パーフォレーション(穿孔)/ perforation

「パーフォレーション(穿孔)/ perforation」とは?歯科用語を解説
2020年09月24日

パーフォレーション(穿孔)/perforationとは?

パーフォレーション(perforation)とは、根管治療をしている際に生じることのある偶発症の一つである。パーフォレーションは「穿孔」ともいう。パーフォレーションは、根管と歯周組織または口腔との間に人工的に形成された交通路であると定義できる。
歯科医療者の間では、根管治療中にパーフォレーションしてしまうことを俗に「パフォる(パーフォレーションする)」と呼んでいる。

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パーフォレーション(穿孔)/perforationの分類

パーフォレーション(穿孔)の分類として、パーフォレーションした部位による分類法がある。すなわち、歯頚部1/3で生じたパーフォレーション、歯根中間部1/3で生じたパーフォレーション、根尖部1/3で生じたパーフォレーションの3つに分類する方法である。
歯頚部1/3におけるパーフォレーションとは、歯冠部や髄床底部、根管口側方部でパーフォレーションが生じた場合である。歯頚部におけるパーフォレーションの場合、歯周ポケットと交通すると予後が悪くなるとされている。
なお、根尖部1/3におけるパーフォレーションは外科的治療が可能な場合は予後は比較的良好である。

パーフォレーションリペア(穿孔修復)

パーフォレーション(穿孔)した根管を治療することを、パーフォレーションリペアという。パーフォレーションリペアは日本語では穿孔修復という。
パーフォレーションした歯の予後について、以前は抜歯が適用されることも多かったが、現在ではマテリアルの発達により封鎖性が向上したため、保存的治療が可能となった。




「パーフォレーション(穿孔)/ perforation」の文献・書籍など

【読み】

ぱーふぉれーしょん(せんこう)

【文献・書籍】

『エンドドンティクス 第2版』, 興地隆史ら, 株式会社永末書店, 2018.
『歯内治療学 第4版』, 中村洋ら, 医歯薬出版株式会社, 2012.
『新・楽しくわかるクリニカルエンドドントロジー』小林千尋, 医歯薬出版株式会社, 2013.