歯科用語集
2025年10月28日

NCDs

「NCDs」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

「NCDs」とは、Non-Communicable Diseases(非感染性疾患)の略称であり、主に生活習慣や環境要因に起因する疾患を指す。これには心血管疾患、糖尿病、慢性呼吸器疾患、がんなどが含まれる。NCDsは、感染症とは異なり、他者に感染することはないが、生活習慣の改善や早期発見が重要である。語源としては、英語の「non-communicable(非感染性)」と「diseases(疾患)」から成り立っている。これらの疾患は、特に高齢化社会において増加傾向にあり、国際的な健康問題としても注目されている。


臨床における位置づけ・判断基準

NCDsは、歯科医療においても重要な位置を占める。特に、糖尿病や心血管疾患は、口腔内の健康状態に直接的な影響を及ぼすことが知られている。例えば、糖尿病患者は歯周病のリスクが高まるため、歯科医師は患者の全身的な健康状態を考慮しながら治療を行う必要がある。また、NCDsの管理には、患者の生活習慣の改善や定期的なチェックが求められる。これにより、口腔内の健康を維持し、全身的な疾患の予防にも寄与することができる。

関連用語・類義語との違い

NCDsに関連する用語としては、生活習慣病や慢性疾患が挙げられる。生活習慣病は、NCDsの一部として位置づけられ、主に食生活や運動不足、喫煙などの生活習慣が原因で発症する疾患を指す。一方、慢性疾患は、NCDsの中でも特に長期にわたって症状が持続する疾患を指す。これらの用語は相互に関連しているが、NCDsはより広範な概念であり、感染症以外のすべての疾患を含むため、注意が必要である。

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NCDsの理解と歯科臨床への応用。症例と診断に役立つ処置と術式のポイント

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NCDsとは何か非感染性疾患(NCDs)は、歯科医療においても重要な概念である。これらの疾患は、う蝕や歯周病などの感染性疾患とは異なり、生活習慣や遺伝的要因が大きく影響する。NCDsには、糖尿病、心血管疾患、慢性呼吸器疾患、がんなどが含まれ、これらは歯科治療においても考慮すべき要素である。歯科医師や歯科衛生士は、NCDsの患者に対して適切な診断と処置を行う必要がある。特に、NCDsが口腔内の健康に与える影響を理解することは、患者の全身的な健康管理においても重要である。NCDsと口腔健康の関連性NCDsは口腔健康に直接的な影響を及ぼすことが多い。例えば、糖尿病患者は、血糖値のコントロールが不十分な場合、歯周病のリスクが高まることが知られている。また、心血管疾患の患者は、口腔内の感染が全身に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要である。歯科医師は、NCDsを持つ患者に対して、口腔内の状態を定期的に診査し、適切な処置を行うことが求められる。これにより、患者の全身的な健康を維持することが可能となる。NCDs患者への診断と処置の手順NCDsを持つ患者に対する診断と処置は、通常の歯科治療とは異なるアプローチが必要である。まず、患者の病歴を詳細に聴取し、NCDsの種類や重症度を把握することが重要である。次に、口腔内の診査を行い、歯周病やう蝕の有無を確認する。処置においては、患者の全身状態を考慮し、適切な術式を選択する必要がある。例えば、糖尿病患者には、感染リスクを低減するための予防的な処置が求められる。NCDsに関連する症例の考察NCDsに関連する症例は多岐にわたるが、特に糖尿病患者の歯周病は、臨床でよく見られる問題である。糖尿病患者は、血糖コントロールが不十分な場合、歯周病の進行が早くなるため、早期の診断と適切な処置が必要である。また、心血管疾患を持つ患者に対しては、口腔内の感染が心臓に影響を及ぼす可能性があるため、注意深い管理が求められる。これらの症例を通じて、NCDsと口腔健康の関連性を理解し、患者に対する適切なアプローチを考えることが重要である。NCDsに対する治療のメリットとデメリットNCDsに対する治療には、いくつかのメリットとデメリットが存在する。メリットとしては、早期の診断と適切な処置により、口腔内の健康を維持し、全身的な健康を改善することができる点が挙げられる。また、NCDsの患者に対する教育を行うことで、患者自身の健康管理能力を向上させることも可能である。一方、デメリットとしては、NCDsを持つ患者は、治療に対する反応が個々に異なるため、治療計画が複雑になることがある。また、全身的な健康状態に影響を与える可能性があるため、慎重な判断が求められる。NCDs治療における注意点NCDsを持つ患者に対する治療では、いくつかの注意点がある。まず、患者の全身状態を常に把握し、治療計画を柔軟に変更することが重要である。また、患者の服薬状況や生活習慣についても確認し、必要に応じてアドバイスを行うことが求められる。さらに、NCDsの患者は、感染リスクが高まるため、治療前後の感染予防策を徹底することが必要である。これにより、患者の安全を確保し、治療の成功率を高めることができる。まとめNCDsは、歯科医療において重要なテーマであり、患者の口腔健康と全身的な健康に深く関わっている。歯科医師や歯科衛生士は、NCDsに対する理解を深め、適切な診断と処置を行うことで、患者の健康を維持する役割を果たすことが求められる。今後も、NCDsに関する知識を更新し、臨床での応用を進めていくことが重要である。
1D編集部
2024年6月1日
「噛める」ということの価値

