歯科用語集
2025年10月28日

コアカリキュラム

「コアカリキュラム」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

コアカリキュラムとは、教育課程の中で必須とされる基本的な内容や科目を指す用語である。特に、歯科衛生士教育においては、学生が習得すべき基本的な知識や技術を体系的に整理したものである。語源は英語の「core curriculum」であり、教育の中心となるべき内容を示す。歯科医療においては、臨床実習や基礎医学、歯科理論などが含まれ、学生が実践的なスキルを身につけるための基盤となる。


臨床における位置づけ・判断基準

コアカリキュラムは、歯科衛生士が臨床現場で必要とされる知識と技術を体系的に学ぶための重要な枠組みである。具体的には、患者の口腔衛生管理、予防処置、歯科診療補助などが含まれ、これらは保険点数にも関連している。臨床においては、コアカリキュラムに基づいた教育を受けた歯科衛生士が、患者のニーズに応じた適切な判断を行うことが求められる。したがって、コアカリキュラムは教育と実践の橋渡しをする役割を果たしている。

関連用語・類義語との違い

コアカリキュラムに関連する用語としては、「選択科目」や「専門課程」がある。選択科目は、学生が興味や将来のキャリアに応じて選ぶことができる科目であり、コアカリキュラムとは異なり必須ではない。一方、専門課程は特定の分野に特化した教育内容を指し、コアカリキュラムの上に位置づけられることが多い。これらの用語は、教育課程の構成において異なる役割を持ち、コアカリキュラムは基礎的な部分を担うものである。

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コアカリキュラムの重要性と歯科教育における実践的な活用法

コアカリキュラムの重要性と歯科教育における実践的な活用法

コアカリキュラムとは何かコアカリキュラムは、教育機関において必須とされる教育内容や学習目標を定めたカリキュラムのことを指す。歯科医師や歯科衛生士の教育においては、基礎的な知識や技術を習得するための重要な枠組みとなる。具体的には、解剖学、病理学、歯科診断、治療技術などが含まれ、これらは臨床での判断や処置に直結する。コアカリキュラムを通じて、学生は専門的な知識を体系的に学び、実践的なスキルを身につけることができる。コアカリキュラムの構成要素コアカリキュラムは、一般的に以下の要素から構成される。まず、基礎科目として解剖学や生理学があり、これにより人体の構造や機能を理解する。次に、臨床科目として歯科診断や治療技術があり、実際の患者に対する処置や術式を学ぶ。さらに、倫理や法律に関する教育も含まれ、歯科医師としての責任や義務を理解することが求められる。これらの要素は、学生が臨床現場で直面する様々な症例に対応するための基盤を形成する。コアカリキュラムの導入のメリットコアカリキュラムを導入することには多くのメリットがある。まず、教育の質が向上し、学生が必要な知識と技術を効率的に習得できる。次に、標準化された教育内容により、全国の歯科医師や歯科衛生士の専門性が均一化され、患者に対するサービスの質が向上する。また、コアカリキュラムに基づく教育は、国家試験の合格率向上にも寄与する。これにより、歯科医療の全体的なレベルが向上し、患者の健康に貢献することができる。コアカリキュラムの実践的な活用法コアカリキュラムを実践的に活用するためには、教育機関が臨床実習やシミュレーション教育を重視することが重要である。学生は、実際の症例を通じて学ぶことで、理論と実践を結びつけることができる。また、定期的な評価やフィードバックを行うことで、学生の理解度や技術の向上を確認し、必要に応じて指導を行うことが求められる。さらに、最新の研究や技術を取り入れることで、教育内容を常にアップデートし、学生に最前線の知識を提供することが重要である。コアカリキュラムにおける注意点コアカリキュラムを実施する際には、いくつかの注意点がある。まず、教育内容が時代遅れにならないように、定期的な見直しが必要である。また、学生の多様な学習スタイルに対応するために、柔軟な教育方法を取り入れることが求められる。さらに、実習や臨床経験が不足すると、理論だけでは実践に活かせないため、十分な実習機会を提供することが重要である。これらの点を考慮しながら、コアカリキュラムを効果的に運用することが求められる。まとめコアカリキュラムは、歯科医師や歯科衛生士の教育において不可欠な要素であり、専門的な知識と技術を体系的に学ぶための基盤を提供する。教育機関は、コアカリキュラムを通じて学生に質の高い教育を提供し、臨床現場での実践に役立つスキルを身につけさせることが求められる。これにより、歯科医療の質が向上し、患者の健康に貢献することができる。
1D編集部
2024年6月1日
歯学生に「情報・科学技術を活かす能力」を。歯学教育モデル・コア・カリキュラムが改訂

