矯正装置や補綴物を選定し、装着する。治療中は、定期的なフォローアップを行い、歯の移動状況を確認することが重要である。コツとしては、患者とのコミュニケーションを密にし、治療の進捗を共有することで、患者の理解と協力を得ることが挙げられる。レベリングのメリットとデメリットレベリングのメリットには、咬合の改善や審美性の向上がある。これにより、患者の満足度が向上し、治療の成功率も高まる。一方で、デメリットとしては、治療期間が長くなる可能性や、患者に対する負担が増えることが挙げられる。これらの点を考慮し、患者に最適な治療計画を立てることが求められる。レベリングにおける注意点と判断基準レベリングを行う際には、いくつかの注意点が存在する。まず、患者の口腔内の状態や全身的な健康状態を十分に考慮する必要がある。また、治療の進捗を定期的に評価し、必要に応じて計画を見直すことが重要である。判断基準としては、咬合の安定性や歯の位置の均一性が挙げられ、これらを基に治療方針を決定することが求められる。まとめレベリングは、歯科治療において非常に重要な手法であり、適切な処置と術式を選択することで、患者の機能的および審美的なニーズに応えることができる。症状や症例に応じた適切な判断と、治療の進捗管理が成功の鍵となる。歯科医師や歯科衛生士は、これらの知識を活用し、より良い治療を提供することが求められる。
1D編集部
2024年6月1日
矯正における「想定外」の治療期間延長、その原因と対策とは?

矯正における「想定外」の治療期間延長、その原因と対策とは?