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少子高齢化が進む日本。これにより非感染性疾患(NCDs)の罹患が深刻化するという。口腔疾患と全身疾患例えば過剰な砂糖摂取は肥満を誘発し、糖尿病やう蝕の進行にも影響を及ぼす。また喫煙はがんの発生要因の1つであり、歯周組織を破壊して歯の喪失をも引き起こす。このように、口腔疾患は全身疾患と、不健康な食生活・喫煙・過度の飲酒などのリスクファクターを共有しているのである。中でも適切な栄養をとることはNCDsの予防に不可欠であり、ほかの全身疾患の予防においても重要な役割を担うとされている。口腔保健と全身の健康について述べられる機会はよく目にするが、栄養との関係についてはどうだろう。今後口腔保健と栄養の関連性を語る上で、不足している部分について見ていこう。「う蝕がある人」は「栄養状態不良」?口腔の健康を損なうと健康な食生活は困難となる。例えば歯数が少なかったり口腔内乾燥があったりすると食事がしづらくなるなどである。言い換えれば良い口腔健康は適切な栄養摂取をもたらし、栄養状態と口腔健康状態には関連性があるといえる。野菜、果実、全粒穀物の十分な摂取はNCDs予防をもたらすというエビデンスはすでに確立している。これは若年者から高齢者まで、生涯にわたって言えることである。栄養状態不良な人のう蝕リスクを調査した報告は多い。例えば「砂糖の摂取量が多い人はう蝕率が高い」など。しかし逆に、う蝕がある人の栄養状態不良リスクを調査した報告は少ない。う蝕歯が少なくても食生活の偏っている人はいるかもしれないし、逆にう蝕歯が多い人は必ず偏った食生活を送っているのだろうか?このように健康的な食生活が口腔疾患のリスクを下げるかどうかについて、適正体重と喪失指数・PIの関連性を検討した研究等はあるものの、いまだエビデンスが不足しているのが現状である。歯の喪失など、広い意味での口腔疾患により健康的な食生活が送れないことだけでなく、健康的な食生活を送れば口腔疾患リスクを下げられるということを示せば、より理解が深まり予防に努める者が増えるのではないだろうか。今後はこれらの関係も示し、正しく理解していくことが必要である。歯科セミナーなら「1D(ワンディー)」で!日本最大級の歯科医療メディア「1D」では、診療に役立つオンラインセミナーを多数開催中。もっと知りたい臨床トピックから超ニッチな学術トピックまで、参加したいセミナーが見つかります。下記ボタンから、開催中のセミナーを見てみましょう!開催セミナーを見てみる参考文献「健康長寿のための口腔保健と栄養をむすぶエビデンスブック」深井穫博 編, 医歯薬出版, 2019「成人女性の口腔内状況と食生活との関連性」一宮 頼子, 1995
ミホ
2019年11月30日

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