歯科用語集
2025年10月28日

FDI方式

「FDI方式」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【ルポ】歯科医師国家試験、多浪生の現実

定義・語源

FDI方式とは、国際的に認知された歯科用の歯の番号付けシステムであり、特に歯科医療の現場で広く使用されている。FDIは「Fédération Dentaire Internationale」の略称で、国際歯科連盟が提唱したものである。この方式は、各歯に対して二桁の数字を割り当て、上顎と下顎、右側と左側を明確に区別することができる。具体的には、1から4の数字が上顎、5から8の数字が下顎に対応し、さらにそれぞれの歯に対して個別の番号が付与される。これにより、歯科医師は迅速かつ正確に患者の口腔内の状態を把握することが可能となる。


臨床における位置づけ・判断基準

FDI方式は、臨床現場において非常に重要な役割を果たす。特に、患者の診断や治療計画を立てる際に、歯の位置を明確に示すために用いられる。この方式を使用することで、歯科医師は患者の口腔内の状態を正確に把握し、適切な治療を行うことができる。また、FDI方式は、歯科衛生士が口腔ケアを行う際にも役立つ。例えば、歯石除去やブラッシング指導の際に、特定の歯を指示する際にこの番号付けが有効である。

関連用語・類義語との違い

FDI方式に関連する用語としては、ISO方式や日本の「歯科用語」などがある。ISO方式は、国際標準化機構が定めた歯の番号付けシステムであり、FDI方式と似たような目的を持つが、番号の付け方や構造が異なる。日本の歯科用語では、特定の歯に対して一般的な名称が用いられることが多く、FDI方式のように番号で示すことは少ない。このように、FDI方式は国際的な基準に基づいているため、他の方式と比較してもその利便性や正確性が際立っている。

1Dプレミアム
1Dプレミアム

関連用語

レジン修復 (238)

PICK UP
【便利】歯科用語をイッパツ変換できるユーザー辞書を無料配布
【ルポ】歯科医師国家試験、多浪生の現実
1D SNS
掲載情報について

1D(ワンディー)は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士向けの情報が集まる、日本最大級の専門メディアです。

トップレベルの臨床家・研究者からオンラインで学べる「歯科セミナー」や、臨床・経営・ライフスタイルの最新情報が収集できる「歯科ニュース」など、多彩な歯科医療コンテンツを配信しています。

本サイトは、歯科医療関係者(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手・歯科学生等)を対象に、歯科医療の臨床・研究・経営等に関する情報を集約したものです。歯科医療関係者以外の一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

また、本サイトで提供する情報について細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性・有用性等に関して保証するものではありません。詳細は利用規約をご覧ください。

SNS
1D - 歯科医師/歯科技師/歯科衛生士のセミナー視聴サービスなら
© 2025 1D inc.