歯科用語集
2025年10月28日

オリゴ糖

「オリゴ糖」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

オリゴ糖とは、2〜10個の単糖が結合した糖類の一種である。語源はギリシャ語の「oligos(少ない)」に由来し、少数の単糖から構成されることを示している。オリゴ糖は、フラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖など、さまざまな種類が存在し、食品やサプリメントに広く利用されている。特に、腸内環境を整える効果が期待されており、プレバイオティクスとしての役割も果たす。歯科領域においては、虫歯の原因となる酸を生成しにくい特性があるため、口腔内の健康維持に寄与する可能性がある。


臨床における位置づけ・判断基準

オリゴ糖は、特に歯科臨床において、虫歯予防や口腔内の健康維持に関連する重要な要素として位置づけられている。オリゴ糖は、虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑制する効果があるため、歯科医師や歯科衛生士は、患者に対してオリゴ糖を含む食品やサプリメントの摂取を推奨することがある。また、オリゴ糖の摂取量や種類に関する判断基準は、患者の口腔内の状態や生活習慣に基づいて行われるべきである。これにより、個々の患者に最適なアプローチを提供することが可能となる。


関連用語・類義語との違い

オリゴ糖に関連する用語としては、プレバイオティクスやプロバイオティクスが挙げられる。プレバイオティクスは、腸内の善玉菌を増やす成分を指し、オリゴ糖はその一例である。一方、プロバイオティクスは、腸内に存在する善玉菌そのものを指すため、両者は異なる概念である。また、オリゴ糖は糖類の一種であり、単糖や多糖とは異なる分類に属する。これらの違いを理解することで、歯科医療における栄養指導や患者への説明がより明確になる。


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オリゴ糖の定義とその特性オリゴ糖とは、2〜10個の単糖が結合した炭水化物の一種であり、消化酵素によって分解されにくい特性を持つ。これにより、腸内での善玉菌の栄養源となり、腸内フローラの改善に寄与する。歯科領域においては、オリゴ糖が口腔内の微生物バランスに与える影響が注目されている。特に、虫歯の原因となるミュータンス菌の抑制に寄与する可能性があるため、臨床での応用が期待される。オリゴ糖の歯科におけるメリットとデメリットオリゴ糖の利用にはいくつかのメリットが存在する。まず、虫歯のリスクを低下させる可能性がある点である。オリゴ糖は、ミュータンス菌の代謝を抑制し、酸の生成を減少させることが示唆されている。また、口腔内のpHを安定させる効果も期待できる。一方で、デメリットとしては、過剰摂取が腸内でのガス生成を促進し、腹部膨満感を引き起こす可能性がある点が挙げられる。したがって、適切な使用量を守ることが重要である。オリゴ糖の使用方法とその手順オリゴ糖を歯科臨床で利用する際の手順は、まず患者に対してオリゴ糖の効果を説明し、摂取方法を指導することから始まる。具体的には、オリゴ糖を含む食品やサプリメントを推奨し、日常的な摂取を促す。さらに、定期的な診査を通じて、口腔内の状態を観察し、オリゴ糖の効果を評価することが重要である。患者の反応や口腔内の変化に応じて、使用方法を調整することが求められる。臨床症例におけるオリゴ糖の効果実際の臨床症例において、オリゴ糖を摂取した患者の口腔内環境が改善された事例が報告されている。例えば、虫歯の再発リスクが高い患者にオリゴ糖を導入した結果、虫歯の発生率が低下したというデータがある。このような症例は、オリゴ糖の有効性を示すものであり、今後の歯科治療における新たな選択肢としての可能性を示唆している。オリゴ糖の導入における注意点オリゴ糖を歯科臨床に導入する際には、いくつかの注意点がある。まず、患者の食生活やアレルギー歴を確認し、適切な製品を選定することが重要である。また、オリゴ糖の効果を最大限に引き出すためには、他の口腔ケアと併用することが推奨される。さらに、患者に対してオリゴ糖の摂取に関する教育を行い、正しい理解を促すことが必要である。まとめ:オリゴ糖の今後の展望オリゴ糖は、歯科臨床において新たな治療法としての可能性を秘めている。虫歯予防や口腔内環境の改善に寄与することが期待されるため、今後の研究や臨床応用が待たれる。歯科医師や歯科衛生士は、オリゴ糖の特性を理解し、患者に対して適切な情報を提供することで、より良い口腔ケアを実現することができるであろう。
1D編集部
2024年6月1日
虫歯にならない?”シュガーレス”食品のウソ・ホント