平均治療期間が2年半から3年と言われている矯正治療において、3年以上、時には5年以上治療期間がかかってしまうことがある。難症例や不可避な要因のために治療期間が長期間におよぶこともあるが、術者のエラーが原因で「想定外」に治療期間が延びてしまうことがある。【関連セミナー】アライナー矯正の「本音」を語る2022年02月16日(水)22:00から、アライナー矯正のトップランナー岡野修一郎先生と南舘崇夫先生が、最先端の治療ケースやこれからの可能性などアライナーについて深くディスカッション。小臼歯抜歯症例やアタッチメントの数を最小限にした症例、時代に沿ったリモート管理で通院回数を大幅に減らしたケースなど、ここでしか聞けない矯正医の「本音」が聞けちゃいます。下のボタンから詳細が確認できます。この機会にぜひ!セミナーに申し込む治療期間が延長してしまう原因は?想定外に治療期間が延びてしまう症例の多くが抜歯症例である。抜歯症例における矯正治療は基本的に以下の4つのSTAGEから構成される。STAGE 1 レベリング(歯列の平坦化)STAGE 2 抜歯した空隙への犬歯の遠心移動STAGE 3 前歯群の舌側移動による空隙の閉鎖STAGE 4 細部調整による仕上げこれらのSTAGEを順次完了していき、スムーズにSTAGE4まで治療が進んだ場合に治療期間は約2年間から3年間を要する。治療がスムーズに進んでいない場合は、STAGE内において治療の進行に“ブレーキ”をかけてしまっているか、各STAGE間を治療が行き来してしまっていることがある。そしてこれらが治療期間の延長してしまう原因であると考えられる。治療期間延長の原因を以下で紐解いていく。治療の進行を妨げる“ブレーキ”治療の進行が緩やかな矯正治療においては、歯の動きが悪いことに術者が気付かないということが往々にして起こりうる。ブラケットを介し、ワイヤーに沿って歯が移動する矯正治療では、ブラケットとワイヤーの間に矯正力を上回る強い摩擦が生じたり、対合歯との咬合干渉等が認められると歯は移動しない。このような状況が生じやすいのは、前述の4つのSTAGEにおけるSTAGE2とSTAGE3である。矯正治療では抜歯した空隙を閉鎖することに最も時間を要するためSTAGE2とSTAGE3は治療期間の大部分を占める。そのため、これらのSTAGEにおいて歯の動きが悪いことに術者が気付かず治療の進行にブレーキをかけてしまうことは治療期間を大幅に延長することにつながる。各STAGE間を治療が往来また、矯正治療をスムーズに進めるためにはスタートからゴールまで最短距離で駆け抜けることが重要である。これは各STAGEを順次スムーズに完了し、次のSTAGEに進んでいくいくことを指すが、術者のテクニカルエラー等によりこれらのSTAGEが行き来してしまうことがある。例えば、STAGE2の途中でブラケットポジジョンの不良が原因の咬合干渉が生じ、歯の動きが悪くなってしまった場合はブラケットを正しい位置に付けなおし、再度STAGE1のレベリングに戻る必要がある。あるいは、STAGE3において前歯群の舌側への牽引力が強すぎたために、ワイヤーがたわんでしまい歯列の平坦化が崩れてしまった場合もやはりSTAGE1のレベリングに再度戻る必要がある。これらは一例になるが、このように術者のテクニカルエラーによって治療STAGEが行き来してしまうことは治療の進行が緩やかな矯正治療においては、大きく治療期間を延長してしまう原因となりうる。「想定外」の延長を予防する治療期間が「想定外」に延びてしまうことに対する原因をここまで述べてきた。これらの原因に対する予防策としては以下の2つがあげられる。治療経過の客観化頻回な口腔内写真撮影治療経過を客観化するということは予防策として非常に有効である。具体的には閉鎖中の空隙量や歯の移動量を毎回計測することや、上下の犬歯関係、大臼歯関係、正中線の関係性などの客観化できる指標をカルテに頻回に記載することだ。客観化された情報は治療の進行が緩やかな矯正治療において、細かな変化の記録となり、治療の進行にブレーキがかかっている場合も早期発見につながる。また、頻回に口腔内写真を撮影することも予防策として有効である。矯正治療中に起こりうる細かなエラーはすべてを客観的な記述とすることが難しい。そういった場合は、口腔内写真を時系列で並べることで意図していないエラーを早期発見することができ治療STAGEが頻回に行き来することを防止することにつながる。治療STAGEが同時的に進む“アライナー矯正”近年急速に症例数が増えてきているのがアライナー矯正治療である。アライナー矯正とワイヤー矯正の違いの一つに治療STAGEの進み方があげられる。治療STAGEが明確なワイヤー矯正に対してアライナー矯正では前述の治療STAGEが同時的に進むのが特徴だ。そのため、症状によってはワイヤー矯正よりも短期間で治療が完了することがある。一方で、ワイヤー矯正ではみられないアライナー矯正特有の反応が原因で治療期間が長期化する場合もある。矯正治療を行う上では、ワイヤー矯正とアライナー矯正の特性を理解し、適応症の判別と正しいリカバリーテクニック、治療の長期化に繋がる原因の早期発見と予防対策が必要である。アライナー矯正の「本音」を語るディープなセミナー開催2022年02月16日(水)22:00から、アライナー矯正のトップランナー岡野修一郎先生と南舘崇夫先生が、最先端の治療ケースやこれからの可能性などアライナーについて深くディスカッション。小臼歯抜歯症例やアタッチメントの数を最小限にした症例、時代に沿ったリモート管理で通院回数を大幅に減らしたケースなど、ここでしか聞けない矯正医の「本音」が聞けちゃいます。下のボタンから詳細が確認できます。この機会にぜひ!セミナーに申し込む
矯正歯科医 ✕ ドクターK
2022年2月14日
この症例、抜歯?非抜歯?Ⅰ期治療のチェックポイントを解説

