ウクライナからの避難民に無料で歯科治療を提供、愛知県歯科医師会
影響が広がる、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。歯科業界からも、日本に避難してきたウクライナ人を対象とした支援活動が始まっている。愛知県歯科医師会は、ウクライナから愛知県内に避難してきた人に対して、歯科治療を無料で提供する方針を固めた。短期滞在ビザで日本に避難し、健康保険証の交付を受けていない人が対象となる。治療費は、愛知県歯科医師会が全額負担する。歯科治療は、名古屋市中区にある愛知県歯科医師会館で行う。早ければ5月中にも無料治療を開始ゴールデンウィーク明けに日程等を詰めていき、予算規模などを含めた詳細が決まり次第、早ければ5月中をめどに無料での歯科治療の提供を開始できる見込みだ。担当者は「お金の問題で治療を受けられないことがあってはならず、人道的観点で支援を決めた」と報道陣に対して話している。愛知県歯科医師会の内堀典保会長は「困っているウクライナ人の負担を少しでも軽減したい」と語る。こうした取り組みは全国初避難してきたウクライナ人に対する医療提供については、政府が管理する一時滞在施設に滞在していれば、国が医療費を全額負担している。その一方で、知人の元に身を寄せているなど一時滞在施設に滞在していない人は、在留資格を変更しなければ国民健康保険に加入することができず、全額自己負担となっていた。日本歯科医師会によれば、今回の愛知県歯科医師会のような取り組みは他の都道府県でも把握できておらず、全国で初めての取り組みとなりそうだ。今後、他の地域の歯科医師会にも同様の活動が広がっていくことを期待したい。参考文献『避難民の歯治療無料に、短期ビザ対象 愛知』産経新聞, 2022年4月28日.『【独自】ウクライナ避難民無料 愛知県歯科医師会が方針』中日新聞, 2022年4月28日.