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近年、健康志向やダイエット志向が広がりを見せ、世の中には低カロリーやカロリーゼロ、シュガーレス、ノンシュガーなどをうたった商品があふれている。歯科で注目すべきはシュガーレスやノンシュガー、無糖、砂糖不使用などの表示であるが、明確な基準を理解できているだろうか。今回は、時代の流れにより基準が制定されてきた背景も交えながら考えていきたい。「ゼロ」表示のルールこのような表示が始まったときは法的には明確な基準はなく、各メーカー独自の判断でなされていたため、消費者の混乱を招く恐れがあった。そこでこれらを統一するため、平成7年、栄養改善法上に「栄養表示基準制度」が設けられた(平成14年の栄養改善法廃止に伴い、現在は健康増進法に移行している)。この規定により、「シュガーレス」「ノンシュガー」「無糖」「糖類ゼロ」などの糖類を含まない旨の表現は、食品100gもしくは飲料100mLに対し、単糖類または二糖類の糖類が0.5g未満であれば表示可能ということになった。糖類とは何を示すのかまず、糖類と糖質との違いについてである。糖類と糖質は言葉では少しの違いであるが、とても大きな違いがある。三大栄養素のひとつである炭水化物は糖質と食物繊維からできている。つまり、「糖質」とは「炭水化物から食物繊維を除いたもの」の総称であり、単糖類(ブドウ糖や果糖など)、二糖類(ショ糖、麦芽糖、乳糖など)、多糖類(オリゴ糖など)、糖アルコールなどがある。そして「糖類」というのは単糖類、二糖類の総称である。単糖類:その名のとおり、最小の単位の糖であり、消化せずにそのまま吸収できる。二糖類:乳糖などは最小単位の糖が2つ結合したもので、ブドウ糖(グルコース)とガラクトースからなる。またショ糖(スクロース)はブドウ糖(グルコース)とフルクトースからなる。糖類以外に含まれる甘味料単糖類、二糖類の糖類が規定の範囲を満たしている場合、何を入れて甘みを出したりしているのだろうか。現在使用されている甘味料は、大別すると、糖質系甘味料と非糖質系甘味料の2種類に分けられる。【糖質系甘味料】単糖類:ブドウ糖、果糖、異性化糖、転化糖二糖類:ショ糖、麦芽糖、乳糖、ラクチュロース、トレハロース、イソマルツロース、トレハルロースオリゴ糖:カップリングシュガー、フラクトオリゴ糖糖アルコール:ソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、還元水飴化学修飾系:スクラロース【非糖質系甘味料】配糖体系:ステビア、グリチルリチンアミノ酸系:アスパルテーム化学合成系:アセサルフェームK、サッカリンこのなかでオリゴ糖や糖アルコール、スクラロース、非糖質系甘味料には、口の中の細菌に利用されない、あるいはされにくい性質を持つものが多く、う蝕になりにくい機能を挙げたチューインガムやキャンディ、歯磨き剤にも使用されている。特に、糖アルコールの一種であるキシリトールは砂糖と同程度の甘さがあり、他のう蝕を起こす糖で補わずとも十分な甘みをつけられるためよく用いられている。 そのほかの表示「糖類を含まない旨」を示す表示でなくとも、通常よりも糖類を控えた商品も多くあるが、栄養表示基準によると以下のように決まりがある。そして、「甘さひかえめ」などは栄養表示基準にも基準はない。これは、甘さというのは味覚に関する表示であり、栄養表示を目的としたものではないためである。甘さなどは個人によっても異なり、糖類の量を示す指標にはならない。多くの場合は、そのメーカーの通常の製品よりも糖類の添加量を少なくしていることを表しているが、特定の基準はない。「甘さ控えめ」は「糖類控えめ」とは限らず、紛らわしい表現となる。ノンシュガー≠う蝕にならない上記のことより、ノンシュガーやシュガーレスなど糖類を含まない旨の表記があるからといって、カリエスリスクがないわけではない。キシリトール入りと大きく表示されているお菓子でも、商品によってはう蝕を起こすものも含まれているものもある。キシリトールそれ自身にう蝕を起こす能力がないだけであり、う蝕の発生を防ぐ作用があるわけではないため、一概にキシリトールが含まれている商品を患者にすすめてはならない。また、う蝕の誘発性という意味では含有成分からだけでは判断が難しい。成分は同じでも形状によって歯垢 pHへの影響は異なるため、成分表示だけでは「歯に安全」、「う蝕になりにくい」というような判断もできない。このことから歯にとって安全であるかどうかの判定は、成分でなく食品全体としてなされなくてはならない。日本で食品全体としてテストを行っているのは、厚生省が行っている特定保健用食品と、国際組織であるトゥースフレンドリー協会が認定した「歯に信頼マーク」付きの食品だけである。以上のことをよく理解した上で、患者への適切な指導を行っていかねばならない。
482 TSUNAGU
2022年12月27日

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