この症例、抜歯?非抜歯?Ⅰ期治療のチェックポイントを解説

近年、口腔への意識の高まりによりこどもの歯ならびに対する治療の需要も高まっている。小児矯正(Ⅰ期治療)における代表的な治療といえば歯列拡大があげられるだろう。実はⅠ期治療における歯列拡大は、適応症の判断が難しい。そのため、非適応症例への治療介入や過剰な歯列拡大によるトラブルが散見される。私たち歯科医師は歯列拡大治療を正しく理解することが必要である。そもそもⅠ期治療の目的は?Ⅰ期治療の目的は「永久歯列期における矯正治療(Ⅱ期治療)のための環境づくり」である。つまり、Ⅰ期治療における診査の時点で永久歯列期におけるゴールをすでに想定していなければならない。「将来的に抜歯をさけられるかも・・・」という曖昧な目的での歯列拡大はかえって治療効率を悪くする場合もあるので注意が必要だ。私は、Ⅰ期治療時の診査においてⅡ期治療時に抜歯が必要か否かの判断はほとんどの症例で可能であると考えている。Ⅱ期治療で抜歯が必要となる症例、ならない症例Ⅱ期治療において抜歯が必要な症例には以下の条件が当てはまる。➀叢生が多い:叢生量が多い場合にはスペースを確保するために抜歯が一つの選択肢となる。➁前歯歯軸が唇側に傾斜している:歯軸が唇側傾斜している場合は、口元に突出感が認められ、E-lineも不良なことが多い。過度に唇側傾斜した歯を舌側に移動させるためのスペースを確保する場合もやはり抜歯は一つの選択肢となる。➂アングルⅡ級およびⅢ級不正咬合:アングル分類のⅡ級およびⅢ級に該当する症例においては、小臼歯を抜歯し固定の強さを調整することでⅠ級咬合を確立することがある。逆に、非抜歯治療は以上の条件が治療計画上で問題とならない程度であれば成立すると考える。歯列拡大では「叢生量を少なくすること」は可能であるが、これをもって「将来的に抜歯を避けられる」理由にはならないのである。重度の叢生に対して歯列拡大を行うことで治療効率が悪くなる場合もあるそれでは、「叢生は強いが、歯軸や臼歯関係が良好」という症例があるとする。これに対して歯列拡大により「叢生量を少なくすること」は一見すると理にかなっているように思える。しかし、極端に叢生が強い症例では、生体との親和性を考慮すると抜歯を避けるほどに十分な拡大が難しく、かえって治療効率を悪くしてしまうこともあるのが矯正治療の難しさだ。実は叢生が強い症例の方が治療を短期間で終えられる場合がある。なぜならば矯正治療では、抜歯したスペースを閉鎖することに期間とテクニックを要するためだ。叢生が強い症例は、レベリング完了後に残る空隙が少ないため、実は治療の期間とスペース閉鎖の難易度が低くなるというカラクリがある。歯列拡大による口腔容積や鼻腔が広がることによる副次的な効果もあるため、一概には言えないが、上記のような症例に対して行う歯列拡大はかえって治療の難易度をあげてしまう可能性もあるということは認識しておかなければならない。結局どのような症例が拡大治療の適応なのかⅡ期治療をどのように計画するかにより、同じ装置を使用した歯列拡大でも意義が大きく異なってくる。以下に、私の考える歯列拡大の適応症の一例を示す。①歯軸および犬歯・臼歯関係が良好で「叢生が軽度」の症例このような症例においては歯列拡大によって叢生を減らすことにより非抜歯治療への移行が可能となる場合が多い。②歯軸が唇側傾斜し軟組織プロファイルに問題がある症例口元のプロファイルを改善するためには、前歯を舌側に移動することが必要である。そのためのスペースは抜歯により確保するが、叢生量が多い場合には確保したスペースが叢生の改善に消化されてしまうため、前歯の移動量が不十分となることがある。このような症例に対しては抜歯を前提とした上で移動量を確保するために歯列拡大を選択することは有効だ。③片側性、両側性の臼歯部交叉咬合これらの症状が認められる場合、顎偏位の増悪を防止するために臼歯の幅径を調整する目的で歯列拡大が適応となる場合がある。④Ⅱ期治療における固定を弱くするための歯列拡大Ⅱ期治療において抜歯が必要と判断した場合でも、歯列拡大により叢生量を減らすことで、固定を弱くすることができる場合がある。これも抜歯を前提とした上での拡大治療である。⑤永久歯歯胚の位置異常に対する予防的な歯列拡大永久歯歯胚の位置異常に対して異所萌出や埋伏歯への移行を予防する目的で歯列拡大が選択される場合がある。しかし、このような症状に対する歯列拡大は選択肢の一つであり、他の方法が適応の場合もあるため慎重な診査が必要である。以上は一例であり、叢生の改善以外の目的で歯列拡大が適応となる場合もあるだろう。しかし、どのような目的であっても理想的で具体的なゴールから逆算した慎重な治療計画を立てることが歯列拡大の正しい理解につながるはずである。アライナー矯正の「本音」を語るディープなセミナー開催2022年02月16日(水)22:00から、アライナー矯正のトップランナー岡野修一郎先生と南舘崇夫先生が、最先端の治療ケースやこれからの可能性などアライナーについて深くディスカッション。小臼歯抜歯症例やアタッチメントの数を最小限にした症例、時代に沿ったリモート管理で通院回数を大幅に減らしたケースなど、ここでしか聞けない矯正医の「本音」が聞けちゃいます。下のボタンから詳細が確認できます。この機会にぜひ!セミナーに申し込む
矯正歯科医 ✕ ドクターK
2022年1月29日
解けなきゃヤバい?113回歯科国試「重要」問題集<後編>

