歯科用語集
2025年10月28日

プローブ

「プローブ」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

プローブとは、歯科において主に歯周病の診断や治療に用いられる器具である。語源は英語の「probe」であり、「探る」という意味を持つ。プローブは、歯周ポケットの深さを測定するための細長い器具で、先端には特定の形状を持つ測定部が設けられている。一般的には、金属製やプラスチック製のものが多く、歯科医師や歯科衛生士が使用する際には、正確な測定が求められる。プローブの分類には、歯周プローブ、探針、スケーラーなどがあり、それぞれの用途に応じて異なる設計がなされている。


臨床における位置づけ・判断基準

プローブは、歯周病の診断において不可欠なツールである。臨床現場では、歯周ポケットの深さを測定することで、歯周病の進行度を評価し、治療方針を決定する基準となる。一般的に、ポケットの深さが4mm以上であれば、歯周病のリスクが高いとされ、5mm以上の場合は治療が必要とされる。プローブを使用する際には、正確な測定を行うために、適切な力加減と角度が求められる。また、プローブの測定結果は、保険点数の算定にも影響を与えるため、正確な記録が重要である。

関連用語・類義語との違い

プローブに関連する用語としては、スケーラーや探針が挙げられる。スケーラーは、歯石除去に特化した器具であり、プローブとは異なり、測定機能は持たない。一方、探針は、歯の表面や歯周ポケットの状態を確認するための器具で、プローブと似た機能を持つが、通常はより細い形状をしている。プローブは、特に歯周病の診断に特化しているため、他の器具とは明確に役割が異なる。これらの用語を正しく理解し、臨床現場での適切な使用を心がけることが重要である。

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