歯科用語集
2025年10月28日

既往歴

「既往歴」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

既往歴とは、患者が過去に経験した病歴や治療歴を指す用語である。語源は「既往」と「歴」であり、「既往」は過去の出来事を、「歴」はその経過を意味する。歯科においては、患者の全身的な健康状態や過去の病歴が、歯科治療におけるリスク評価や治療方針の決定に重要な役割を果たす。既往歴は、特に全身疾患やアレルギー、過去の歯科治療歴などが含まれ、これらの情報は患者の安全を確保するために不可欠である。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床現場において、既往歴は患者の診断や治療計画を立てる際の基本情報となる。例えば、心疾患や糖尿病などの全身疾患がある患者に対しては、特別な配慮が必要であり、治療の際にはそのリスクを考慮する必要がある。また、アレルギー歴がある場合は、使用する薬剤や材料に対して注意を払うことが求められる。既往歴の確認は、初診時の問診やカルテの記載において重要なプロセスであり、患者の健康を守るための判断基準となる。

関連用語・類義語との違い

既往歴に関連する用語としては、「現病歴」や「家族歴」がある。現病歴は、現在の病状や症状に関する情報を指し、患者の現在の健康状態を把握するために重要である。一方、家族歴は、家族における病歴を示し、遺伝的な要因を考慮する際に役立つ。これらの用語は、既往歴とは異なるが、患者の全体的な健康状態を理解するためには、いずれも重要な情報源である。既往歴は過去の病歴に特化しているため、他の病歴情報と組み合わせて使用することが望ましい。

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