解けなきゃヤバい?113回歯科国試「重要」問題集<後編>

今回は前回の続きになります。113回国試のC問題とD問題で質問が多い&もう少し理解を深めておいて欲しい問題をまとめてみました。113回歯科医師国家試験の問題は厚生労働省ホームページでダウンロードできます。C問題【dentalkokushiのコメント】113回国試では免疫に関する出題は…なんとこの1問のみでした。というわけで、114回国試では免疫に関する問題がもう少し出題されるんじゃないかな…と思います。難しい問題は出題されませんので、とにかく基本的な内容をきちんと説明できるようにしましょう。→【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】尿素は肝臓の尿素回路で産生されます。かなり基本的な事項だと思うのですが、腎臓で尿素が産生されると間違っている方が非常に多いところでもあります。腎臓は尿素を作るところではなく、尿を作るところです! 基本ですので間違わないようにしてくださいね。腎臓の調子が悪い場合には尿素(≒尿素窒素:BUN)は血液中にたまることになります。腎臓にBUNがたまるわけではありません。ここも間違っている方が非常に多いところです。→【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】歯科疾患に行動変容を当てはめる問題でした。現在新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大していますが、厚生労働省が呼び掛けている「新しい生活様式」はまさに行動変容のためのアプローチなわけです。身近なものに置き換えて説明するとわかりやすいですね。【dentalkokushiのコメント】児童虐待に関する選択肢eが正解でしたが、一緒に児童虐待防止法に基づく通告先も確認しておきましょう。児童虐待防止法に基づく通告先は下記の3か所になります。市町村児童相談所福祉事務所児童虐待防止法に基づく通告先は111C34で出題されていますのでご確認ください。福祉事務所については生活保護の申請先としても有名です。→【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】矯正治療の流れを聞く問題でした。細かい知識を出題しているわけではなく、歯科医師としての常識を問う問題で、とても良い問題だと思います。レベリング(ファーストオーダーベンド)が終了したら、歯体移動をすることになりますが、4番を抜いているので、まずは3番を遠心に動かさないと切歯の移動ができません。したがって、選択肢b「犬歯の遠心移動」(もちろん歯体移動ですよ)を選択することになります。最近の矯正の臨床問題はこのような臨床の常識ともいうべき基本的な内容が積極的に出題される傾向にあります。かつてのようにポリゴン表を見て機械的に解答する問題はほとんど出題されていないことに注意してください。過去問を漫然と解いても合格点を取ることが難しくなっているということです(漫然と過去問を繰り返すのではなく、dentalkokushiがしばしば言っている過去問研究を実行する必要があります)。【dentalkokushiのコメント】法医学関連の問題です。最近の国試では法医学に関連する問題が毎回数問出題されますが、細かいことは絶対に出題されませんし、仮にわからない場合でも消去法で解答できる問題が多いです。本問も、正解になる選択肢aがわからなかったとしても、他の選択肢を消去することで正解にたどりつくことができる問題でした。→【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】本問はホルモンに関する総合的な問題でした。112C1の発展的な問題です。112C1の選択肢も含めてきちんと検討(研究)していた方にとってはキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!という内容だったかと思います。112C1ではガストリンについて問われていたわけですが、ガストリンは胃から分泌されます。ということは、113C33選択肢a「胃」は確実に正解しなければならない問題だったわけですね。→【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】印象というのは加圧印象が原則ですよね。まずここを確認しましょう。したがって、選択肢c「トレー顎堤粘膜面のスペーサーの付与」はあり得ません。最近の国家試験ではなんとなくそれっぽい言葉が含まれているけど、あり得ない内容の選択肢が出てくることがあります。これはそれっぽい言葉だけ覚えている人を合格させたくないという意味なんだと思います。つまり、理解度をしっかり試したいということでしょうから、あやふやに済ませないことが大事かなと思います。【dentalkokushiのコメント】SPECTについてストレートに問う問題でした。SPECTについては今後も出題される可能性がありますが、細かい内容は出題されないと思いますので、基本的な内容を知っておけばよいでしょう。ちなみに選択肢a「18F」はPETで使う薬剤のフルオロデオキシグルコースのことです。【dentalkokushiのコメント】本問は前装スペースの確認のためのシリコーンコアだったわけですが、113D85と108A68では支台歯形成後の切削量を確認するためにシリコーンコアを使っています。ここをきちんと区別しておきましょう。→【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】正答率が25~30%程度の問題ですので、不正解でも落ち込む必要はありません。ただし、選択肢cを選んではいけませんよ…。