歯学生に「情報・科学技術を活かす能力」を。歯学教育モデル・コア・カリキュラムが改訂

文部科学省は2022年11月18日、歯学生が卒業までに身に付けておくべき、必須の実践的診療能力に関する学修目標等を示した「教育モデル・コアカリキュラム(2022年度改訂版)」を公表した。2001年3月から策定された「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」は、各大学が策定するカリキュラムのうち、全大学で共通して取り組むべき「コア」の部分を抽出し「モデル」として体系的に示したもので、歯学生の学修時間数の60%程度を目安としている。今回の改訂でのキャッチフレーズは「未来の社会や地域を見据え、多様な場や人をつなぎ活躍できる医療人の養成」。歯科医師に求められる基本的な資質能力を2040年以降の社会を想定し共通化したとのことだ。新たに共通項目となったのは「総合的に患者・生活者をみる姿勢」「情報・科学技術を活かす能力」の2項目で、歯科医師として求められる資質・能力を新設2項目を含む10項目で定義している。5つの大項目で学修目標を示し「診療参加型臨床実習の内容と分類」「代表的医科疾患・病態」「症候から鑑別すべき主な原因疾患」を別表として一覧表示している。学習方略としては、参考となる教育学の理論、代表的な用語解説を掲載。その他、評価・方策について参考となる18事例を紹介している。2022年度改訂版モデル・コア・カリキュラムは、2024~2029年度の入学生に適用が予定されている。参考文献文部科学省, 「歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)」, 2022年11月18日(PDF)
1D編集部
2022年11月22日
文科省、薬学教育のコアカリキュラムに「口腔ケア」の追記を検討

文科省、薬学教育のコアカリキュラムに「口腔ケア」の追記を検討

文部科学省は先日、第3回「薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会」を開催し、薬学教育のコアカリキュラムの素案の修正版を発表した。素案では、口腔ケアに関する内容の追記があった。今回改訂されるコアカリは、2024年度の入学生より適用される。薬剤師として求められる基本的な資質・能力、社会と薬学、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学・公衆衛生薬学、臨床薬学、薬学研究という7つの大項目で構成され、大項目の下には複数の中項目が並んでいる。さらにそれぞれに小項目を設定し、小項目ごとに狙いと学習目標、さらに学習目標達成に向けて必要な知識・技能を例示した学習事項を盛り込んでいる。歯科治療の知識と学習項目をコアカリに追加前回の委員会にて、歯科治療の知識と学習項目もコアカリキュラムに追加すべきという意見があった。この意見を踏まえ、セルフケア・セルフメディケーションに関する項目の学習事項に、口腔ケアなどの内容が追記されている。今後は歯科疾患や訪問歯科診療への関わりについても、コアカリキュラムに追加することを検討したいとしている。同委員会は今夏に再び素案について議論され、秋頃にパブリックコメントの実施を予定しているという。
1D編集部
2022年6月3日
【115回歯科医師国家試験】出題基準は変わらない?国試まであと半年、出題の要点を見直しておこう

