歯科用語集
2025年10月28日

エピネフリン

「エピネフリン」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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定義・語源

エピネフリンは、アドレナリンとも呼ばれるホルモンおよび神経伝達物質である。主に副腎髄質から分泌され、ストレス応答や代謝調節に関与する。語源は、ギリシャ語の「epi(上)」と「nephros(腎臓)」に由来し、腎臓の上に位置する副腎から分泌されることを示している。歯科領域では、局所麻酔薬に添加され、血管収縮作用を持つため、出血を抑制し、麻酔効果を持続させる役割を果たす。エピネフリンの使用は、特に外科的処置や抜歯時に重要である。


臨床における位置づけ・判断基準

臨床においてエピネフリンは、局所麻酔薬と併用されることが多い。これにより、麻酔の持続時間が延長され、出血を抑えることが可能となる。使用に際しては、患者の健康状態やアレルギー歴を考慮する必要がある。特に、心疾患や高血圧のある患者には慎重に使用すべきであり、適切な投与量を守ることが重要である。また、エピネフリンの過剰投与は、心拍数の増加や不整脈を引き起こす可能性があるため、臨床判断が求められる。

関連用語・類義語との違い

エピネフリンの関連用語には、アドレナリン、ノルエピネフリン、局所麻酔薬がある。アドレナリンはエピネフリンの別名であり、同じ物質を指す。一方、ノルエピネフリンは、エピネフリンの前駆体であり、主に神経伝達物質として機能する。局所麻酔薬は、エピネフリンと併用されることでその効果を高めるが、単独では麻酔効果を持たない。これらの用語の違いを理解することで、エピネフリンの臨床的な役割をより明確に把握することができる。

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