だって、両側に歯があって垂直的顎間関係が決まっているわけですからね!【dentalkokushiのコメント】接着修復に関する基本的な問題でした。接着修復にはいくつかのルールがあります。補助的保持形態は付与しない予防拡大はしない便宜拡大(=便宜形態)は付与する場合がある(ケースバイケース)さらにグラスアイオノマーセメント修復の場合にはベベルを付与しない(=バットジョイントにする)というルールが加わります。このルールを把握しているかどうかを問う問題だったわけです。画像がなくても解答できる問題でしたね…【参考になる動画】(※セファロは省略しました)【dentalkokushiのコメント】矯正用アンカースクリューに関する問題は、111回以降毎回出題されています。実際の矯正臨床ではアンカースクリューを使用するのが当たり前になっていますので今後も出題され続けると考えられます。ちなみに選択肢d「犬歯の口蓋側移動」は×です。しかし「犬歯の遠心移動」であれば正解となります。ほぼ同一の内容の問題が再度出題される可能性もありますので、確認しておきましょう。D問題【dentalkokushiのコメント】歯科理工学の基本中の基本を問う問題でした。正答率は95%程度ですので、このような基本問題が瞬時に解答できないと合格は困難になるでしょう。dentalkokushiが良く言うところの「ドーナツの真ん中」です。【dentalkokushiのコメント】本問は簡単そうで意外と正答率が伸びなかった問題でした(正答率75%程度)。丸暗記ではなかなか対応しづらい問題で合否を分けた問題となりました。以下プロセスを記しておきますので参考にしてください。血液凝固因子の中には肝臓で合成されるものがありますので、選択肢b「肝硬変」で血液凝固因子が合成できなくなり、プロトロンビン時間が延長することになります。プロトロンビン時間に関係する血液凝固因子はビタミンK依存性血液凝固因子ですので、ビタミンKが不足するとビタミンK依存性血液凝固因子が肝臓で合成できなくなり、プロトロンビン時間は延長することになります。【dentalkokushiのコメント】本問も意外と正答率が伸びなかった問題でした。正答率は65%程度でしたので、合否を分けた問題となりました。選択肢dのStaphylococcusが正解でしたが、Staphylococcus属は黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)を想起して頂きたかったところです。黄色ブドウ球菌は皮膚等に広く分布するありふれた細菌ですからね・・・。黄色ブドウ球菌は歯科医師国家試験にとてもよく出題されます。有名な外毒素であるエンテロトキシンも黄色ブドウ球菌が産生する毒ですし。【参考になる動画】【dentalkokushiのコメント】フレアアップは慢性化膿性根尖性歯周炎が急性化することを言います。解剖学的根尖孔からの根管治療器具の突き出しが原因で生じます。根尖孔付近は非常にデリケートな部位で、取扱いが難しい場所ですので、リーマーやファイルの先端が根尖孔から突き出すことがあり得ます。日常臨床ではフレアアップはそれなりに遭遇しますので、知らなかった方はこの機会に意識しておいてください。【dentalkokushiのコメント】紅板症、白板症、扁平苔癬などの疾患は以前は前癌病変や前癌状態などに区別されていましたが、現在は口腔潜在的悪性疾患とひとまとめの分類に再編されました。【dentalkokushiのコメント】問題文を読んだ瞬間にアドレナリン反転とわからなければ解けない問題ですね。ストーリーとしてはアドレナリンを投与したはずなのに、血圧が下がるという怪現象(?)です。つまりα1受容体が遮断されしまったため、残ったβ1受容体とβ2受容体の関係を考える問題、、、ということになります。ちなみに私は113回国試1日目終了後に2日目の出題内容の予想をしていたのですが、アドレナリン反転は見事に的中していました(動画)。ストーリーが理解されているなら、α1受容体を遮断する可能性がある薬物を選べばよいわけです。つまり、選択肢abeはアドレナリン受容体とは全然関係がない薬物ですので、消去すればよいのです。そうすると、残った選択肢cとd(どちらも抗精神病薬でした)が正解ということになります。選択肢cとdの薬物名を記憶していることを要求しているわけではなく、アドレナリン反転のストーリーがきちんと把握されていれば解答できる問題だったわけです。類題としては108A32、111B51がありますので、確認しておいてください。この2問を見ると過去問研究の重要性がお分かり頂けるのではないかと思います。歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる
dentalkokushi
2020年8月10日

関連用語

レジン修復 (238)

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に
1D SNS
掲載情報について

1D(ワンディー)は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。

トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。

本サイトは、歯科医療関係者(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等)を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。

SNS
1D - 歯科医師/歯科技師/歯科衛生士のセミナー視聴サービスなら
© 2026 1D inc.