【115回歯科医師国家試験】出題基準は変わらない?国試まであと半年、出題の要点を見直しておこう

歯科医師国家試験は4年毎の出題基準の改定がこれまでなされてきた。次の改定のタイミングは115回歯科医師国家試験のタイミングであった。しかし、115回歯科医師国家試験は国家試験の出題基準が変わらない可能性が浮上してきた。2021年3月3日、厚生労働省医政局医事課試験免許室は『歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書について』というプレスリリースを発表した。そこではこれからの歯科医師国家試験の出題方針や、多数回受験者への対応、歯科医師国家試験のコンピューター化といった多岐にわたる範囲でこれからの歯科医師国家試験のあり方が記されている。以下に箇条書きでそれを要約してみることにする。必修問題についてこれまで「1つ選べ」だけだったところを「2つ選べ」も採用する。問題数は80問を維持する。合格基準A領域、B領域、C領域の合格基準を見直し、総論と各論の2領域別に合格基準を設定する。相対評価で合格基準を決めることは変わらず。臨床実地問題は重みを置いて評価することも変わらず(恐らく1問3点なのは変わらず)。出題基準前回の報告書で充実を図るとした、高齢化等による疾病構造の変化に伴う歯科診療の変化に関する内容」、「地域包括ケアシステムの推進や多職種連携に関する内容」、 「口腔機能の維持向上や摂食機能障害への歯科診療に関する内容」、「医療安全やショック時の対応、職業倫理等に関する内容」については、今後も充実を図る。歯科医師として必要な、「和漢薬を服用する高齢者や全身疾患を持つ者等への対応に関する内容」 「医療のグローバル化に伴い、歯科医師による国際貢献がこれまで以上に求められている現状を踏まえた国際保健に関する内容」近年の歯科医療を巡る状況や歯学教育の教授内容を踏まえ出題を行う。臨床実習で経験する内容を考慮し、特に専門性の高い小児歯科や矯正歯科、口腔外科に関する内容は、臨床で遭遇する頻度等を踏まえて疾患等の位置付けを行う必要がある。CBTとの関連将来的には、共用試験(CBT)と国家試験 で出題内容を棲み分けし、出題範囲を絞ることについて議論を始める必要がある。共用試験臨床実習前OSCEと同様に、歯学系診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-CC PX)についても、将来的な国家試験への導入について検討を行うことが望まれる。多数回受験者への対応について受験回数制限等の導入は行わない。 ただし、臨床実習終了時から長期間経過した者や現在の診療参加型臨床実習前のカリキュラムによる実習を終えた者に共用試験前 OSCEやPost-CC PXを課す等の検討が必要である。歯科医師国家試験のコンピューター化についてより臨床現場に即した出題が期待でき、災害時や感染症の感染拡 大時等に柔軟な対応が可能となる。第三者による問題の評価国家試験終了後、試験委員だけでなく第三者による客観的な問題の評価が行われるようにすることが重要である。適用の時期以上を「早期に改善を行い、第116回試験(令和5年)から適用できるよう努める」と最後に記されている。例年では、4年毎に歯科医師国家試験の出題基準は変更されていて、115回国家試験は新たな出題基準になる予定だったが、新6年生が受験する115回は114回と同じ基準で出題されることになる。116回歯科医師国家試験を受ける新5年生はどのように過ごす?以上の変更が出題されるのは116回からということになるだろう。つまり、新5年生が受験する予定の116回歯科医師国家試験は、必修に「2つ選べ」が出ることで、問題のレベルが難化するのは間違いないといえる。そして、具体的な出題としては「和漢薬を服用する高齢者」とあることから漢方薬に関する出題がある可能性がある。歯科では口内炎に適応の半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)や、関節痛に適応がある芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)など11の漢方薬が保険収載されていて、2017年からは歯学教育コアカリキュラムに含まれていることから出題されてもおかしくはないはずだ。「国際保健に関する内容」とあることからWHOやCDCといった機関に関する問題の出題がされるかもしれない。コロナ禍により、ニュースでもWHOやCDCの文字はよく目にするようになったことから、一般教養的な要素もあるため、ここが出題されてもおかしくはないだろう。また、その先ではCBTとの出題範囲の住み分けが明確にされる可能性がある。病院実習前の学生に聞く質問と病院実習を経験した学生に聞く質問に分けるということは、臨床に即した問題を国家試験に出題したいともとれる。新5年生より下の歯学部学生の1Dニュース読者は、そこを意識して学生生活を過ごしてもいいのではないかと思う。【第115回歯科国試】直前ライブ講義【必修&出題予想】的中続出、dentalkokushi先生の人気講義をオンラインで開催!115回歯科国試で絶対に合格しておくために、最後の追い込みに集中しましょう。単なる知識の羅列ではなく、理由・思考過程についても詳しく説明し、dentalkokushi先生の過去問研究の成果を踏まえて出題可能性が高いところを徹底的に講義します。12月&1月の2回コースで115回歯科国試を乗り切る必修対策、出題予想です。お見逃しなく!今すぐ申し込む参考文献歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書について, 厚生労働省, <URL>薬価基準による歯科関係薬剤点数表, 日本歯科医師会, <URL>
宇梶 淳平
2021年9月1日

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