歯科用語集

2022年04月19日

テンションリッジ(堤状隆起)

「テンションリッジ(堤状隆起)」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

テンションリッジ(堤状隆起)とは?

テンションリッジ(堤状隆起)とは、上顎口蓋側歯肉の堤状を呈する腫脹のことです。

テンションリッジ(堤状隆起)の原因

テンションリッジ(堤状隆起)の原因は、口呼吸だと考えられています。

テンションリッジの形成機序は詳細には明らかにされていませんが、模型を用いた研究より、口呼吸の気流によっ て口蓋辺縁部が最も乾燥 することから、口呼吸とテンションリッジの関係が推測されています。

習慣的に口呼吸をしている患者の場合、正常な鼻呼吸を行う者に比べて、口腔粘膜が乾燥します。すると組織の抵抗力低下が起きます。また、デンタルプラークは乾燥し、歯面に強固に付着する現象が起きます。さらに、唾液由来の成分の減少によりプラークの細菌叢が変化します。これにより歯肉の発赤や腫脹・肥厚を生じ、テンションリッジ(堤状隆起)がみられやすくなると言われています。

腫脹部分では、辺縁歯肉における角化の亢進及び結合組織における炎症性細胞浸潤、線維性結合組織の肥厚に伴う上皮突起の増殖、外縁上皮や、内縁上皮の肥厚、血管の拡張による充血が認められたとの報告があります。

口呼吸患者には、テンションリッジ(堤状隆起)以外にもブレージングライン(口呼吸線)や口唇の乾燥といった特徴が見られます。
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