歯科用語集
2025年10月28日

箱ひげ図

「箱ひげ図」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

箱ひげ図とは、データの分布を視覚的に表現するための統計的手法である。箱ひげ図は、データの中央値、四分位数、最小値、最大値を示すことで、データのばらつきや偏りを一目で把握できる。語源は、データの範囲を「箱」と「ひげ」で示すことから来ている。箱部分はデータの中央50%を示し、ひげ部分は外れ値を含む全体の範囲を示す。特に、臨床データの解析において、患者の治療結果や治療効果の比較に役立つ。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床において箱ひげ図は、特に治療効果の評価や患者群の比較において重要な役割を果たす。例えば、異なる治療法による患者の痛みのスコアを比較する際、箱ひげ図を用いることで、各治療法の効果のばらつきや中央値を視覚的に示すことができる。判断基準としては、中央値の位置や四分位範囲の広さが重要であり、これにより治療法の選択や患者への説明に役立つ。箱ひげ図は、データの外れ値を明示するため、異常値の検出にも有効である。


関連用語・類義語との違い

箱ひげ図に関連する用語としては、ヒストグラムや散布図が挙げられる。ヒストグラムはデータの頻度分布を示すものであり、箱ひげ図とは異なり、データの分布の形状を詳細に把握することができる。一方、散布図は二つの変数間の関係を示すもので、箱ひげ図とは異なる視点からデータを分析する。箱ひげ図は、特にデータの中心傾向とばらつきを強調するため、臨床データの比較において非常に有用である。


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