歯科用語集
2025年10月28日

エリテマトーデス

「エリテマトーデス」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

エリテマトーデス(英:Systemic Lupus Erythematosus、略称:SLE)は、自己免疫疾患の一種であり、全身性の炎症を引き起こす病態である。この疾患は、免疫系が自己の組織を攻撃することによって発症し、皮膚、関節、内臓など多岐にわたる臓器に影響を及ぼす。語源は、ラテン語の「lupus(狼)」と「erythema(紅斑)」に由来し、狼のような顔の紅斑が特徴的であることから名付けられた。エリテマトーデスは、特に女性に多く見られ、発症年齢は主に15歳から45歳の間である。


臨床における位置づけ・判断基準

エリテマトーデスは、歯科臨床においても注意が必要な疾患である。特に、口腔内の潰瘍や口内炎が見られることがあり、これらはエリテマトーデスの一症状として認識される。診断には、臨床症状に加え、抗核抗体(ANA)や抗DNA抗体の検査が用いられる。歯科医師は、患者の全身状態を把握し、必要に応じて内科医との連携を図ることが求められる。また、エリテマトーデス患者に対しては、ストレス管理や口腔衛生指導が重要であり、治療計画においてもこれらの要素を考慮する必要がある。

関連用語・類義語との違い

エリテマトーデスに関連する用語として、全身性紅斑性狼瘡(SLE)や自己免疫疾患が挙げられる。全身性紅斑性狼瘡は、エリテマトーデスの正式名称であり、同義語として使用されることが多い。一方、自己免疫疾患は、エリテマトーデスを含む広範な疾患群を指し、他にも関節リウマチや多発性硬化症などが含まれる。これらの疾患は、免疫系の異常によって引き起こされるが、症状や影響を受ける臓器は異なるため、正確な診断と治療が必要である。

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